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Last Days Of April / Ascend To The Stars (LP)
¥3,200
スウェーデン・ストックホルムのインディーエモバンドが2002年にBad Taste Records よりリリースした4thアルバムをLa Agonía De Vivir が2019年にリイシュー。2nd以降インディーロックの要素を色濃くしてきた彼らのサウンドですが今作も多彩なアプローチとクオリティで彼らのミュージシャンシップを遺憾なく発揮している内容です。純粋な「エモ」としての音楽性は無くなったように思えますがエモをバックグラウンドとして珠玉のメロディは健在で、やはり切なく美しい。音がよりシンプルになり、よりくっきりと浮き出てきた滑らかなメロディはこれまでのどの作品よりも優しく包み込んでくれるようなロマンチックな内容になっています。
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MARMOL / DECLARACTION TOTAL DE GUERRA (LP)
¥2,500
SOLD OUT
スペイン・ビルバオのパンクバンドが2021年にリリースした1stアルバム。Nothing To Harvest Records、La Agonia De Vivirをはじめ9レーベルによる共同リリース。3ピースの最小限の楽器で創造される音圧とは対極にあるようなソリッドで研ぎ澄まされた強靭さ。一聴するだけで体感温度が一気にさがるようなコールドなギターにシンプルかつストイックとも言えるリズム隊、熱く涙腺を刺激するような哀愁ボーカルが加わることで一気に燃え上がります。ヨーロッパの燻んだ寒空が目に浮かんでくるメランコリックな楽曲はスウェーデンのMASSHYSTERIやフランスのLITOVSK、KRONSTADT等のポストパンク影響下のパンクと共鳴しているのを強く感じる音楽性です。この手のパンクに欠かせない重要な要素であるギターワークはサッドなメロディアスさを全面に出しつつドラマチックに持っていくスタイルで満点の内容ではないでしょうか。ボーカルもここぞのところでしっかりと沸点に持っていくエモーショナルさとストレートなキャッチーさがシリアスになり過ぎない絶妙なバランスを作り上げていると思います。
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As Friends Rust / Greatest Hits? (LP)
¥2,900
SOLD OUT
フロリダ・ゲインズビルのエモ/ハードコアバンドが残した過去作をまとめた編集盤。Morning Again、Shai Hulud、Cultureといった伝説級のフロリダニュースクールハードコアのボーカルだったDamienがボーカル。タフさもほんのり感じさせつつも90年代のニュースクールやストレイトエッジハードコアが内包していたエモーショナルな部分をより顕著に剥き出しにしたようなサウンド。ミドルテンポ主体でフロリダらしさとも言えるメロディアスさとドラマチックな要素が新たなエモ/ハードコアとして作り上げられています。曲によってはMTV感溢れるどキャッチーな部分であったり臭めの単音フレーズがあったりするのはフロリダの土地に染み込んでいる(と勝手に思っている)メタルの血がハードコア、そしてエモやメロディックとしても流れているのだな、と感じます。ニュージャージーでTurning PointがLifetimeなどにつながったとしたならフロリダニュースクールから生まれたのがAs Friends Rustなのかなと思います。解散と再結成を何度か繰り返しており在籍したメンバーの数も多いですが、その中にDashboard ConfessionalのOlminoやRooseveltのTimothy、Hot Water MusicのJasonなども在籍していたことがあり、フロリダのハードコアシーンやエモシーンの深いつながりなども見えてくる音楽史としても掘れば掘るほど面白いバンドです。
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Wild Animals / The Hoax (LP)
¥2,500
SOLD OUT
スペイン・バルセロナのメロディックバンドの2018年リリースの2ndアルバム。 前作の1stアルバムより疾走感はやや抑えられつつも、楽曲はかっちりとパワフルな輪郭を持ち、メロディックパンクにオルタナティブロックの要素がより入ってきています。ファズ全開なところはDinosaur Jr、Superchunkなんかを彷彿とさせて痛快ですね。持ち前の男女混声のグッドメロディはさらに磨きがかかり切なさが胸につき刺さります。全編通して捨て曲無しですが特に"All Friends Are Far Away"はミドルテンポながら彼らの魅了が全て詰まっている曲になっています。
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ANORAK! / st (CD)
¥2,000
SOLD OUT
東京のエモバンドがリリースした1stアルバム。トウィンクルで蒼さ溢れるメロディ、音源から確実に伝わるパッション。フレーズの一つ一つや歌のメロディに暖かさと、時に燃えんばかりの熱が込められています。Algernonの幻影を追い抜いて来た正当派のエモリヴァイバルであり、奥底から自然と滲み出て来る悲しさみたいなものがトウィンクルにたしかに乗っていると思いました。曲としての完成度は勿論、特にギターはテクニカル云々じゃない、マスじゃないピュアなフレーズとしての良さが詰まっています。malegoatやfallsなどの西東京からINTO IT.OVER IT.やSignal Midwest辺りまでも彷彿とさせつつも、ただのフォロワーじゃなくしっかり最新型。 全曲東京の地名が拝された曲名は情景と記憶が流れ込んでくるようで、自分も東京いた時の中央線、井の頭線など思い出しエモーショナルな感じになりました。全曲すぐに過ぎ去ってしまう、青春の最期のような、電車から過ぎ去って行く駅を見るような感覚で一枚通して素敵な作品です。
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ACADEMY FIGHT SONG / IT'S MY LIFE (casette)
¥1,000
SOLD OUT
福岡のオルタナティブロック・ポストハードコアバンドがリリースした3rd EP。リリースは引き続きカルトレーベルkültti kasettiから。かなりのハイペースで今年リリースを続けている彼らですが、メロディ、ソングライティング、そして圧倒的な熱量が詰め込まれた現時点での集大成といえる内容。何かの終わりと始まりを期待させるような哀愁と希望が入り混じる文句なしのタイトルトラック"It's My Life"から幕を開ける今作。Husker DuのNew Day Rising期を彷彿とさせるアンダーグラウンドのパンクやポストハードコアからオーバーグラウンドへの過渡期、グッドミュージックを追い求めた先の景色が広がっています。メジャー感が漂いつつもSUGAR一歩手前とでも言うような絶妙の塩梅をあくまで日本詩で作るのは今彼らしかできないのではないでしょうか。続く"Under Taker"では不穏でどこかロマンチックさが漂うようなINSTRUMENTALの劇中で流れても全く違和感がないFUGAZIへの愛を奏でつつ、なだれ込むように"Makotoshi"へ。ヒリヒリするようなポストハードコアを文字通り叩きつけるようなリフに乗せていて、その中で荒々しくも浮かび上がってくるメロディに感情を揺さぶられ、思わず歌い出してしまうエモーショナルソング。そして、ラストはDinosaur Jr.のLost All DayやJAWBREAKERのAccident Proneといった曲のような悲しみ・切なさを大きな優しさが包み込んでくれるような"Nansei"。運転中にふとラジオから流れてきそうな親しみやすい柔らかなメロディと圧倒的な力強い音、歌っているかのようなメロディのギターソロがファズに乗って響き渡り幕を閉じます。今年カセットでリリースされた作品を3部作として捉えるなら物語を締めくくるにこれ以上ないエンディングだと思います。
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Far Apart RECORDS "OWL" (T-SHIRTS)
¥2,800
バックプリントオンリー。ボディはUnited Athleの5508-01のホワイト。幅と袖が少し長めで着丈はやや短めの現代的なシルエットです。サイズ表は画像3枚目にあります。シャツのみ注文される方で2枚以上注文される場合はレターパックライトが使えない(入らない)のでレターパックプラスかそれ以外の発送方法を選択下さい。
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Far Apart RECORDS "OWL" (LONG-T)
¥3,500
バックプリントオンリー。ボディはPrintstarの110-CLLです。サイズ表は画像3枚目を参照ください。 ※シャツのみご注文される方で2枚以上注文される場合はレターパックライトが使えない(入らない)のでレターパックプラスかそれ以外の発送方法を選択下さい。
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YOUR PEST BAND / REFLECTING BOARD (LP))
¥3,100
SOLD OUT
東京のガレージパンクバンドが2021年にデジタルでリリースされたニューアルバムが今年2022年に晴れてLPでリリース。リリースは東海岸のグレートパンクレーベルDead Brokeより。ガレージのラフさと時にクラクラするようなサイケ感、アメリカの土煙りが漂うようなブルージーさ、パワーポップのような甘く切ないムーディなメロディとパンクに留まらない音楽性。これまでの作品と比べるとよりストレートで土くさいロックとパンクのエネルギーをダイレクトに感じられる、かついつまでも耳に残り続けるような普遍性を獲得した内容だと思います。その根底にあるのはWipersやThe Stranglers、Rolling Stonesまで彷彿とさせてくれる純粋なグッドミュージックへのバックグラウンドの深さとそこに裏打ちされているポップセンス。“Strange Rings”はXTCのようなパワーポップの普遍性と魅力が凝縮されて素晴らしい名曲で彼らの卓越したソングライティングに驚かされます。なかなかこんな曲出てこないです。10年代前半のDirtcult系のガレージパンク群からか一歩も二歩も次のステージに進んだことを感じさせてくれる傑作なんではないでしょうか。ツアーにより作り込まれてきたライブもバチバチですので是非。
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Engines / Every Cell (12")
¥2,500
シカゴのインディロック/エモバンドが2019年にリリースした6曲入り12インチEP。Middle-Man Records、Forge Again Records、Killer Tofu Records など5レーベル共同リリース。盤色はイエロー。美しいアルペジオと時にメロディアスでアグレッシブなバンドアンサンブル、そして伸びやかで透き通るようなボーカルがエモーショナルに響くエモ。質感としてはSamuelやBeta Minuse Mechanicなどのややメロディアスかつロックの要素が入り込んできたエモに近いと思いますがボーカルのEmilyの歌唱力と力強さが一歩上のステージに押し上げているように感じます。軽快さと壮大さ、染み込んだ悲しいメロディが心を打ちます。ちなみにメンバーにStillwellのJustinがギターで参加しているみたいで驚きました。エモとロックの狭間という感じですが過去からの文脈が確かにあって信頼できる内容になっています。
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JAWBREAKER / ETC.(2LP)
¥3,900
SOLD OUT
JAWBREAKERが活動の中でリリースしてきたシングルのBサイド、スプリット、コンピ、カバー、デモ、アウトテイクなどを網羅した全20曲、2LPの編集盤。Black Ballよりリリース。ただの熱心なマニア向けの編集盤では決してない、アルバムでは聴けなかったJAWBREAKERの魅力が余すことなく詰まった内容。荒さがありつつも珠玉のメロディに歓喜させられる初期の名曲"Split"やコンピThe Mission District収録の彼らの涙涙の代表曲"Kiss The Botlle"、3rdアルバムの24 HOUR REVENGE THERAPY には収録されなかったのが不思議なキャッチーで切ないメロディのFirst Stepなど彼らのファン以外にも聴いてほしい曲しか収録されていないです。曲の並びは年代順になっており、アルバムとは別視点から彼らのソングライティングの変化と進化を体感することができます。SSTのパンクにのめり込んでいたという初期のグッドメロディなパンクから“Freinds Back East”ではパンクとしての成熟、最後の"Sister"やFreindly Fire"になると壮大で深みのあるパンクからの脱却とも言える集大成を見せており、その後のJets To Brazilへのつながりも感じられます(最後はほぼBlakeのワンマンぽいので当然かもですが...)。そして、最後に解散前に録った"BOXCAR"のリテイクが収録されており、今作だけで彼らの歴史を追体験できるようです。バンドのトラックごとの解説と歌詞はAaron Cometbusによる提供というところにイーストベイパンクの愛を感じます。
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WETNAP / gnarled (LP)
¥2,860
SOLD OUT
2018年結成の東京の3ピースメロディックバンドが2022年にDEBAUCH MOODよりリリースした1stアルバム。針を落とすとひたすらにうるさく悲しい、どこを切り取っても胸をえぐられる。間違いなく待ち望んでいたグッドミュージックです。圧倒的熱量を持って極限まで削り、無骨に形作られた楽曲と決して媚びない美しいメロディは私たちのものであると確信させられます。メロディックともレボリューションサマー影響下のポストハードコアとも形容できる、そしてどちらでもないハードコア、メロディック、エモ、オルタナと全てが地続きだったあの頃の危うく得体の知れない空気感が瑞々しく再び現在につくられています。Dinosaur Jr.の"You're Living All Over Me"やJAWBREAKERの“Bivouac"などにある、ジャンルを形容できるようでできない「何か」を強く感じつつ、One Last WishやRites of SpringなどのDischord群、その他80'sから90's問わず全米各地の地下で蠢いていたSquirrel BaitやNew Sweet Breathといったメロディックパンクなど、誰しもが自分のフェイバリットに思いを馳せてしまう多様なバックグラウンドがより彼らの形容し難い音楽性に拍車をかけているように思います。ハードコアからエモやメロディックへ試行錯誤しながら変遷していった過渡期をリアルタイムで聴かせられているような感覚は唯一無二。また、今作は全曲一発録りでライブで放出されるマグマのようなパッションと冷たい緊張感がそもまま詰め込まれており、どこまでもリアルで生々しいです。アルバム名である“gnarled“は節くれだった、ゴツゴツしたというような意味があるようで、今作の楽曲はザラつき曲がりくねった美学が体現された、2022年のパンクアルバムだと思います。
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overo / st (LP)
¥2,800
SOLD OUT
football,etcとPerfect Futureのメンバーを擁する米ヒューストンのエモ・スクリーモバンドが2019年にリリースした1stアルバム。Middle-Man Records、Strictly No Capital Lettersをはじめ5レーベルによる共同リリース。Lindsayの伸びやかで張りのあるボーカルとBrendanの激しくも悲しいピュアなスクリーム、内省さと凶暴さが爆発する楽曲が感情を抉ぐる全9曲。Rainer MariaからFuneral Dinerまでが巧みに交差する90年後半と00年代初頭へのロマンを感じさせつつもしっかりと現行の音楽。Twinkleさやブラックメタル方向のアプローチが目立つ近年のエモやスクリーモにおいて、今作のピュアな内容にはかなり食らうはずです。"Summer Wheat"のコード感と疾走感はSTONEHENGEのバンドにも通じていると思います。10年代のエモ・スクリーモシーンの最後に今作が出たというのもめちゃくちゃ面白いです。
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OVERO / WAITING FOR THE END TO BEGIN (LP)
¥2,900
SOLD OUT
テキサス・ヒューストンのエモーティヴハードコアバンドが2022年4月にリリースした2ndアルバム。Middle-man Records、Pundonor Records、strictly no capital letters、zilpzalp recordsによる共同リリース。タイプの違う2人のボーカルが作り出す青漆な力強さと溢れ出る感情のコントラストが美しい現行エモーティヴハードコアの最高峰。激しくうねる楽曲の中を刺すように、時に美麗なアルペジオの中で染み込むように歌うLindsayの伸びやかで張りのあるボーカルとBrendanの痛々しいエモーショナルが伝わるなピュアなスクリーム。サッドさ満載のパートやギア全開の激アツ疾走パート、彼らのドラマチックな曲の展開に完璧にそれらがフィットしていて曲毎、作品を通して聴き終わった後にカタルシスを感じます。また今作はストリングスやシンセサイザー、ホーンなどの楽器の使用をした曲の幅が広がった変化が目につきますが、過去作と比べてもアルペジオがより多彩になったなと思います。これまでのRainer Maria、Football.etc系のサッドで美しいアルペジオに加えて"Never"や"Body"ではKolyaからarkless などに通じる煌びやかでどこか無機質なアルペジオの存在感があります。90年代のSplit LipやSarin、Stonehengeのバンドとも違う、2010年代のエモやスクリーモなどを経て完成されていっている現在進行形のエモーティヴハードコアだと強く感じる作品です。
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overo & asthenia / split (7")
¥850
SOLD OUT
東京と米ヒューストンのemoバンド、2020年リリースのスプリット7インチ。 両バンド共に現在世界中でほぼ絶滅危惧種となっているピュアな90's emo/screamoスタイルのバンド。サウンドの違いはありますが、それぞれが本来emoやscreamoが持っていたサッドさやハードコア通過後のパワフルなエモーショナルさが体現されていています。現在のメインストリームから離れた地下から再びエモに火をつける内容。
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THE HEADLINERS / Self Love Affair (LP)
¥2,500
フランス・ナントのパンクバンドが2016年にリリースした2ndアルバム。同じくフランス・ナントのフレンチOiレーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)よりリリース。熱く、渋く、キャッチー。汗と唾が飛び、一度聴けば一緒にシンガロングせずにはいられない。THE JAMやCOCK SPARRERなどが思い浮かぶ、Oi!や70's〜80'sのPUNKが根底にありながらもModやPowerpopなど多種多様なPUNKミュージックの良いところを凝縮させたようなサウンド。熱苦しくもメロディは結構甘かったりしてそのギャップも堪らないです。PUNKという音楽の普遍性が伝播するような、おそらくこの手のジャンルに足が向かなかった人にも刺さるオールウェイズなグッドミュージックです。
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UNBROKEN / LIFE. LOVE. REGRET. (LP)
¥3,500
SOLD OUT
西海岸のハードコアにおいて特異点にして金字塔と言える1994年にNew Ageからリリースした2ndアルバムをIndecision Recordsがリイシュー。ダークでドラマチックなサウンドと全てを燃やすようなパッションがこちらの血管を瞬時に沸騰させる圧倒的なハードコア。ギターのEricのいたSTRUGGLEぽさを感じられますがよりメタルやスラッシュのニュアンスがより強調されており、語弊がありそうですが曲展開からリフまでかなりキャッチーな仕上がりになっています。各楽器単位で聴いてもめちゃくちゃ楽しいです。過剰なドロップダウンチューニングに頼らない地鳴りの様なヘヴィさとアルバムを通しで聴いても飽きさせない引き出しの多彩さからは彼らの音楽的インテリジェンスが垣間見えます。この時期のNew AgeのMouthpieceやMean Seasonなどのダークなハードコアとの共通項はありつつも、一線を画すようなスタイリッシュさがあります。これだけクラシックとして語られていますが後続を今尚寄せ付けない圧倒的な作品だと思います。
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DESPERATE ACTS / STATE SECRETS (LP)
¥3,200
SOLD OUT
ミネアポリスのメロディックバンドが2022年にSBAM Recordsよりリリースした1stアルバム。メロディック最盛期の「あの頃」の貫禄が漂う哀愁全開の熱いメロディック ・パンク。哀愁溢れるメロディと絡み合う2本のギター、ドライブする楽曲、時に見せる骨太なリフと展開はSamiamからHot Water Musicなど彷彿とさせるサウンドですが、Porter HallやPezzなど90‘s後半のJAWBREAKERなどに影響を受けたメロディックの雰囲気を特に感じます。UKなどのヨーロッパとは違ったアメリカの湿ったサッドな質感のバンドは永らくいなかったように思えますが、Holding On、Comeback Kidなどの往年のハードコアバンドの元メンバーが在籍ということで、音楽性は違いますが彼らがリスナーとしてもバンドを通してもリアルタイムで経験してきた音楽が落としてこまれている為、自然にこのサウンドが作られているように思えます。国内外あまり話題にはなっていないようですが、埋もれさせるには惜しい間違いないグッドメロディックバンドです。
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LUNGFISH / SOUND IN TIME (LP)
¥2,700
ボルチモアのポストハードコアバンドが1996年にDischordよりリリースした4thアルバムのリプレス盤。荒涼とした孤独と哀愁が音像として伝わってくるような不穏でグルーヴィーな骨太ポストハードコア。グランジの要素も感じさせるヘヴィーでダイナミックなリフがミニマルに展開されていく。“Jonah"で見られるトランペットの要素など含めてHooverに近い印象です。JUNE OF 44のSean Meadowsがベースで参加していることもあり今作もポストハードコアからシカゴ音響派へと繋がる一枚なのかなと思わされます。切なさというには荒々しく無骨な感情が染み渡る作品。
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JAWBOX / st (LP)
¥2,700
SOLD OUT
名匠J.Robbins率いるD.Cポストハードコアバンドが1996年にアトランティックの子会社TAGからリリースした4thアルバムをDeSotoがリイシュー。アンダーグラウンドとオーバーグラウンドが入り混じるラスト作。メジャー傘下のレーベルからのリリースということでサウンドプロダクションとしても楽曲としても分かりやすい部分が増えていますが彼らの持つ実験性と緊張感が詰まった音楽性をより大きなステージで実践した作品と言えると思います。90‘sのグランジ群からD.C、SSTまでフラッシュバックする途方もなくアメリカの深さを感じるサウンドです。メロディの洗練のされ方、ツボを抑え尽くしたギターの絡みと計算され尽くされたバンドアンサンブルはタイプは違いますがJAWBREAKERのDear Youと並び立つような内容となっているのではないでしょうか。
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MARGINAL MAN / IDENTITY (LP)
¥2,600
D.Cのハードコアバンドが1984年にDISCHORDからリリースした1stアルバムのリプレス盤。Revolution Summer前夜とも言えるエモーショナルハードコア。この時期のアメリカンハードコアには珍しい、いち早く2本のギターをフューチャーしたバンドの一つでもあります。2本のギターの絡みはハードロック的なメロディアスさがありアメリカンハードコアの軽快さと組み合わさることによりDAG NASTYとはまた少し違ったプリミティブなドラマチック性を獲得したサウンド。"Friend"はTRUSTYのようなキャッチーさがあったりその後のDISCHORDのサウンドを予見するようなアプローチがたくさんあります。ハードコアからポストハードコア・エモーショナルハードコアへの過渡期を象徴する、埋もれさせるにはあまりに惜しい作品です。
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FUGAZI / st (12")
¥2,700
SOLD OUT
D.Cのポストハードコアバンドが初めて生み落とした、1988年にDISCHORDよりリリースした7曲入り12“EP。アメリカンハードコアの速さと暴力性をグルーヴと知性に変えて表現したポストハードコアの口火を切った作品。冷たいリフ、ミニマルかつグルーヴィなリズム隊、ギリギリの緊張感が爆発するカタルシスはやはり音楽の新たな扉を開けたと言える音楽性だと思います。また、当時のU.Sハードコアシーンで常態化していた暴力行為や問題点、それに対しサウンド以外のバンドのアクションとして行動していった部分(暴力行為・モッシュ禁止、反性差別、反キャピタリズム、等々書き切れないです)も彼らのインテリジェンスを感じさせると共に、後続のバンドへの影響は計り知れないポイントです。分かりやすいサウンドやメッセージが必ずしもイコールで良い音楽ではないと気づかせてくれる、実験的かつ異質な衝撃の全てが私達の胸に残り続ける生々しい作品。
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HOOVER / The Lurid Traversal Of Route 7 (LP)
¥2,700
SOLD OUT
1994年にDISCHORDよりリリースされた1stアルバム。全編に渡り異様な緊張感と不穏さが覆うポストハードコアサウンド。緻密なリフと複雑で重厚なリズムは冷たくも燃え上がっている。そして、それを通り越した美しさを感じます。実験的という言葉は彼らのためにあるようで、様々なアイデアでハードコアを解体し新しいサウンドとして構築しようと試みています。メンバーは後にJune of 44、ABILENE等シカゴ音響派とも共通要素のあるサウンドを突き詰めていく。分かりやすいものがイコールで良いものではない。それを肌感覚で教えてくれる作品です。
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CLAIMED CHOICE / WE WON'T GIVE IN (LP)
¥2,500
フランス・リヨンのパンクバンドが2021年のdemoに収録の4曲と新たに録音された4曲を収録した2022年リリースの1stアルバム。フランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)より。昨今のポストパンクの影響が大きいフランスのモダンパンクなどとはまた違う、もっと泥臭く根底にロックやブルージーさを感じさせるパンクロック。フランスパンクのレジェンドCAMERA SILENSのような熱さとSLADEのようなグラムロックやロックンロールのドライブ感が混ざり合った、パンクの様式美でありマナーに忠実に則ったサウンドと言えます。それはでかいステージのロックスターのようなものではなく、タバコの煙が漂い、アルコールが飛び散るライブハウスやパブなどのローカルと労働者へ向けた音楽です。
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