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Academy Fight Song / Early Days (CD)
¥1,500
SOLD OUT
RUMTAG、タイガンなど様々なバンドでで活動しているeiji morodomiとStrange Over The Sun、Centerhitsなどで活動していたgivegiveとkabacにより2021年に福岡にて結成。2022-2023でリリースされ完売していた3本のカセットテープをまとめ新曲を追加したCDがKültti kasettiよりリリース。巨大な音像のギター、緊張感とうねりを生み出すベース、動物的と言って良いドラムが全てを躍動させ、刺すようなボーカルと沁み入るボーカルが対になり作り出す圧倒的な存在感。ハードコアやポストハードコアを通過した上でのギターロック、オルタナティブロック。D.Cの実験性からサンディエゴの狂った質感、いくらでも難解になるところをHusker Duの歌ごころが熱さと哀愁の境地へ連れて行ってくれます。また、エッジの聴いたリフと曲として普遍的な良さを持つ部分が両立しているのはJAWBOX、Burning AirlineでありJ. Robbinsの遺伝子も感じるところです。合間に挟まれるゆったりとした「KANATA」「NANSEI」は暖かな印象でポップスとして通用するようなキャッチーで柔らかなメロディを自然に歌っていています。凝り固まった肩肘を一気に解きほぐしてくれるような普遍的な良さに溢れ、少しスケールの大きさを感じさせながらもあくまでAcademy Fight Songの曲。ここに彼らのソングライティングの真髄があるように思えます。パンクとハードコア、ポストハードコア、ポストパンク、グランジ、80年代にあったぼんやりとあったはずのオルタナティブを今、新たに作り始めている彼らのこの1年が余すことなく詰まった作品です。
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The CORPSE & The Shrikes / Split ( cassette)
¥1,000
The shrikesは先日センセーショナルなデビューを果たした正統派EMOメロディックパンクバンド。メンバー様々なバックグラウンドから織りなす、経験豊富でありながらピュアといった逆説的バンドで恐らく自虐カルトに留まらない全世界へ解き放つ全方位型アンサーメロディックバンド。 かたやthe corpseは大分の3ピースガレージメロディックバンド。このスプリット収録2曲は爽やかなポップンロールでこれが絶妙に小気味良い。いぶし銀。冥利に尽きるばかりか新たな出会いとして音楽の奥深さを再認識させていただいた。このジャンルに当方が明るくない点が申し訳ないのだが、ネオモッズにはないメロディック目線でのガレージは非常に業が深い。一曲はheatwaveが元ネタな気もしますがスーツで決め込むタイプのアプローチとは畑違いで、ファッションパンクへのアンチテーゼも含めてとにかくガレージの哀愁漂うキラーチューン。 互いにない部分、音楽性をリスペクトし合うことで相乗されたメロディライン。普遍的でありながら違和感なく現代に解き放たれる。いわばNo ideaの中期計画を担うナンバリングのような。もちろん最たる賛辞の意を込めて。 text crucifive ten DLコード付きです https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/the-corpse-the-shrikes-split-2
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Wet Machines / I've Got Nothing For This World (cassette)
¥1,000
SOLD OUT
"静と動、コントラストの美しさ" 華やかでド派手な1stとはうってかわり、2ndは徳島のヤシの木から滴る雨の雫のような趣。どこか人々の感情を揺らすような気品、気高さ。それは火酒を舐めながら読み耽る純文学のように淡く切ない。 憶測を駆り立てるのはやはりグラムやサイケデリック、サザンロックやソフトロックの土臭さ。戸惑いを隠せないまま衝撃は連鎖し続ける。酔狂なまでに堕落して憔悴する日々の中、強烈な個性の集合知が育まれた。その先にアダルトかつコンテンポラリーに満ち溢れた没入世界への扉が開かれる。加えてSladeのようなキーボードとユニゾンギターがひたすら哀愁を醸し出す。あくまで孤高のスタイルを貫き通した。 パンクの音楽性を敢えて抜くっていうのが彼等ならではのパンクアティトュードで事実説得力しかない楽曲群。変わっているようで何も変わっていないオルタナティブチェンジ。そういったかまし方。充実感。神は細部に宿ると改めて認識した。 text crucifive ten DL code付きです https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/ive-got-nothing-for-this-world-2
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Wet Machines / Republic Wellness (cassette)
¥1,000
徳島のWet Machinesの4曲入りEPが福岡のkültti kasettiよりリリース。your pest band、what-a-night's、silverwigs、messといった徳島パンク・メロディックのオールスターともいえる盤石のメンバー構成から繰り出される珠玉のグッドミュージック。パンクのパワフルさは勿論、ガレージのザラザラ感やパワーポップの甘さ、グラムロックの妖しさ、泣きのハードロックギターが最高の形で結びついています。爽快さと哀愁、熱くありながらも時折クラクラするようなサイケ要素のあるボーカルもめちゃくちゃハマっていて不意打ちを食らったような衝撃と高揚感を覚えます。80'sミュージックへの再挑戦ともいえる音楽性は現行のSheer MagやRomeroなどといったバンドともシンパシーを覚える、かつてのオーバーグラウンドミュージックの持っていた多様性と深み、時代も場所も超えて聴き継がれていくような普遍性を持った音楽だと思います。ロックやパンクの奥深いところにある土臭いアメリカンミュージックの匂いをはっきりと感じとることができる空気感を徳島という土地から見事に作り上げている快作。過去作品も含めて是非体感してください。 https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/republic-wellness
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ACADEMY FIGHT SONG / -KANATA- (casette)
¥1,000
SOLD OUT
今年3月に鮮烈な衝撃を与えた1st EPをリリースしたばかりの福岡オルタナティブロックバンドの2nd EP。Bandcampダウンロードコード付き。リリースは引き続きカルトレーベルkültti kasettiから。ザラつく圧倒的な音像。SST、D.C、DeSoto、札幌、福岡、何層にも重なったメンバーそれぞれの音楽的背景が入り混じり、現代の音楽としてリビルドされています。前作と比べると重厚で深みのある曲が増えた印象で、The Clashを飛び越してBurning AirlinesへのAFS流の回答であり、屈折した爽快さが渦巻く“ITOSHIMA CALLING"、中期以降のDinosaur Jr.やHUSKER DUといったささくれだったパンクやハードコアを一周したバンドと同じ乾いた哀愁を感じる"KANATA "。ポップスにはどうしても出せないほんの一握りのウェットさがひたすらに優しく響きます。うねるとベースとプリミティブなドラム、かき鳴らすギターが攻撃力高めの"断捨離 NIGHT DAYS"、バンド名の由来となったMission of Burmの“ACADEMY FIGHT SONG“のスタジオカヴァーテイク収録と今作も隙のない全4曲。Dinosaur Jr.ばりの巨大な音とすっと胸に染み込んで残り続けるような日本語詩は肩の力をそっと解きほぐされる暖かさがあり、今作もやはり普遍的です。付け加えるなら彼らのライブにハズレは存在しないのでをライブでその音を是非体験して下さい。
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MIDSENTENCE / 2 SONGS SINGLE (casette)
¥600
SOLD OUT
フロリダの新鋭メロディックパンクバンドとしてリリースされていてもおかしくないFar East End からのアンサーバンド。掛け合いのツインボーカルが痛快かつ胸焦がれること間違いない。爽やかな疾走感のある楽曲が中心で小気味良い。そんな中でも裏付けされるのはJAWBREAKERやスウェーデンメロディック、jade tree、Dinosaur jrなどのギターロック、revolution summerなど総じてあらゆる"メロディック"の成分であり、抽出しながら引き算もしっかりとされた構成。まだサウンドプロダクションこそ荒削りではあるが、ありあまるピュアさで今後も切なさに浸るサウンドを追求してほしい。(text/ Crucifive ten)
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ACADEMY FIGHT SONG / RIVER (cassette)
¥1,000
SOLD OUT
2021年福岡で結成のロックバンドがリリースした1st EP。Bandcampダウンロードコード付き。リリースは謎のカルトレーベルkültti kasettiから。とんでもないバンドが福岡から出て来ました。尖っていながらも全身を音圧で包まれるようなギター、ソリッドにうねるベース、野生的とも言えるドラム、タイプの違うフロント2人のボーカルと完璧なバランス。DISCHORDとSSTのサウンドをよりオルタナティブな解釈で現代に再構築したサウンド。JAWBOXやHusker Du、Dinosaur Jr.などに感じる激しさとどこか滲む哀愁、エモというには無骨でザラザラとしたエモーショナルが胸に沁みる。彼らのおそらくルーツである音楽と同様に(グッドミュージックはどのジャンルでもそうあると思いますが)時代や場所に左右されない普遍性という強い力を備えた内容です。 歌ごころ満載の日本語詩のボーカルは90年代のeastern youth、bloodthirsty butchersなどをはじめとするジャパニーズエモの血を脈々と感じることができます。個人的に日本語詩はハマるものとハマらないものの振り幅がとても大きいと思うのですが、彼らの音楽は日本語詩だから出せる哀愁や暖かみが余すとこなく出ていると思います。2022年の今、過去現在を固くつなぎながらも懐古主義を打ち砕く新しさとエネルギーが詰まった作品。
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dryacid / 4 SONGS + 3 MORE (casette)
¥800
SOLD OUT
Fukuoka Cult Skinhead。2020年にリリースされたEP"4 SONG"に未収録3曲のライブテイク、対訳付き歌詞カードを加えた内容。リマスタリングも行って音質も良くなっています。NEW WAVE OF BRITISH HARDCOREがTHE CHISELやCHUBBY AND THE GANGへと終着していくと同時期に現れた彼ら。NWOBHの文脈など存在しなかったここ日本の片隅でひたすらに先鋭化していったジャパニーズワーキングクラスが生み出したOi!/Punk。熱くピュアなサウンドながらもポストパンクの影響を匂わせる、どこかアーバンさやダークな部分はフランスのOi!などにある洗練されたものを感じさせる。労働、フットボール、システムへの反抗、彼らの音楽は先人たちと同様に生活と地続きだ。停滞した地方都市からYOUNG HAWKS ARMYをマーチンでストンプする全7曲。
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