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ONE LAST WISH / 1986 (LP)
¥3,300
SOLD OUT
レボリューションサマーの到達点にして原点。D.Cの若者達による蒼くきらめく永遠のマスターピース。RITES OF SPRINGとEMBRACEのメンバーによって1986年に半年間だけ活動したエモーショナルハードコアバンドが残した唯一の単独音源。プロデュースしたイアンマッケイとメンバーそれぞれが経験したバンドから蓄積されたハードコアをいかにエモーショナルに進化させるか、ということが完全に結実した内容です。メロディアスなギターとベース(ベースラインは"Loss Like a Seed"、"Shadow"など聴くと特に重要な役割を果たしていると思います)、多彩なドラム展開。DAGNASTYがハードロック要素を大きく取り入れたのに対して、彼らはポストパンクを始めより様々な音楽的バックグラウンドを持ってこのサウンドを作り上げているように思えます。メランコリックな「エモ」ではない熱いエモーショナルがほとばしる
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On The Might of Princes / Sirens (LP)
¥4,000
ロングアイランドのエモバンドの2003年にCDでRevelationからリリースされていた3rdアルバムを2023年Dead Brokeが初めてレコードでリイシュー。オリジナルのレコーディングエンジニアによるリミックス・リマスターがされています。冷たい狂気と怒り、悲しみが渦巻くエモ・ポストハードコア。複雑に、時に不協和音を出しながらもどこか心地よく絡み合う2本のギター、前作に続きジャンルに囚われないリズムパターンはよりダイナミックなものになっています。歌われるメロディはよりメロディアスかつストレートなものへ。今作はCave In、Isisなどで知られる、ボストンのNew Alliance Studioでレコーディングされたということも関係しているのかサウンドプロダクション、アレンジ面でも明らかに前作から数段先のステージに到達したクオリティであり、ほのかにエクストリームなヘヴィミュージックの雰囲気も漂います。静と動が入り乱れるカオスでありながらもしっかりとドラマチックに涙腺を刺激する楽曲はこれが彼らのラスト作となったことを考えると尚更儚いものに聴こえます。
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BURIAL ETIQUETTE & UNDERMARK / Post Marked Stamps #1 (CD)
¥880
カナダと名古屋が邂逅するエモ・ハードコアSplit。リリースは再始動したSoul Ameria Recordsより。カナダBURIAL ETIQUETTEは透き通るメロディと絞り出すスクリーム、時代を超えてきたかのような未完成さがエモとして完璧。特に“Suspension In Timelapse"の疾走感溢れる前半、原理主義的な叫びを聴かせる中盤、現代的な壮大さでたたみかける後半と、90年代から懐古主義をぶち抜いた最先端。RAINER MARIAというよりはEldrich AnisetteやTeenage Love Affairのようなユーロの歴史の片隅に残された、いなたくも真に迫るエモーショナルがあると思います。 名古屋UNDERMARKは90年代の地下で蠢き燃えていた“あの“ハードコア。SPLIT LIP、SHOULDER、そしてDIGNITY FOR ALLのような熱くドラマチックなエモーティヴハードコアです。アルペジオや途中のスクリームにはモダンな激情の要素がありスタイリッシュさもあります。全編素晴らしいのですが特に"DRIFTER"の2:23~のリフからの展開はめちゃくちゃエモーティヴハードコアだと拳を握ってしまいましたし、ちゃんと現代のものとしてアップデートされていて個人的に大興奮でした。やり尽くされた90'sリヴァイバルよりも今世界的に必要なのはこの音だと思います。 両バンドのサウンドやジャケットからも感じられるのはアイデアとD.I.Y、そこから作り出される確かな実在感。それが今真新しい輝きを放っています。
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Fiddlehead / Death Is Nothing To Us (LP)
¥3,700
Have Heart、Verse、Basement等の2000年代から2010年半ばまで活躍したハードコアバンド、エモバンドを中心としたメンバーにより結成された、ポストハードコア・インディーロックバンドの2023年リリースの3rdアルバム。Run For Cover Recordsより。百戦錬磨の5人のグルーヴから生み出される、“ハードコア通過後“としか形容できない独特のうねり。エネルギッシュでありつつ彼らの過ごしてきた時間も確かに感じさせる哀愁。革新的目新しさに溢れているサウンドではないはずなのに何故こんなに瑞々しく、またエモーショナルに響くのでしょうか。前作からの完全な延長線上でありつつ、より渋い方向へ向かった気がします。このバンドの心臓と言えるドラムShawnの入魂のスネアとフロアタムさばきに燃え上がり、深みのサッドギターに胸を締め付けられ、ボーカルPatの無骨ながらもメロディアスに歌い上げるパートに涙腺を刺激されます。Dischordのバンドを想起させるようなサウンドではありますが、Fiddleheadは根底にあるセンスがモダンなバンドで、現行のインディロックとも親和性が高いです。なのでRun For Coverからリリースしてきているのも凄く納得できます。もちろんハードコアへのリスペクトと愛は今なお深く、Angel Du$t、Trapped Under IceボーカルのJusticeを迎えた"True Hardcore(Ⅱ)"で、自分達のハードコアの意味と思いを歌っています。現代におけるエモとポストハードコアの形を追求する洗練された作品。
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Fiddlehead / Death Is Nothing To Us (CD)
¥2,200
※こちらは海外盤になります。 Have Heart、Verse、Basement等の2000年代から2010年半ばまで活躍したハードコアバンド、エモバンドを中心としたメンバーにより結成された、ポストハードコア・インディーロックバンドの2023年リリースの3rdアルバム。Run For Cover Recordsより。百戦錬磨の5人のグルーヴから生み出される、“ハードコア通過後“としか形容できない独特のうねり。エネルギッシュでありつつ彼らの過ごしてきた時間も確かに感じさせる哀愁。革新的目新しさに溢れているサウンドではないはずなのに何故こんなに瑞々しく、またエモーショナルに響くのでしょうか。前作からの完全な延長線上でありつつ、より渋い方向へ向かった気がします。このバンドの心臓と言えるドラムShawnの入魂のスネアとフロアタムさばきに燃え上がり、深みのサッドギターに胸を締め付けられ、ボーカルPatの無骨ながらもメロディアスに歌い上げるパートに涙腺を刺激されます。Dischordのバンドを想起させるようなサウンドではありますが、Fiddleheadは根底にあるセンスがモダンなバンドで、現行のインディロックとも親和性が高いです。なのでRun For Coverからリリースしてきているのも凄く納得できます。もちろんハードコアへのリスペクトと愛は今なお深く、Angel Du$t、Trapped Under IceボーカルのJusticeを迎えた"True Hardcore(Ⅱ)"で、自分達のハードコアの意味と思いを歌っています。現代におけるエモとポストハードコアの形を追求する洗練された作品。
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CORIKY / st (LP)
¥2,600
Ian MacKaye (Minor Threat、Fugazi、The Evens)、 Amy Farina (The Warmers、The Evens)、Joe Lally (Fugazi、The Messthetics)というDischordの歴史そのものと言えるような3人が結成したD.Cのポストハードコアバンドの2020年にリリースした1stアルバム。Joe Lallyのベースが作り出す柔らかな不穏さとでも言うような薄くゆらゆらと漂う緊張感、Ianが影響を公言しているJimi HendrixやTed Nugentといったアーティストのネットリと張り付くようなブルースの質感、後期fugaziにあったようなムーディな不協和音、時折現れるThe Evensのような耳馴染みの良いメロディと、全てが繋がってしまう唯一無二のサウンド。ハードコア、ポストハードコア、彼らの様々な「これまで」を経てきたから今だからこそ到達できたスタイルだと思います。音数が減り空いた空間から染み出してくる練り上げられた乾いたエネルギーは円熟味、哀愁という言葉がピッタリながらも未だアイデアは尽きない、驚きと新しい発見のある一枚。
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fugazi / In on the Kill Taker (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが1993年にDischordよりリリースした3rdアルバムの2009年Silver Sonyaによるリマスター盤。Ted NiceleyとDon Zientaraによるプロデュースのもと、Inner Ear Studiosにてレコーディングという磐石の布陣で製作された今作。全編に渡りどこか殺伐としていて、鋭く切り付けられるような攻撃性を覚える作品。それぞれの楽器の一音一音、歌われる言葉とメロディの一つ一つがあまりに生々しくエネルギーに満ち溢れ躍動しています。 アルバムの幕を開ける"Facet Squared"のビリビリに張り詰めた緊張感、そこから一気に“Public Witness Program”へ雪崩こみ燃え上がる爽快感、"Smallpox Champion"の狂った不穏さからの一気に視界が開けていく恍惚感、 "Sweet and Low"の乾いたムーディさ、ポストハードコアという言葉をはみだし、書き換えていくアイデアと実験性が1曲毎に詰め込まれています。ロラパルーザ、MTV、オルタナ・グランジブーム、広義のパンクという音楽が商業主義に飲み込まれていく90年代の中で提示された、リアルでオルタナティヴなパンクミュージックと言えるのではないでしょうか。
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Q AND NOT U / NO KILL NO BEEP BEEP (LP)
¥2,700
SOLD OUT
D.Cのポストハードコアバンドが2000年にDISCHORDよりリリースした1stアルバム。FUGAZIでもなし得なかった新たなサウンド、2000年代のディスコードの新たな一歩を踏み出した作品。FUGAZIの緊張感と先進性を持ちながらも、彼らは「踊れる」という部分を突き抜けさせた。ポストハードコアの枠組みの中で存在しながらもその中で変幻自在に変化し、目の覚めるようなリフの数々とリズムで新たな発見をくれる彼らの音楽性はThe Dismemberment PlanなどにはじまるDeSotoリリースの革新性の高いバンドとも共鳴していたように感じます。アメリカンハードコアがポストパンク、ハードロック、シカゴ音響などを飲み込んできた中でR&B的と言えるダンサブルさを明確に押し出した、ポストハードコアをネクストステージに持っていた内容。
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Q and Not U / Different Damage (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが2002年にDischordよりリリースした2ndアルバム。プロデューサーにIan MacKayeとDon Zientaraを迎えInner Ear Recordsにて制作された。前作よりMatthew Borlikの脱退からトリオ編成になった今作。ドラムJohn Davisの複雑かつ軽快なリズムを土台とし、シンプルで彩り豊かなメロディが絡み合うことで生まれた異質なポップネス。前作では2本のギターの重なりで作られるカタルシスがありましたが、今作はギターが一本になり、その代わりに生まれた余白でクリアで繊細で、時に力強いアンサンブルが作り出されており、各楽器の音の広がりが増したものになっています。Dischordのポストハードコアの部分は残しながらもより多様なアイデアとアプローチがリズムでもフレーズでも曲構成でも随所に光っており今尚驚かされます。ダンサブルで実験的、ポストパンク、R&B、シカゴ音響派などを飲み込んだように思わせる、Dischordの中でも異質なサウンド。それはリズミカルという方向に振り切ったfugaziの別の未来であったようにも感じさせられます。
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JAWBOX / For Your Own Special Sweetheart (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが1994年にAtlantic Recordsよりリリースした3rdアルバムのDesotoとDischordによるリイシュー盤。ヒリヒリとした緊張感と実験性を内包し、圧倒的なダイナミズムでそれを放出したサウンド。J.ROBBINS節に磨きをかけつつDISCHORDの先を見据えた作品であり、 複雑さ、難解さを持ちながらも圧倒的に聴きやすいというロック、グランジ、ギターロック、エモと、どのジャンルへでもリーチできるように作り上げられた凄まじい作品となっています。ポップミュージックには決して収まらない音楽性でありつつも、アンダーグラウンドで構築してきたサウンドをこれまでにないスケールで表現している遊びとしてのメジャー。今作よりドラムを叩くZacharyのタイトでエネルギッシュなリズムとボトムを這うようなKimのベースが合わさり、抜けが良いクリアなサウンドでありながら、どこか湿り気のあるへばり付くような質感。その上で不穏にメロディアスに絡み合う2本のギターが作りだす巨大なウネリ、それががもたらす高揚感に酔いしれてしまいます。当時シングルでリリースされた"Savory"に収録されていたBig Boysのカヴァー“Sound On Sound“を含む3曲をボーナストラックとして収録しています。
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JAWBOX / Novelty (LP)
¥2,700
名匠J.Robbins率いるD.Cポストハードコアバンドが1992年にリリースした2ndアルバムを2014年にリイシュー。アメリカンハードコアを通過し、実験性とグルーヴ、ヒリつく緊張感と美しいメロディが爆発的なエモーショナルを生み出す。リリースから30年近くたった今聴き直しても全く色褪せないとがりまくったカッコ良さです。大枠としてのロックという音楽性で捉えた時に当時のメジャーシーンでも十分通用するクオリティであり、彼等はハードコアを通してロックを再構築したのかなとも思います。後進のバンドへの影響は計り知れない"ポストハードコア"の歴史に残り続ける作品。
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Faith / Subject to Change plus First Demo (LP)
¥2,500
D.Cのハードコアバンドが1983年にDischordよりリリースした8曲入りの2nd EPに1st Demoの11曲を加えた編集盤。1981年、Minor Threat、The Untouchablesなどが立て続けに活動を終えたD.Cの初めの休眠期間とも言える頃に、元The UntouchabelsのAlec MacKayeをボーカルに元The Untouchables、元S.O.Aのメンバーを中心に結成されました。 Ian MacKayeプロデュースで制作された2nd EPはDemoやVoidとのスプリットの時と比べ、セカンドギタリストとして元The UntouchablesのEddie Janneyが加わったことで、よりメロディアスな表現を獲得したものとなっています。パワフルな従来のハードコアのリズムとキャッチーなコード進行、ところどころに添えられる彩のあるメロディがこれまで以上にハードコアをエモーショナルに響かせるサウンドであり、Alecのボーカルはただ怒り叫ぶだけではなく叙情的かつ明瞭であり、私たちに突き刺さります。Faithの音楽はしばしば怒りに勝る。One Last WishやRites of Springへの布石となるレヴォリューションサマー前夜。VoidとのスプリットアルバムにおいてしばしばVoid側ばかりがフューチャーされますが、Faithはずっと最高であり続けていることを証明してるように思います。
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EMBRACE / st (LP)
¥2,800
イアンマッケイがMINOR THREAT解散後に始めたポストハードコアバンドが1987年にリリースした唯一のアルバム。 従来のアメリカンハードコアのスピードやパワーをエモーショナルという形に変換したサウンド。たった1年間の活動期間にも関わらず、 実験性と革新性に溢れた、まさに新しいハードコアの形を作り上げました。コード進行や感情を表現したフレーズ、イアンのMINOR THREATの時とはまた違ったボーカルはエネルギッシュさとどこか哀愁のようなものも感じます。 RITES OF SPRING、DAG NASTY等と共にレボリューションサマーをつくりあげていった宝石のような全14曲。
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DAG NASTY / Wig Out At Denkos (LP)
¥2,700
元MINOR THREATのブライアンベイカーを中心としたDCハードコアバンドによる1987年リリースの2ndアルバム。ボーカルは1stのDave SmalleyからPeter Cortnerへ交代。アメリカンハードコアをエモーショナルなものへと昇華させた彼ら。ハードロック影響下と思われるブライアンのギターはメロディアスでありどこか哀愁が滲む。ピーターのボーカルもエネルギッシュに歌いあげており、ギター・ボーカルともにメロディアスな部分とサッドな部分がより強調されています。後続のバンドへの影響も計り知れない、ハードコアのエネルギーとロックの色彩が絶妙に混じり合った作品。
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DAG NASTY / Can I Say (LP)
¥2,800
MINOR THREATのブライアンベイカーが結成したハードコアバンドが1986年にリリースした1stアルバム。プロデュースはイアンマッケイ。 アメリカンハードコアからD.Cのバンドがよりエモーショナルを追求していく中でMINOR THREATがSalada Daysで見せていたハードコアをよりエモーショナルに聴かせるアプローチの片鱗がこのバンドによって完全に花開いたように思えます。彼ら・ブライアンベイカーが持ち込んだのはハードロックの要素であり、多彩なアプローチのギターとボーカルDave(DYS、ALL)のメロディアスさは従来のハードコアになかった領域での感情表現を可能にしています。レボリューションサマーの流れを決定付けた作品であり、後続のディスコードサウンドから現代に続くメロディックの系譜まで与えた影響はあまりに大きいと言えます。
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Three / Dark Days Coming (CD)
¥1,800
元Gray Matterのメンバーと元Minor ThreatのJeff Nelsonにより結成されたパンクバンドが1989年、彼らの解散後にDischordよりリリースした1stアルバムであり唯一の音源。LP未収録のデモ・トラック10曲がボーナス収録された全20曲入りとなっています。ハードコア通過後のエモーショナルなハードコア、それをもっと極端にメロディアスな方向に推し進めた結果、レボリューションサマーを突き抜けてメロディックと言えるサウンドへ。歌ごころたっぷりのボーカルGeoff Turnerの歌はパンクの影響を感じさせる荒々しさとポジティブさに溢れていながらもどこか悲しく切ない。それが堪らなく私達の心を揺さぶる極上のメロディとなっています。楽曲のアレンジセンスも抜群でカントリーやブルースのニュアンスをいち早く取り込んでいるように思えます。永遠の名曲"Swann Street"をはじめ、このアルバムのトータルの最大瞬間風速でHusker Duをも凌駕してしまった偉大な一枚。
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PRISONNIER DU TEMPS / COMME UN LION EN CAGE (LP)
¥3,000
SOLD OUT
Syndrome 81のベーシスト、Jacky Cardiouによるニューバンド。フランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)がその1stアルバムを2022年にリリース。パワフルなパンクロック、Oi!/Punkをベースとし、そこにメランコリックなメロディが絡むことにより熱い哀愁が滲み出すサウンドに仕上がっています。Syndrome 81のようにポストパンクの影響は大きくはなさそうで、骨太でパワフルでありながらもコテコテのOi!/Punkともまた違う質感です。Negative ApproachやBlitz、Wipersあたりのバンドが想起される泥臭いエネルギーとメロディアスさが融合した音楽性。"Sans espoir”は一瞬UKメロディックの世界に連れて行かれしまうようなめちゃくちゃキラーなメロディが入っていたりブレストの他のバンドと差別化しつつきちんと良いものを作り上げているなと感じます。現行フレンチパンクを追っているのであれば迷わず手に取って欲しい作品。
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CRAN / Natë (LP)
¥3,000
SOLD OUT
2020年のEPやParis On Oi!への参加で注目されていたフランス・パリのパンクバンドが2023年、満を持しての1stアルバムをリリース。EPやコンピと同じくフランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)より。伝統的なパンクやOi!をよりシリアスなメロディアスさで彩ったパンクであり、サッドかつキャッチーなフックを持った世界観を作り上げています。鋭くエッジの効いたギターと土台を支えながら奥行きのあるフレーズが飛び交うベース、突き刺すようなボーカルとシンプルにひたすらリズムを刻むドラムが作りだすビートはどこか寒々としていながらも、そこから始まる物語をドラマチックにイメージさせるよう響きます。時にダークに、時にパッション全開の彼らの楽曲はブレストのモダンパンクとはまた少し角度の違う泣きの燻銀と言えるサウンドになっています。
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TCHERNOBYL / FACE AU MUR (7")
¥1,500
フランス・パリのOi!/Punkバンドがリリースした2023年の2nd EP。フランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)より。クラシックな80'sのOi!/Punkスタイルのサウンドは屈強という言葉がピッタリで汗がスピーカーから飛んでくるように熱い、フレンチパンクの新世代。骨太な楽曲に独特のメランコリックなメロディを奏でるギターが合わさることにより彼ら独自のスタイルを作り上げており、全体として聴いた時のなんとも言えないサッドさが残るのが味わい深いです。タフなだけではないパンクスのBlood,Sweat and Tearがしっかり入っている1枚になっています。
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Academy Fight Song / Early Days (CD)
¥1,500
SOLD OUT
RUMTAG、タイガンなど様々なバンドでで活動しているeiji morodomiとStrange Over The Sun、Centerhitsなどで活動していたgivegiveとkabacにより2021年に福岡にて結成。2022-2023でリリースされ完売していた3本のカセットテープをまとめ新曲を追加したCDがKültti kasettiよりリリース。巨大な音像のギター、緊張感とうねりを生み出すベース、動物的と言って良いドラムが全てを躍動させ、刺すようなボーカルと沁み入るボーカルが対になり作り出す圧倒的な存在感。ハードコアやポストハードコアを通過した上でのギターロック、オルタナティブロック。D.Cの実験性からサンディエゴの狂った質感、いくらでも難解になるところをHusker Duの歌ごころが熱さと哀愁の境地へ連れて行ってくれます。また、エッジの聴いたリフと曲として普遍的な良さを持つ部分が両立しているのはJAWBOX、Burning AirlineでありJ. Robbinsの遺伝子も感じるところです。合間に挟まれるゆったりとした「KANATA」「NANSEI」は暖かな印象でポップスとして通用するようなキャッチーで柔らかなメロディを自然に歌っていています。凝り固まった肩肘を一気に解きほぐしてくれるような普遍的な良さに溢れ、少しスケールの大きさを感じさせながらもあくまでAcademy Fight Songの曲。ここに彼らのソングライティングの真髄があるように思えます。パンクとハードコア、ポストハードコア、ポストパンク、グランジ、80年代にあったぼんやりとあったはずのオルタナティブを今、新たに作り始めている彼らのこの1年が余すことなく詰まった作品です。
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SYNDROME 81 / PRISONS IMAGINAIRES (LP)
¥2,800
SOLD OUT
フランス・ブレストのパンクバンドが2022年6月にDESTRUCTURE RECORDS、SABOTAGE RECORDSからリリースした待望の1stアルバム。フランスのモダンパンクのオリジネイターかつ最先端。2010年代初頭から彼らが先陣をきって作り上げてきたとも言えるポストパンクを再解釈したモダンOi!/PUNK。その一つの到着点であると同時今作からさらに新たなスタート地点になるようなこの時代のパンクのマイルストーンとなる作品でしょう。メロディアスで哀愁漂う、UKメロディックなどにも通じるサッド感と無骨でありながらも声を上げずにはいられない熱いグッドメロディ。BLITZ"SECOND EMPIRE JUSTICE"の冷たさとCAMERA SILENSの汗が飛ぶ熱狂、そこにNegative Approachのハードコアの爆発力と攻撃性が加わり、彼らのダイナミックでドラマチックな唯一無二のサウンドを作り出しています。従来のパンクとは一線を画すほど彼らのサウンドは洗練されていてスタイリッシュ。そして、パンク、ポストパンク、パワーポップ、メロディック、ハードコア、似て非なるこれらの音楽の根源的な部分で類似する格好良さが今作には端々まで溢れていて、幅広い層の音楽ラヴァーを魅了する力を持った内容です。彼らが過去に作り出してきた楽曲は素晴らしく1枚のアルバムとしてそれを超えていくのは並大抵のことではないように思われましたが、彼らはそれを超えて現状考える限りでの最高の1枚を作り出したのではないでしょうか。
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SYNDROME 81 / prisons imaginaires inedits demos (LP)
¥2,800
SOLD OUT
1stアルバムのデモ、アウトテイク集。 フランス・ブレストのパンクバンドが2022年6月にDESTRUCTURE RECORDS、SABOTAGE RECORDSからリリースした待望の1stアルバム。フランスのモダンパンクのオリジネイターかつ最先端。2010年代初頭から彼らが先陣をきって作り上げてきたとも言えるポストパンクを再解釈したモダンOi!/PUNK。その一つの到着点であると同時今作からさらに新たなスタート地点になるようなこの時代のパンクのマイルストーンとなる作品でしょう。メロディアスで哀愁漂う、UKメロディックなどにも通じるサッド感と無骨でありながらも声を上げずにはいられない熱いグッドメロディ。BLITZ"SECOND EMPIRE JUSTICE"の冷たさとCAMERA SILENSの汗が飛ぶ熱狂、そこにNegative Approachのハードコアの爆発力と攻撃性が加わり、彼らのダイナミックでドラマチックな唯一無二のサウンドを作り出しています。従来のパンクとは一線を画すほど彼らのサウンドは洗練されていてスタイリッシュ。そして、パンク、ポストパンク、パワーポップ、メロディック、ハードコア、似て非なるこれらの音楽の根源的な部分で類似する格好良さが今作には端々まで溢れていて、幅広い層の音楽ラヴァーを魅了する力を持った内容です。彼らが過去に作り出してきた楽曲は素晴らしく1枚のアルバムとしてそれを超えていくのは並大抵のことではないように思われましたが、彼らはそれを超えて現状考える限りでの最高の1枚を作り出したのではないでしょうか。
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BITPART / EAT YOUR MESS (LP)
¥2,500
フランス・パリのメロディック/ポストハードコアバンドが2020年にリリースした1stアルバム。フランスのパンク・ハードコアレーベルDESTRUCTURE RECORDSよりリリース。男女混声で代わる代わるマイクをとるピュアなメロディックの側面とJAWBOXのような哀愁漂うポストハードコアの要素まで感じる奥深いサウンド。爽快なグッドメロディですが乾いてざらついている質感はパンクやハードコアを通過・昇華した人達がやっているのがすぐに分かります。2人のボーカルのどちらが歌うかで曲の印象も変わりますがGood LuckのGingerがやっていたTravelingが真っ先に思い浮かびました。本当にどことなくですがRVIVRの雰囲気も。爽快さと緊張感を併せ持つ彼らのスタイルが全面に出ている作品で、何度聴いても色褪せません。
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RITES OF SPRING / RITES OF SPRING (LP)
¥2,800
SOLD OUT
DISCHORDより1985年にリリースした唯一のアルバム。リプレス盤。元Faith、後のone last wish、FUGAZIなどのメンバーで構成されたD.Cのポストハードコアバンド。暴力的な激しさのアメリカンハードコアに煌めきと彩りを与えた革新的サウンド。軽く・速かった当時のハードコアのリズムを抑え内、から湧き上がるようなエネルギーに変える。メロディアスなコード進行とボーカルから感じるパッションに高揚する。ハードコアも議論の余地なくそうなのだがそれまでと全く異質なサウンドで心を掻き乱す彼らの音楽性は途方もなくエモーショナルだ。内省さだけで完結しない、エネルギー全開のエモーショナルに否が応でも燃え上がります。Embrace等と共にRevolution Summerの口火を切り、全世界に伝播した、ハードコアとしてもエモとしてもその源流を解き明かす重要すぎる作品です。
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