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Circles / Coruscation (7")
¥1,500
SOLD OUT
フランス・ナントのエモーティヴハードコアバンドが2021年にリリースした2曲入りEP。レボリューションサマーの持っていたエモーショナルな要素をモダンな感性でより深いものにしていくようなサウンド。今作収録の2曲はミドルテンポでギターはメロディアスで印象的なフレーズの数々を奏でています。サッドさとポップネスが絶妙に入り混じる質感はOne Last Wish辺りのバンド、そしてSuperchunkをかなり意識しているんじゃないかなという楽曲です。懐かしさを感じさせつつ懐古一辺倒ではない自身のスタイルをつくりだしています。
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石の犬 / hole,water (7")
¥1,200
福岡のオルタナティブバンドが2022年にrufen publishingsよりリリースした2曲入り7"。 エモ・激情から溢れでたエモーショナルな邦ロックの美学。激情とエモ、邦ロックをあくまでエモーショナルな音楽のひとつとして昇華しています。ソングライターによって多少曲調が異なるのですYageなどのユーロ激情を大枠に2000年前半のkillieやenvyあたりの日本のバイオレンスな叙情性をミックス、それをある種邦ロック的に解釈したような音楽性なのかなと思っています。しかし、The Jesus LizardのようなU.Sオルタナの匂いもあり既存の枠には意地でも収まらないという思いとメンバー各自のバックグラウンドである音楽への憧憬と愛を感じます。A面収録"蒼茫"は伸びやかなボーカルと美しいギターアンサブル。Endserenardingの時のMineralやRikaなどの美エモが彷彿とさせられる哀しくも壮大な記憶が刺激されます。また、「名前をつけてやる」の時のスピッツの儚いドリーミーな感じも出てるなと。ゆっくり踏みしめつつクライマックスの轟音からのエンディングまでのメロディが切なく優しいです。 B面の"戦争"は一転ダークな世界観で感情が燃えまくっている激情影響下の曲。センスを感じるメロディアスなギターの職人感と振り絞るボーカルに心を掴まれます。意図してなさそうなんですが1000travels of jawaharlalやYaphet Kottoなどの激情の間から見え隠れするバーニングなメロディックの青い衝動を感じました。 ジャケのシルクスクリーンのデザインと質感含めて是非手にとって確かめて欲しい一枚です
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nui / 本性,Dance Studio (7")
¥1,650
ミミレミミ、I WANT CITY、雨雪、ミワサチコトリオ、tepPohseenなどに参加するメンバーを擁する福岡アンダーグラウンドミュージックから湧き出てきた、福岡を拠点に活動するインストゥルメンタルバンドの初の7“。リリースは福岡のHAIBOKU RECORDSより。妖しくムーディでありながらもチルには決してならない不意打ちのように現れるわずかな不穏さ、パンク・ハードコアを通過したメンバーだからこそ作り出されるオルタナティヴなサウンド。今作はラッパーを客演に迎え、呂布カルマ、PRIMAL from MSCが参加。
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DEATHRO / ときめき (7")
¥1,100
神奈川・県央ナンバーワンロックボーカリストDEATHROのNew Singleにして初の7"がROYAL SHADOWよりリリース。BOØWYや氷室京介をルーツとするようなジャパニーズスタイルのビートロックサウンドであり、タイトなリズムと歪みを抑えたギター、ノスタルジーを感じさせるキーボードが作り出す無駄な装飾なしのアンサンブルはどこか70'sパンクの雰囲気も漂います。ロマンチック&ナルシスティックなスタイルと、とびきりキャッチーなメロディで歌われるDEATHROの歌詞はシステムと支配への怒り、アンチシオニズム、そしてこれまで一貫して込められている愛するということについての言葉はどこまでもまっすぐ響きます。オールドスクールなアイドルの音源を思わせるジャケ写もDEATHROの美学と魅力が前面に出ていて7インチシングルという媒体として完璧。どうしようもなく漂う現在の閉塞感を打ち破ってくれるようなパワーをくれる作品。
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No Action & Amid The Old Wounds / split (7")
¥1,200
オーストラリアのメロディック/オルタナティブバンドNo ActionとドイツのアコースティックフォークAmid The Old Woundsによるスプリット7"。Rufen Publishings、Strictly No Capital Letters、Time as a Colorなど8レーベルによる共同リリース。 No Actionは肩の力が抜けた演奏と決してドラマチック過ぎない、ふと日常に感じるようなメランコリックな哀愁が静かに沁み入るメロディが散りばめられている2曲を収録。ローファイと言ってしまうとチープですが、ソングライティングとサウンドプロダクション両方に隙間を持ったバンドです。そこから漏れ出てくるのは飾らない珠玉のメロディ。かつての80'sから90'sへの過渡期に存在していたボヤけた豊かさがそこにはあり、彼らはリヴァイバルという意識ではなくあくまで自然にそれを体現してくれているように思えます。Dinosaur Jr.、Jawbreaker、Pavementといったメロディック、エモ、オルタナティブロックというジャンルの垣根こそあれ、根底に共通して存在する感覚を持ち続けているサウンドだと思います。 元Wishes on a Plane、現Duct HeartsのボーカリストDanielのソロプロジェクトAmid The Old Wounds。これまで2枚の7"やYou Could Be a Copとのスプリット12"でも聴かせてくれた哀しくも優しい哀愁が響く、フォーキーなアコースティックサウンド。すぐそばで鳴っているかのような生々しいギターの一音一音が刺さり、全てを包み込んでくれる透明感と力強さがあるDanielのボーカルと混じり合うことで優しく溶けていくようです。エモを超えた先にある普遍的で儚い美しさに溢れた2曲。 https://theresnoaction.bandcamp.com/album/split-with-amid-the-old-wounds
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Ewoks / ep2 (7")
¥1,980
東京のインディーロックバンドが2023年にLIKE A FOOL RECORDSよりリリースした2nd EP。 木漏れ日のような爽やかさが伸びやかに広がっていく、多幸感あふれるインディーロック。肩の力をときほぐしてくれるような優しげなボーカルとどこか大味でありつつも完全に腑に落ちる楽曲のソングライティングは日本人離れした説得力があります。 個人的に爽快感と同時に到来する一抹の切ないメロディはPinegroveを初めて聴いた時にも感じたインディーロックの奥底でぼんやりとあるエモやメロディックの遺伝子があるのかなと。ラフな質感とどこかカントリーやフォークなどを感じさせる牧歌的なリズムはU.Sインディーミュージックのリアルな息吹を感じると共にModern Baseballあたりの10年代のインディーエモをも思い出させてくれます。 このジャケの通りの瑞々しく暖かな魅力が詰まった作品となっています。
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Cruyff / hot/iden (cassette)
¥1,000
SOLD OUT
東京の轟音オルタナ/エモバンドによる1st EP。耳鳴りが聞こえてきそうなささくれだったファズと叫び吐き捨てるように繰り出されるボーカル。押し潰される荒々しさの隙間から漏れ出てくるメロディはメランコリックでどこか言いようのない切なさを感じさせられます。意識的かは分かりませんがヘヴィーさとグルーヴィさ、圧倒的な生々しい質感があることがシューゲイザーの文脈に回収されることなく、HUMなどに通じるヘヴィエモの遺伝子を彼らが持ち得ている理由ではないでしょうか。また、Smoking RoomのTONERやSunday DriveのMONEYあたりのこちらも90‘sグランジやエモの影響下であろう現行の轟音オルタナあたりともしっかりと共鳴していていると思います。満たされていない、未完成さこそ今必要だとあらためて実感させてくれる彼らの今の衝動や蒼さをそのまま詰め込まれた作品です。
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Hüsker Dü / Makes No Sense At All / Love Is All Around (7")
¥1,200
SOLD OUT
ミネアポリスのパンク/ハードコアバンドが1985年にSST RECORDSよりリリースした7インチのリイシュー盤。パンクやハードコアの核は土台にありつつも音楽的成熟と圧倒的センスを感じさせてくれる、キャッチーでこれぞU.Sな哀愁溢れるサウンド。スピーディーでノイジーな初期の楽曲から、ソングライティングがよりバラエティ豊かに彼らのメロディセンスが際だつものに仕上がっています。カレッジロックのようなニュアンスもありつつ同じミネアポリスのTHE REPLACEMENTSの中期あたりの作品とどこか共鳴している印象を受けます。このバンドはどの時期を聴いても新たな発見と驚きに満ちていて、何故後続のバンドに多大な影響を与えたのか、ということの答えが存分に体感できる2曲だと思います。
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eureka california & Good Grief / split (7")
¥1,000
SOLD OUT
カリフォルニアのガレージポップeureka californiaとイギリス・リヴァプールのギターロックバンドGood Griefが2013年にリリースしたsplit 7"。 eureka californiaはThe Summer Hits、Honeyriderなどを彷彿とさせる西海岸らしいカラッとしたファジーで甘いガレージサウンド。 Good Griefは歪みまくったドライビングギターとキャッチーなサウンドというHuffyあたりの轟音メロディックを感じさせてくれます。あとこの生々しいギターとメロディの良さは個人的にTenementにも通じると思います。両者ともにガレージポップ/メロディックの良さが凝縮されたsplitです。
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NOTCHES / CHANGE MY MIND (7")
¥1,000
ニューハンプシャーのメロディック/ギターロックバンドが2016年にDead BrokeよりリリースしたEP。 骨太なファズギターに切ないグッドメロディがのる、ひたすらに気持ち良い全5曲。ギターロックやインディーロックの要素も強いんですが、メロディックの勢いと爽快感があるサウンドはSUPERCHUNK、FLUFあたりのバンドを彷彿とさせます。また、"Big City"は初期weezerライクなパワーポップをやっていて堪らないです。
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coma regalia & tapestry / split (9")
¥1,500
SOLD OUT
2017年リリースの米インディアナscreamoとシンガポールのエモバンドのスプリット9インチ。 coma regaliaはCity of Caterpillerなどの00年代初頭の激情/スクリーモを思わせるアグレッシブな内容。tapestryはもろにMINERALの影響を強く受けたサウンドで美しいアルペジオと青く繊細な歌声は理想的なエモのバランスだと思います。"strings & azimuth"は物語の最期に向かって進んでいくストーリー性とドラマチックさが映画のようであり、嫌でも感情が揺さぶられます。 ※ボーカルのSyed Hafiz氏が今年の7月に亡くなられたようです。素晴らしい音楽をありがとうございます。ご冥福を。
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