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JAWBREAKER / 24 HOUR REVENGE THERAPY (LP)
¥3,300
SOLD OUT
1994年にTupelo Records、Communion Label、Rough Trade Records GmbHよりリリースされていた彼らの永遠のマスターピースと言える3rdアルバムをBlackballがリイシューした2022年リプレス盤。Blakeのしゃがれたボーカルとシンプルなディストーションギター、テクニカルでブリブリのChrisのベースと歌うように叩くAdamのドラムが作り出すキャッチーでどこか乾いた寂寥感があるサウンドはいつ聴いても完璧なバランス。グランジ方向へ進んだヘヴィで荒々しい2ndアルバムとロック・ポップスとしても円熟味を迎える4thとの間、パンクの持つパワフルなエネルギーとどこを切り取っても珠玉のメロディが溢れる圧倒的ソングライティングがパンクとして最も良い形で表れた作品ではないでしょうか。「私はボートになって泳ぎ方を知りたい」という一発でBlakeの詩の世界に引き込まれるThe Boat Dreams From the Hillからアルバムは始まり、MAXIMUM ROCK 'N' ROLLの評価にシニカルな怒りを込めたBoxcar、ツアー中に声が出なくなり病院での緊急治療の情景とそこからの再生をつづったOutpatient、「僕は君とブルックリンで撮った写真をまだ持っているよ」という衝撃的なストレートさで(おそらく)過去の恋愛について歌ったDo You Still Hate Meと今作も歌詞は親しみやすくもユニークで情景鮮やかです。レコーディングはSTEVE ALBINI(ただし、公式にはALBINIの猫であるFLUSがクレジットされています)。何度盤を回しても色褪せない、ジャンルや時代を飛び越えて残り続ける作品だと思います。 アルバムと6曲の追加曲のダウンロードコード付きです。
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JAWBREAKER / ETC.(2LP)
¥3,900
SOLD OUT
JAWBREAKERが活動の中でリリースしてきたシングルのBサイド、スプリット、コンピ、カバー、デモ、アウトテイクなどを網羅した全20曲、2LPの編集盤。Black Ballよりリリース。ただの熱心なマニア向けの編集盤では決してない、アルバムでは聴けなかったJAWBREAKERの魅力が余すことなく詰まった内容。荒さがありつつも珠玉のメロディに歓喜させられる初期の名曲"Split"やコンピThe Mission District収録の彼らの涙涙の代表曲"Kiss The Botlle"、3rdアルバムの24 HOUR REVENGE THERAPY には収録されなかったのが不思議なキャッチーで切ないメロディのFirst Stepなど彼らのファン以外にも聴いてほしい曲しか収録されていないです。曲の並びは年代順になっており、アルバムとは別視点から彼らのソングライティングの変化と進化を体感することができます。SSTのパンクにのめり込んでいたという初期のグッドメロディなパンクから“Freinds Back East”ではパンクとしての成熟、最後の"Sister"やFreindly Fire"になると壮大で深みのあるパンクからの脱却とも言える集大成を見せており、その後のJets To Brazilへのつながりも感じられます(最後はほぼBlakeのワンマンぽいので当然かもですが...)。そして、最後に解散前に録った"BOXCAR"のリテイクが収録されており、今作だけで彼らの歴史を追体験できるようです。バンドのトラックごとの解説と歌詞はAaron Cometbusによる提供というところにイーストベイパンクの愛を感じます。
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