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DANCEBEACH & ACADEMY FIGHT SONG / Split (7")
¥1,430
名古屋のポストハードコアバンドDANCEBEACHと福岡のオルタナティヴ・ポストハードコアバンドACADEMY FIGHT SONGによるそれぞれ渾身のスタイルを1曲ずつ詰め込んだsplit 7"。LongSlopeRecordsより2024年リリース。 名古屋のDANCEBEACHはSSTのバンドにあるような地下でうごめく不穏なエネルギーと実験性、そこから作り出される緊張がエモーショナルな質感として現れた一曲になっています。BLACK FLACとDAG NASTYが混じり合ったようなギターのフレーズと低く強靭にビルドアップしてくるリズム隊のバランスは秀逸。持ち味のストレンジなフックはありつつも本質はストレートな燃える一曲になっています。 ACADEMY FIGHT SONGは80'sから00"s、D.C、サンディエゴ、北海道まで多角的に網羅し、そこから不要なものを削りとったようなサウンド。今作収録曲は特にそこからメロディと歌ごころにフォーカスしたものになっていて、疾走感がありつつ哀愁に溢れザラつきながらも暖かい。Dinosaur Jr.もJAWBREAKERも脳裏には浮かぶけどやっていなかった領域を現在の彼らのフィルターで作り上げています。
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PRAISE / COMING UP FOR AIR (7")
¥1,650
SOLD OUT
アメリカのハードコアバンドのRevelation Recordsより2024年にリリースした3曲入りEP。眩しいまでのポジティブなエネルギーに溢れたポストハードコアサウンド。彼らの作品の中でも屈指の名盤と言ってよい前作"All In a Dream“から続く音楽性であり、初期のユースクルーサウンドから比べると7 Secondsなどの80'sのアメリカンハードコアやDischordのバンドサウンドへかなり寄っていっているように思えます。ハードコアのルーツは崩さず今作はそこからソングライティング、サウンドプロダクションとしても柔らかく包み込むような質感に。"Chasing Colors"の後半のメロディにフォーカスしたコーラスワークなんかは何となくTrustyぽいなと思わされたり、あくまでも自然に、円熟しているからこそできる新しいアプローチをやっています。今作はオリジナルドラマーがDaniel Fangから代わっていますがSlow Fire PistolのBlake Hallが叩いているというのも熱い。新たな風が吹き込んできたような気持ちの良いモダン・レボリューションサマーといった内容。
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Circles / Coruscation (7")
¥1,500
SOLD OUT
フランス・ナントのエモーティヴハードコアバンドが2021年にリリースした2曲入りEP。レボリューションサマーの持っていたエモーショナルな要素をモダンな感性でより深いものにしていくようなサウンド。今作収録の2曲はミドルテンポでギターはメロディアスで印象的なフレーズの数々を奏でています。サッドさとポップネスが絶妙に入り混じる質感はOne Last Wish辺りのバンド、そしてSuperchunkをかなり意識しているんじゃないかなという楽曲です。懐かしさを感じさせつつ懐古一辺倒ではない自身のスタイルをつくりだしています。
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石の犬 / hole,water (7")
¥1,200
SOLD OUT
福岡のオルタナティブバンドが2022年にrufen publishingsよりリリースした2曲入り7"。 エモ・激情から溢れでたエモーショナルな邦ロックの美学。激情とエモ、邦ロックをあくまでエモーショナルな音楽のひとつとして昇華しています。ソングライターによって多少曲調が異なるのですYageなどのユーロ激情を大枠に2000年前半のkillieやenvyあたりの日本のバイオレンスな叙情性をミックス、それをある種邦ロック的に解釈したような音楽性なのかなと思っています。しかし、The Jesus LizardのようなU.Sオルタナの匂いもあり既存の枠には意地でも収まらないという思いとメンバー各自のバックグラウンドである音楽への憧憬と愛を感じます。A面収録"蒼茫"は伸びやかなボーカルと美しいギターアンサブル。Endserenardingの時のMineralやRikaなどの美エモが彷彿とさせられる哀しくも壮大な記憶が刺激されます。また、「名前をつけてやる」の時のスピッツの儚いドリーミーな感じも出てるなと。ゆっくり踏みしめつつクライマックスの轟音からのエンディングまでのメロディが切なく優しいです。 B面の"戦争"は一転ダークな世界観で感情が燃えまくっている激情影響下の曲。センスを感じるメロディアスなギターの職人感と振り絞るボーカルに心を掴まれます。意図してなさそうなんですが1000travels of jawaharlalやYaphet Kottoなどの激情の間から見え隠れするバーニングなメロディックの青い衝動を感じました。 ジャケのシルクスクリーンのデザインと質感含めて是非手にとって確かめて欲しい一枚です
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Feverchild / Feverchild EP (7”)
¥2,000
SOLD OUT
ベルギーのエモバンドが2021年にカセットでリリースしていた5曲入りEPを7“でリリース。Sunday Drive Recordsより。1曲目の"stargazing"を聴いた瞬間にここ10年の90's emoの亡霊を一蹴してしまうような目の覚めるサウンドに驚かされます。厚い曇り空を思わせる不穏な曲と重く気怠げなリズム隊、その中できらめく美しい繊細なギター、心臓をわしづかみにされるような悲しみを叫ぶボーカル。これをずっと待っていたと思わせてくれる完璧なバランスではないでしょうか。 メンバーがそれぞれメタリックハードコアバンドに所属しているためか、重厚な彼らのグルーヴはby a threadやShiftなどハードコアの影響が色濃いエモバンドを想起させます。またメンバーも影響を公言しているSunny Day Real Estateの血が脈々と流れているのを感じる内容であり、エモがリアルタイムであった90年代から20年以上経った現在に、リユニオンではないバンドがSDRE直系ともいえるサウンドをつくりだしているのは感動を覚えます。継続的にテープやデジタルで新曲をリリースし続けているのでアルバムなんかもそろそろあるのかなと期待しつつ、インディロック要素やシューゲーザー要素は全くいらないので今のまま突き進んで欲しいと勝手に願っています。
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DAIEI SPRAY / Can't Truss It (7")
¥1,320
SOLD OUT
東京で長らく活動を続けるエモーショナルハードコアバンドが前作のアルバムをリリースしてから3年ぶりにリリースしたNew EP。リリースは前アルバムのリリースと同じ東京のDEBAUCH MOODから。タイトに沸々と燃えるようなエネルギーが凝縮されたエモーショナルなハードコア。より強靭でしなやかなパワフルさを手に入れたリズム隊とブライアンベイカーからボブ・モールドまでフラッシュバックする彩りある匠のギター、日本詩・英詞を独特に織り交ぜつつ熱く歌うボーカル。レボリューションサマー、ディスコードのバンド達がやっていたハードコアをエモーショナルな方向へと進化させるということに対する現代・彼らからの答えを表現しているように思えます。同時にPRAISEやREMISSION、SEGWEIなんかの10年代前後のリヴァイバルの流れもいまだにどこか感じるサウンドで全く古くならない音楽性だなと改めて思わされました。コーラスのクレジットにSEGWEIの方の名前もありぶち上がります。熱量は落とさずに円熟味もグッと増した到達点であり新境地と言える全4曲を収録です。
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