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Shut Your Mouth & Forbear / Split (CT)
¥1,650
SOLD OUT
東京のハードコアバンドShut Your Mouthとインディ・シューゲイザーバンドForbearによるスプリットテープ。ルーツやシーンが近しいバンド同士によるジャンル異種格闘技戦スプリット。DLコード付き。 Shut Your Mouthはブルータルさとリズミカルなグルーヴが絶妙にミックスされた90'sスタイルのニュースクールハードコア。モッシーでダンサブルでさえある、練り込まれたリフが飛び交う。欲しいところに美味しい展開とリフが来てくれる、EarthmoverからChokeholdまで思い起こされるサウンド。いくらでも極悪になり得る楽曲ですが、アンガーだけどどこか爽快感漂うボーカルとのバランスも気持ち良い。 Forbearはそこはかとない無骨さとダイナミズムを感じさせるリズムと分厚くも冷ややかギターに男女混声のボーカルが淡く響くサウンド。ハードコアをルーツに持ちながら、そこからエモのエッセンスを取り入れつつオルタナティブロック/シューゲイザーへ帰着するのはRun For Coverのバンドなんかが10年代に作り上げていった質感と同じものを感じます。現行だとNarrow HeadやSunday Driveのバンドと同じように、ジャンルをシームレスに横断しつつ着実にアップデートし続けています。
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futurina / Always refreshing / Elephant (cassette)
¥1,000
SOLD OUT
熊本を拠点に活動するエモ・ポストロックバンドfuturinaの2曲入りカセットテープ。DLコード付き。Post Marked StampsシリーズのスプリットCDに続いての初単独作品。 熊本の中で間違いなくベストなライブ/クラブベニューNAVARO内レーベル4JC RECORDSよりリリース。 心地良さとメランコリックの狭間で揺れるようなサウンド。狙いすましたアルペジオと共にゆったりとしたリズムで丁寧に進んでいき、ここぞのところではしっかりとバーストさせるのはPenfoldなどのDeep Elmのエモバンドの文脈を感じさせられます。"Eelephant"はイントロのベースライン入ってきてからはニヤニヤものですね。浮遊感と牧歌的な質感は淡いという表現がぴったりな沁み入るようなエモーショナルがあります。 https://4jcrecords.bandcamp.com/album/always-refreshing-elephant
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dryacid / promo 2023 (cassette)
¥1,000
SOLD OUT
福岡のパンクバンドの2024年BLACKHOLEよりリリース予定の1st 7"収録曲の別テイクをはじめ、全4曲を収めたプロモテープ。DLコード付き。リリースはkultti kasetti。鉄壁のドラムといぶし銀のベースにより作られるクールでタイトなリズムを土台に、サッドで色彩鮮やかギター、高揚感を煽る熱いボーカルはポストパンクを消化させたパンクサウンド。BllitzやCamera SilensといったOi! Punkをポストパンクの要素で昇華させたサウンドは純度を損なわずにスタイリッシュ。Syndrome 81やLitovskといった現行のモダンパンクとも渡り合える内容です。これを聴いてリリース予定の7"の期待を上げときましょう。 https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/promo-2023
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TEXAS 3000 / tx3k (cassette)
¥2,200
SOLD OUT
東京の3ピースオルタナティブバンドによる2023年にSkin Slicing Horseよりリリースされた1stアルバム。楽曲の端々から香る大陸の音楽特有の力強さと哀愁、ザラザラとした想像上の80's、90'sのアメリカに思いを馳せてしまうサウンド。雑多に変則的に曲がりくねりながらもある瞬間に1つに繋がる感覚はPolvoやShudder To Thinkにも通じるグッドミュージックだと思います。肩の力が抜けているようで突如ギア上げてくる瞬間とメランコリックなアルペジオがアルバム全体、1曲の中で目まぐるしく変化していき、その質感は彼らの瞬間瞬間を切り取り凝縮させたよう。それでいて聴き手に難しいとは感じさせないのはやはりセンスだなと。乾いたポップネスが余すことなく詰め込まれた作品です。
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Everyone Asked About You / Paper Airplanes, Paper Hearts (cassette)
¥1,900
SOLD OUT
90年代に活躍し、後年一部でカルト的な人気を博しているアーカンソー・リトルロックのエモバンドの音源をNumero Groupがリイシュー。本作"Paper Airplanes, Paper Hearts"は、1997年から2000年にかけてリリースされた"Let's Be Enemies"LPと2枚の7“、The Shyness ClinicとのSplitを含む、Everyone Asked About Youの全作音源集。蒼さと儚さが入り混じる2人のボーカル、シンプルかつ余白たっぷりなリズム隊に枯れたメランコリックなアルペジオ、それをシンセサイザーが優しく包み込む。少しカラッとした質感はミッドウェストエモであり、メロディ自体はキャッチー。時に私たちの心に沁みいり、時に高揚させるエモとして完璧なバランス。不安定さ、不完全さがオーバーグラウンドミュージックやクオリティという音楽的要素を凌駕する瞬間が納められている、エモフリークを熱くさせるのも納得のサウンドです。Jejune、Eldritch Anisette、近年のバンドだとKitty HawkやBlue Periodが好きな人は間違いなく気にいるサウンドです。 "Crazy"とか聴くとBraidの影響も受けたのかなと。90's emoの幻想は続きそうです。
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The CORPSE & The Shrikes / Split ( cassette)
¥1,000
The shrikesは先日センセーショナルなデビューを果たした正統派EMOメロディックパンクバンド。メンバー様々なバックグラウンドから織りなす、経験豊富でありながらピュアといった逆説的バンドで恐らく自虐カルトに留まらない全世界へ解き放つ全方位型アンサーメロディックバンド。 かたやthe corpseは大分の3ピースガレージメロディックバンド。このスプリット収録2曲は爽やかなポップンロールでこれが絶妙に小気味良い。いぶし銀。冥利に尽きるばかりか新たな出会いとして音楽の奥深さを再認識させていただいた。このジャンルに当方が明るくない点が申し訳ないのだが、ネオモッズにはないメロディック目線でのガレージは非常に業が深い。一曲はheatwaveが元ネタな気もしますがスーツで決め込むタイプのアプローチとは畑違いで、ファッションパンクへのアンチテーゼも含めてとにかくガレージの哀愁漂うキラーチューン。 互いにない部分、音楽性をリスペクトし合うことで相乗されたメロディライン。普遍的でありながら違和感なく現代に解き放たれる。いわばNo ideaの中期計画を担うナンバリングのような。もちろん最たる賛辞の意を込めて。 text crucifive ten DLコード付きです https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/the-corpse-the-shrikes-split-2
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Wet Machines / I've Got Nothing For This World (cassette)
¥1,000
SOLD OUT
"静と動、コントラストの美しさ" 華やかでド派手な1stとはうってかわり、2ndは徳島のヤシの木から滴る雨の雫のような趣。どこか人々の感情を揺らすような気品、気高さ。それは火酒を舐めながら読み耽る純文学のように淡く切ない。 憶測を駆り立てるのはやはりグラムやサイケデリック、サザンロックやソフトロックの土臭さ。戸惑いを隠せないまま衝撃は連鎖し続ける。酔狂なまでに堕落して憔悴する日々の中、強烈な個性の集合知が育まれた。その先にアダルトかつコンテンポラリーに満ち溢れた没入世界への扉が開かれる。加えてSladeのようなキーボードとユニゾンギターがひたすら哀愁を醸し出す。あくまで孤高のスタイルを貫き通した。 パンクの音楽性を敢えて抜くっていうのが彼等ならではのパンクアティトュードで事実説得力しかない楽曲群。変わっているようで何も変わっていないオルタナティブチェンジ。そういったかまし方。充実感。神は細部に宿ると改めて認識した。 text crucifive ten DL code付きです https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/ive-got-nothing-for-this-world-2
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CAREER WOMAN & LETNIY / SPLIT (cassette)
¥1,738
アメリカと東京のインディロックバンド同士によるスプリットテープ。活動を再開したPOWER ELEPHANTよりリリース。CAREER WOMANはMelody名義で曲をリリースしていたのも記憶に新しいですが、よりそのソングライティングに磨きがかかったインディサウンド。フォークやパンク、オルタナなどのバックグラウンドを現行のU.Sインディとしてしっかり落とし込んだ楽曲、そこに透き通るようなボーカルが広がっていく質感はSnail MailやJulien Bakerが出てきた時に近いかなと思ったんですが"Balcony"や"Static / Traffic"のフォーキーで淡く切ないメロディはサンフランシスコのfuvkと通じると思う要素もあったり。この路線を突き進めてくれると個人的に嬉しいです。今後のサウンドの変化も非常に楽しみな3曲を収録しています。 LETNIYはポップでファズが効いて甘いメロディが堪らないインディ・パワーポップ。U.Sの90'sのギターロックなどの影響を強く感じさせつつもあくまで現行のモダンな音という感じで、特に"Hot Gimmick"はSupercrushなどの現行パワーポップ・ギターロックを好きな人に是非聴いて欲しいなと思いました。3曲ともバラエティに富んだ楽曲を収録しているんですが邦ロックフレーバー漂うところなどはHomecomingsやShe Saidにある親しみ深さ、スッと耳に入ってくる、いつまでたってもふと思い出すようなメロディラインを持っていて素晴らしいです。
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WETNAP / gnarled (cassette)
¥1,650
2018年結成の東京の3ピースパンクバンドが2022年にDEBAUCH MOODよりリリースした1stアルバムをカセットテープでリリース。ひたすらにうるさく悲しい、どこを切り取っても胸をえぐられる。間違いなく待ち望んでいたグッドミュージックです。圧倒的熱量を持って極限まで削り、無骨に形作られた楽曲と決して媚びない美しいメロディは私たちのものであると確信させられます。メロディックともレボリューションサマー影響下のポストハードコアとも形容できる、そしてどちらでもないハードコア、メロディック、エモ、オルタナと全てが地続きだったあの頃の危うく得体の知れない空気感が瑞々しく再び現在につくられています。Dinosaur Jr.の"You're Living All Over Me"やJAWBREAKERの“Bivouac"などにある、ジャンルを形容できるようでできない「何か」を強く感じつつ、One Last WishやRites of SpringなどのDischord群、その他80'sから90's問わず全米各地の地下で蠢いていたSquirrel BaitやNew Sweet Breathといったメロディックパンクなど、誰しもが自分のフェイバリットに思いを馳せてしまう多様なバックグラウンドがより彼らの形容し難い音楽性に拍車をかけているように思います。ハードコアからエモやメロディックへ試行錯誤しながら変遷していった過渡期をリアルタイムで聴かせられているような感覚は唯一無二。また、今作は全曲一発録りでライブで放出されるマグマのようなパッションと冷たい緊張感がそもまま詰め込まれており、どこまでもリアルで生々しいです。アルバム名である“gnarled“は節くれだった、ゴツゴツしたというような意味があるようで、今作の楽曲はザラつき曲がりくねった美学が体現されたパンクアルバムだと思います。
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Wet Machines / Republic Wellness (cassette)
¥1,000
徳島のWet Machinesの4曲入りEPが福岡のkültti kasettiよりリリース。your pest band、what-a-night's、silverwigs、messといった徳島パンク・メロディックのオールスターともいえる盤石のメンバー構成から繰り出される珠玉のグッドミュージック。パンクのパワフルさは勿論、ガレージのザラザラ感やパワーポップの甘さ、グラムロックの妖しさ、泣きのハードロックギターが最高の形で結びついています。爽快さと哀愁、熱くありながらも時折クラクラするようなサイケ要素のあるボーカルもめちゃくちゃハマっていて不意打ちを食らったような衝撃と高揚感を覚えます。80'sミュージックへの再挑戦ともいえる音楽性は現行のSheer MagやRomeroなどといったバンドともシンパシーを覚える、かつてのオーバーグラウンドミュージックの持っていた多様性と深み、時代も場所も超えて聴き継がれていくような普遍性を持った音楽だと思います。ロックやパンクの奥深いところにある土臭いアメリカンミュージックの匂いをはっきりと感じとることができる空気感を徳島という土地から見事に作り上げている快作。過去作品も含めて是非体感してください。 https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/republic-wellness
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Zone Infinie / Dommages (cassette)
¥1,400
SOLD OUT
フランス・ビルールバンヌのパンクバンドが2022年にリリースした10曲入りテープ。本作は2021年にリリースされたEP"Dégats"と2022年にリリースされたEP"Atomisés"を収録した内容となっています。骨太でCamera Silens を思わせる印象的なベースラインやLeatherfaceを思わせるサッドなギター、ハードコアのエネルギッシュさやポストパンクのコールドな部分などパンクやハードコアのより多角的な要素が詰めこまれた音楽性。現行のフランスのモダンパンクとはまた少し違ったプリミティブな魅力に溢れていますが“Parti does ombres”は聴けばパンクが好きなら全員納得の曲じゃないでしょうか。フランス語の歌詞の為、意味を理解できているか怪しいですが、彼らの歌詞は、社会的で生々しい側面を持ち、高級住宅地化の犠牲となり周辺に追いやられた「何者でもない人々」の経験を、喧嘩や飲酒といった決まり文句とはかけ離れた形で表現しています。彼らの作品のジャケットが無機質な建物や街、瓦礫といったものになっているのもリヨンの外れにあるビルールバンヌというフランスの中心地から離れた街にある現実とリンクさせているのかなと思います。ブレストしかり、中心じゃないところからカッコ良いパンクが生まれてくるのはめちゃくちゃ正しいことだと思わせてくれる内容です。
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Tsarev / Self-Title (cassette)
¥1,200
フランス・ブレストのパンクバンドが2020年にリリースした1st EP。Dans Le Videからテープでのリリース。今フランスで最も熱いと言っても良いブレスト仕込みのモダンOi/Punk。ド派手な展開はないが沸々と湧き上がるような熱さがあるいぶし銀のパンクサウンド。ストイックな8ビートを刻むリズム隊と切り裂くギター、拳を上げるグッドメロディ。Syndrome81をはじめLITOVSKやsecteur pavéなど良質なパンクバンドを生み出し続けているブレストという街に恥じない新たなニューカマーと言って良いでしょう。
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filature / st (cassette)
¥1,200
SOLD OUT
フランス・トゥールーズのパンクバンドが2022年にリリースした5曲入りEP。リリースはDans Le Vide、Seitan's Hell Bike Punksより。かき鳴らされる冒頭のギターで間違いないと確信させらてしまう、ヨーロッパの燻んだ寒空とその下で沸々と燃えているようなサッドで熱いモダンパンク。刺すような単音ギターとマイナー調のコード、タイトなリズム隊、コテコテのOi! Punkというよりはポストパンクの影響が大きく窺える近年のブレスト周辺のバンドと共鳴するモダンなパンク。メンバーなどの詳細は不明ながらも、現行のこの手の音楽性のバンドの中ではこのEP一本で抜きんでたものを感じていて、とにかく曲が良いと思います。曲調としても早くもSyndrome 81影響下のバンドなのではと勘繰ってしまいます。現行フランスに注目している人は必ずチェックして下さい。
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nohz / DEMO (cassette)
¥1,200
フランス・トゥールーズのパンクバンドが2022年にリリースした全7曲のデモテープ。Dans Le Vide、Dirty Slap Records、Urticaria Recordsからのリリース。ダークなエネルギー渦巻くraw&primitiveなパンク。耳をツンザクようなレイジングなボーカルのパッション全開の速いパートからのダーティな踊れる展開が来るのはハードコアとして極上です。HOAXをはじめとするCONDITIONやKLONNSなどにも通じる怒りの爆発として正しい形のアンダーグラウンドミュージックだと思います。
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ANGRY SILENCE / Les Privés d'amour, les boit sans soif (cassette )
¥1,200
SOLD OUT
フランスのパンクバンドが2021年にリリースした1st EP。メロディアスで哀愁深い、だけどシリアスになりすぎないポップネスを持ったメロディックパンク。2020年にファーストショウを行ったばかりという、(おそらく)フランスの新星です。メロディックといって良いサウンドながらも彼らのTHE JAMなどにも通じる甘く柔らかなメロディと楽曲。聴きやすくありつつも聴くほどに彼らの味を噛み締めることが普遍的魅力を持った内容です。
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secteur pavé / Self-Titled (LP)
¥2,300
フランス・ブレストのパンクバンド2019年にリリースした1stアルバム。 No Glory Records、Dans le Vide、Entre Chien et Loup、Senseless Acts of Angerによる共同リリース。自転車競技の石畳区間から付けられたバンド名。熱くキャッチーであり無骨な哀愁がメロディの隙間から覗くパンクサウンド。Blitzなどの硬派な、そしてどこか洒落ているOi/Punkの流れを汲む、自然と声と拳を上げてしまう楽曲の数々。シンプルながらも切れ味鋭いギターと絶妙なところではいるマイナーなコード進行は一聴しただけでどれもセンス抜群です。個人的にですが特に“Travail bien fait"はジャンルの壁を超越した、ブリットポップに感じるようなアンセム感を感じています。ブレストのSyndrome 81やLitovskとメンバーも被っており両バンドとも共鳴する、ポストパンクを再構築した現行フランスのモダンOi!/Punkの流れをひしひしと感じます。本当にブレストとその辺りと関わりがあるバンドに外れはないです。
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Joyride! & Bitpart / split (cassette)
¥1,700
サンフランシスコのJoyrideとパリのBitpartによるメロディックスプリット。Joyrideが8曲、Bitpartが1stアルバムの全9曲を収録したボリューミーな内容。リリースはCorn Dog Recordsから。 Joyrideはラフでキャッチーなメロディック。パンクのビートとギターのジャカジャカ・ドタバタ感にキャッチーな甘酸っぱい素晴らしいメロディにガツンとやられます。FastbacksやParasolのようなパンクとインディロックが混ざったバンドのニュアンスを感じつつ、Peach Kelli Popなんかのギターポップの要素まである音楽性だと思います。 Bitpartは荒々しくも切ない男女混成ボーカルのラフメロディック。聴きやすさや分かりやすさに全振りしない、あくまでパンク、ハードコアを踏まえてのメロディックサウンドということを意識させられる音楽性。前身のバンドであるFat Beaverでオリンピアへのツアーを行っているようであり、RVIVRやRumbletowneリリースのバンドのようなオリンピアメロディックを志向していたのが伺えます。そして、それが完全に再現できていないという不完全さも今作の愛おしい魅力の一部分となっています。
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ACADEMY FIGHT SONG / IT'S MY LIFE (casette)
¥1,000
SOLD OUT
福岡のオルタナティブロック・ポストハードコアバンドがリリースした3rd EP。リリースは引き続きカルトレーベルkültti kasettiから。かなりのハイペースで今年リリースを続けている彼らですが、メロディ、ソングライティング、そして圧倒的な熱量が詰め込まれた現時点での集大成といえる内容。何かの終わりと始まりを期待させるような哀愁と希望が入り混じる文句なしのタイトルトラック"It's My Life"から幕を開ける今作。Husker DuのNew Day Rising期を彷彿とさせるアンダーグラウンドのパンクやポストハードコアからオーバーグラウンドへの過渡期、グッドミュージックを追い求めた先の景色が広がっています。メジャー感が漂いつつもSUGAR一歩手前とでも言うような絶妙の塩梅をあくまで日本詩で作るのは今彼らしかできないのではないでしょうか。続く"Under Taker"では不穏でどこかロマンチックさが漂うようなINSTRUMENTALの劇中で流れても全く違和感がないFUGAZIへの愛を奏でつつ、なだれ込むように"Makotoshi"へ。ヒリヒリするようなポストハードコアを文字通り叩きつけるようなリフに乗せていて、その中で荒々しくも浮かび上がってくるメロディに感情を揺さぶられ、思わず歌い出してしまうエモーショナルソング。そして、ラストはDinosaur Jr.のLost All DayやJAWBREAKERのAccident Proneといった曲のような悲しみ・切なさを大きな優しさが包み込んでくれるような"Nansei"。運転中にふとラジオから流れてきそうな親しみやすい柔らかなメロディと圧倒的な力強い音、歌っているかのようなメロディのギターソロがファズに乗って響き渡り幕を閉じます。今年カセットでリリースされた作品を3部作として捉えるなら物語を締めくくるにこれ以上ないエンディングだと思います。
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ACADEMY FIGHT SONG / -KANATA- (casette)
¥1,000
SOLD OUT
今年3月に鮮烈な衝撃を与えた1st EPをリリースしたばかりの福岡オルタナティブロックバンドの2nd EP。Bandcampダウンロードコード付き。リリースは引き続きカルトレーベルkültti kasettiから。ザラつく圧倒的な音像。SST、D.C、DeSoto、札幌、福岡、何層にも重なったメンバーそれぞれの音楽的背景が入り混じり、現代の音楽としてリビルドされています。前作と比べると重厚で深みのある曲が増えた印象で、The Clashを飛び越してBurning AirlinesへのAFS流の回答であり、屈折した爽快さが渦巻く“ITOSHIMA CALLING"、中期以降のDinosaur Jr.やHUSKER DUといったささくれだったパンクやハードコアを一周したバンドと同じ乾いた哀愁を感じる"KANATA "。ポップスにはどうしても出せないほんの一握りのウェットさがひたすらに優しく響きます。うねるとベースとプリミティブなドラム、かき鳴らすギターが攻撃力高めの"断捨離 NIGHT DAYS"、バンド名の由来となったMission of Burmの“ACADEMY FIGHT SONG“のスタジオカヴァーテイク収録と今作も隙のない全4曲。Dinosaur Jr.ばりの巨大な音とすっと胸に染み込んで残り続けるような日本語詩は肩の力をそっと解きほぐされる暖かさがあり、今作もやはり普遍的です。付け加えるなら彼らのライブにハズレは存在しないのでをライブでその音を是非体験して下さい。
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MIDSENTENCE / 2 SONGS SINGLE (casette)
¥600
SOLD OUT
フロリダの新鋭メロディックパンクバンドとしてリリースされていてもおかしくないFar East End からのアンサーバンド。掛け合いのツインボーカルが痛快かつ胸焦がれること間違いない。爽やかな疾走感のある楽曲が中心で小気味良い。そんな中でも裏付けされるのはJAWBREAKERやスウェーデンメロディック、jade tree、Dinosaur jrなどのギターロック、revolution summerなど総じてあらゆる"メロディック"の成分であり、抽出しながら引き算もしっかりとされた構成。まだサウンドプロダクションこそ荒削りではあるが、ありあまるピュアさで今後も切なさに浸るサウンドを追求してほしい。(text/ Crucifive ten)
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Chaviré / Maintenant Que Les Flammes Sont Partout (cassett)
¥1,300
フランス・ナントのエモバンドが2019年にStonehenge Recordsからリリースした3rdアルバム。90年代のオールどスクールなStonehengeのバンドのようにエモーティブでスクリーム全開のハードコアとは違いミドルテンポ主体のマイナーコードから作り出されるサッドでドラマチックなエモ・スクリーモサウンド。バンドの紹介に書いてあった"emo punk"という言葉がかなり端的にこのバンドを表しているなと思います。2000年後半以降のモダン目なエモ・スクリーモの要素を感じますが"K.&K."はこれぞStonehengeのバンドとも言えるエモーショナルコード進行の黄金旋律。アルバムのタイトルの意味は「今、炎は至る所にある」。世界は燃えまくっているし、それに反抗する火もまた燃えている。バンドの溢れる創造性と怒りを表現した作品です。
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duster / Contemporary Movement (casette)
¥1,600
SOLD OUT
カリフォルニア・サンノゼのスロウコアバンドによる2000年にUp Recordsからリリースされた2ndアルバムの2022年Numero Groupリイシュー作品。気怠くも美しいリズムとリフレインがトリップさせてくれるスロウで尖った作品。リズミカルな表現を殺し、シンプルでロウな表現でどこまで美しさを表現しようとしているかの挑戦のようにも思えます。ゆったりとしたリズムに乗る幻想的でありながらも不安定なアルペジオと呟くように歌う儚いボーカル。前作よりもしっかりと認識できるメランコリックな表現から湧き上がる物悲しさとノスタルジアはやはりこの作品・バンドが後世に残るべくして残ったのだと感じさせられます。スロウコアと評されているサウンドではありますが、ポストロック、エモ、ドローンと多彩な要素を内包した音楽性で意外と間口は広いのかなと思います。是非このどこか狂った幻想の海でゆっくり漂ってみてください。
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duster / Stratosphere (cassette)
¥1,600
SOLD OUT
カリフォルニア・サンノゼのスロウコアバンドによる1998年にUp Recordsからリリースされた1stアルバムの2022年Numero Groupリイシュー作品。どこか異次元を感じさせるゆったりとしたリズムから作り出される美しいメロディと力の抜けたリフレインがもたらす酩酊感。ゆらゆらと漂う中に奏でられるアルペジオは幻想的。それと同時に彼らの作るメロディとノイジーさは開放感と隣り合わせの不穏さ、物悲しさがあります。そのサウンドや元Mohinderのメンバーがいることからエモとしての文脈で捉えられることもある彼らですが、大袈裟なノスタルジアはいらないと言われているような、本当にゆっくりと染み込んでいく悲しさとエモーショナルを内包しているように思ます。今作の彼らの擦れたようなザラつく質感は正にテープ向きだと思います。
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HONG! & TOAST / PUNK CINTA DAMAI SPLIT(Cassette)
¥700
横浜のDIYパンクレーベルWWAV(West Ward Audio Visual)より2022年5月にリリースされたインドネシア・タンゲランのハードコアバンドTOASTとHONG!によるスプリットテープ。速い・軽い・熱い、双方アメリカンハードコア最良の時代といえる80'sの影響色濃いプリミティブかつ軽快なハードコアサウンド。2000年代に活動していたインドネシアの"HELLOWAR"の曲「Punk Cinta Damai」(直訳すると"平和のためのパンク")を両バンドともにカヴァーしたものを収録。ほぼ全曲1分未満のパーフェクトな曲の短さで一瞬のうちに駆け抜ける血管沸騰の全6曲。
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