ACADEMY FIGHT SONG / IT'S MY LIFE (casette)
¥1,000
SOLD OUT
福岡のオルタナティブロック・ポストハードコアバンドがリリースした3rd EP。リリースは引き続きカルトレーベルkültti kasettiから。かなりのハイペースで今年リリースを続けている彼らですが、メロディ、ソングライティング、そして圧倒的な熱量が詰め込まれた現時点での集大成といえる内容。何かの終わりと始まりを期待させるような哀愁と希望が入り混じる文句なしのタイトルトラック"It's My Life"から幕を開ける今作。Husker DuのNew Day Rising期を彷彿とさせるアンダーグラウンドのパンクやポストハードコアからオーバーグラウンドへの過渡期、グッドミュージックを追い求めた先の景色が広がっています。メジャー感が漂いつつもSUGAR一歩手前とでも言うような絶妙の塩梅をあくまで日本詩で作るのは今彼らしかできないのではないでしょうか。続く"Under Taker"では不穏でどこかロマンチックさが漂うようなINSTRUMENTALの劇中で流れても全く違和感がないFUGAZIへの愛を奏でつつ、なだれ込むように"Makotoshi"へ。ヒリヒリするようなポストハードコアを文字通り叩きつけるようなリフに乗せていて、その中で荒々しくも浮かび上がってくるメロディに感情を揺さぶられ、思わず歌い出してしまうエモーショナルソング。そして、ラストはDinosaur Jr.のLost All DayやJAWBREAKERのAccident Proneといった曲のような悲しみ・切なさを大きな優しさが包み込んでくれるような"Nansei"。運転中にふとラジオから流れてきそうな親しみやすい柔らかなメロディと圧倒的な力強い音、歌っているかのようなメロディのギターソロがファズに乗って響き渡り幕を閉じます。今年カセットでリリースされた作品を3部作として捉えるなら物語を締めくくるにこれ以上ないエンディングだと思います。
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レビュー
(42)
