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Star 99 / Gaman (LP)
¥3,500
カリフォルニア・サンノゼの親友4人により結成されたパワーポップバンドの2025年2ndアルバム。Lauren Recordsよりリリース。喜びも悲しみも極上のポップネスで包みこみ、爽快感たっぷり届けられる全10曲。The MuffsからThe Get Up Kidsまでもが脳裏に浮かぶメロディメーカーの系譜。前作から引き続き2人のボーカルの掛け合いの感じなんかはLemuriaぽくもあるなと思うので、パワーポップからメロディックパンクが好きな人にも何かしら刺さるものがあるのではないでしょうか。楽曲の作り自体はシンプルでありつつ、前作と比べムーディな雰囲気の曲や打ち込みの曲があったり、アプローチの幅がグッと増え、インディロックとしてもより成熟している印象です。グッドメロディは今作も勿論溢れまくっているので、より多くの人に聴いて欲しくなる内容です。
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Star 99 / Bitch Unlimited (LP)
¥3,500
サンフランシスコ・サンノゼのパワーポップバンドの2023年1stアルバム。リリースはLauren Recordsより。2021、2022年にそれぞれ自主でリリースしていたEPの時点でただならぬ雰囲気があったのですが今アルバムでセンス爆発のとびきりのポップネスとピュアなエネルギーに溢れたパワーポップ・ポップパンクサウンド。1発で耳に刻まれるキャッチーで明るくもどこか切ない心くすぐられる1番欲しいグッドメロディ。2人のボーカルによるかけ合いもとても魅力的で、"South Second"なんかはLemuriaをめちゃくちゃ思い出してしまいました。Fastbacksなんかの90'sギターロックやSwearin'、Ratboysなどの10's系インディロック要素も多分にあるのでパンク、オルタナ好きな人も必聴系だと思います。
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Dogs On Acid / ST (LP)
¥3,600
インディエモバンドの2015年にJade Treeからリリースされていた唯一のアルバムを2025年、リリース10thアニバーサリーとしてLauren Recordsがリイシュー。Algernon Cadwallader、Snowingというエモリバイバルの流れの中心にいたバンドのメンバーにより結成。エモ、トゥインクル通過後のサウンドであり、インディ、エモ、パワーポップなど幅広いレンジで聴くことができる、切なくてポップでひたすらに心地よいサウンド。ジャングリーかつ美味しいところで美味しいギターがドライブする様は90'sのギターロックやオルタナティブロックをエモ通過後のフィルターでやったのかなと思います。トゥインクル要素はほぼ感じられないけど良いアルペジオがさらっとあったり、ヘヴィさを鮮やかさに変換したWEEZERという感じで、やっぱりどの曲のどこを切り取ってもキラーなメロディだらけで最高です。
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Algernon Cadwallader / Parrot Flies (LP)
¥3,500
フィラデルフィア産エモリヴァイバルバンドの2011年リリース2ndアルバムをLauren RecordsとAsian Man Recordsがリイシューしたものです。 今日まで続くエモリヴァイバルの流れを形作ったバンドといえるバンドです。ギターの複雑かつ美麗さ、シンガロングをせざるを得ない熱いボーカル、マスロックのような捻くれた曲構成とそれがキャッチーにまとめ上げられた楽曲達は音楽的センスに満ち溢れています。 2ndの今作も色濃くCap'n Jazzの遺伝子を受け継いでいますが、1stの牧歌的な感じからよりソリッドに爆発力が宿っています。 従来のエモでもマスロックでもないキラキラしているけどヒリヒリさせられっぱなしのエモの文脈を書き換えた一枚です。
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Algernon Cadwallader / Some Kind Of Cadwallader (LP)
¥3,500
フィラデルフィアのエモリバイバルバンドが2008年にリリースした1stアルバムのAsian Man Records、Lauren Recordsによるリイシュー盤。Cap'n Jazz直系といえる蒼くエモーショナルな楽曲であり、トゥインクルでメロディアスな響の可能性を突き詰めたパイオニア的サウンド。鮮やかで複雑な広がりのある各楽器のアンサンブルはAmerican Footballやマスロック、カントリーなどの影響下であるのでしょうが、それらの要素を内包しつつもオリジナリティ溢れる質感は彼らのセンスが故に成したものかもしれません。シンガロングパートでは牧歌的だけど燃え上がるような熱がありエモの前にパンクの核がちゃんとあるのを感じられます。後続に絶大な影響を与えた彼らですが、聴き直すと個人的には他を寄せ付けないくらい唯一無二です。
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Algernon Cadwallader / ST (LP)
¥3,500
フィラデルフィアのエモリバイバルバンドがリリースしてきた、2006年Demo EP、2009年EP、"Serial Killer Status"、"Katie's Conscious"のアンリリースドテイク、4way splitに加え、ビートルズの「This Boy」とエルヴィス・コステロの「No Action」のカヴァーを収録。どの音源も入手しずらくなっているので非常ありがたい内容の編集盤。Lauren RecordsとAsian Man Recordsより。個人的に2009年EPがベストエモーティヴトゥインクルで熱さもメロディも最高だと思ってるのでAlgernon好きなら必ず聴いて欲しい内容です。
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YAPHET KOTTO / Seems Our Situation Calls For Blood Loss (Lp)
¥4,500
SOLD OUT
カリフォルニアのハードコアバンドがリリースしたシングル、スプリット、コンピからのアルバム未収録曲を全て収録、未発表曲3曲も加え 全曲リマスターされた編集盤。Dead Broke RekerdsとRepeater Recordsによるスプリットリリースです。"ディスコード"や"エモーティヴ"側とはまた違った視点でのハードコアのエモーショナルさの極地といえるサウンド。ビリビリと痺れる緊張と全部燃やし尽くすような熱量、静と動のコントラストがひたすらに胸をうつ奇跡的なものだと思わされます。どこを切り取ってもハードコアでありエモであるドラマチックミュージックですね。個人的にJasmineの"Heritage"カヴァーで涙。バンド在籍時の写真やフライヤーが掲載されたインサート・ブックレットは当時の空気感そのまま。噛み締めて読みましょう。今となってはレコードで聴くのが難しい音源ばかりだったと思うのでリリースしてくれた2レーベルに大感謝です。
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FAULTY COGNITIONS / Somehow, Here We Are (cassette)
¥1,800
テキサス・サンアントニオのパンクバンドの2024年1stアルバム。Cercle Social Recordsから2024年にリリースされていたLPをDead Broke Rekerdsがカセットテープでリリース。パワフルな8ビートに導かれるようにじわじわとギアを上げていき、いつの間にか熱狂の中に引きずりこまれているような、円熟したメロディと渋くもドラマチックな楽曲ががっちりとかみ合ったサウンド。Shang-A-Lang、Low CultureのChris Masonがボーカルというところでメロディックファンには引っかかる部分が多分にあるとかと思いますが、ラフメロディック要素は残しつつThe Replacementsなどのような正統派パンクの影響が強いように感じます。Chrisのここぞのグッドメロディで一気に熱が入る瞬間は最高に痺れます。完全にチェックが遅れてましたが2024年ベスト級の作品だと思います。
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RADAR / S/T( LP)
¥3,600
ニューヨークのパンクバンドがリリースした2024年1stアルバム。Dead Broke Rekerdsよりリリース。Meltaways、Adult Magic、Back-up Planなどのメンバー在籍。ドライブしまくるギター、極上のポップメロディをドタバタとした勢いそのままに刺しにくるハイエナジーなサウンド。The MuffsやFastbacksのポップネスをThe Marked Menの楽曲にはめ込んだようなガレージパンク・パワーポップの魅力たっぷり。もちろんメロディックパンクとして文句なしのバランスでTenementやParasolあたりが好きな人にも聴いてほしい、乾いた質感、疾走感と唸るデカいギター、と美味しいとこだらけです。ショート&ラウンドの全12曲。
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EZRA COHEN & THE BIG CITY BAND / Worse For The Wear(LP)
¥3,600
元Notchesでありシンガーソングライターとしても活動しているEzra CohenがBig City Bandとタッグを組んで作り出された2024年リリース2ndアルバム。Dead Broke Rekerdsより。ジャングリーで甘く切ない極上インディパワーポップ。Lemonheadsを思い起こされるようなポップさとほんのり漂う90'sオルタナティブロックの香り。決して派手ではないけどどこを切り取っても耳なじみの良い愛おしい質感に溢れています。どの時代どの場所でも聴き続けられるような作品になっているのではないでしょうか。
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Chinese Telephones / Outta My Hands(7")
¥1,800
ミルウォーキーのメロディックパンクバンドの2023年リリースの4曲入りEP。Dead Broke RekerdsとBloated Katより。2007年以来のリリースです。ラフにキャッチーに、泣きのキラーメロディだらけのメロディック・パワーポップサウンド。キラキラとした切なさが込み上げるこの感じはあの頃と変わらず最高です。随所にあるオールディーズを感じさせるムーディなカントリーサイドの雰囲気は以前より強くなっているようで、以前のような荒々しさもありつつ一つ成熟したスタイルになったと思います。Dictatorsのカヴァー"Loyola"もめちゃくちゃ良いです。久々のリリースですが完全に過去を超えてきた内容じゃないでしょうか。
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HIDDEN SPOTS / New Me/New You (LP)
¥3,000
Future Virgins,、Basement Benders等のメンバー在籍のテネシー・チャタヌーガのパンクバンドが2019年にリリースした2ndアルバム。Dead Broke Rekerdsよりリリース。乾いたブルージーなフレーズとガシャガシャとしたラフな質感、しゃがれたボーカルの珠玉のグッドメロディ。チャタヌーガの色といえるガレージパンクとメロディックパンクの良いとこどりのようなサウンドです。Leatherface系譜の哀愁あふれる熱さはあるけどしっかりキャッチーで甘いメロディも同時にあるのがとても良いです。
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Adult Magic / E.P. (7")
¥1,400
ロングアイランドのオルタナティブパンクバンドの2017年4曲入りEP。Dead Broke Rekerdsよりリリース。Iron Chic、Crow Bait、Sister Kisserのメンバーによるバンドという期待感を軽々超える、渋くて甘いガレージパワーポップとでも言うようなサウンド。80'sロック・パワーポップを意識させられるリフと粘り気のあるブルージーなギター、そこにメロディックパンクの疾走感とグッドメロディを掛け合わせたような絶妙な塩梅。"Hanging onto ghoast"なんかのサッドなメロディはSamiamやSinkholeのようなメロディックを彷彿とさせられて最高です。
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On The Might Of Princes / Where You Are and Where You Want to Be (LP)
¥3,300
ニューヨーク・ロングアイランドの伝説のエモ・ポストハードコアバンドの2001年リリース2ndアルバムのリイシュー盤。Dead Broke Rekerdsからです。音楽性はTexas Is The Reason、yaphet kotto、Engine Down等のバンドを思い起こさせますが、そのどれにもあてハマらない唯一無二のものとなっています。90's emoの延長線上ではありつつもハードコア由来の攻撃性は失っておらず、正しい意味でのポストハードコアを体現しているバンドだと思います。特に"And the Hat Stays Onは淡々しつつも悲痛な静パートからの感情むき出しの重厚な激パートへの畳み掛け方がドラマチックとしか言いようがないです。 寒々とした静寂と悲しい咆哮に胸をえぐられる作品。
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On The Might of Princes / Sirens (LP)
¥4,000
ロングアイランドのエモバンドの2003年にCDでRevelationからリリースされていた3rdアルバムを2023年Dead Brokeが初めてレコードでリイシュー。オリジナルのレコーディングエンジニアによるリミックス・リマスターがされています。冷たい狂気と怒り、悲しみが渦巻くエモ・ポストハードコア。複雑に、時に不協和音を出しながらもどこか心地よく絡み合う2本のギター、前作に続きジャンルに囚われないリズムパターンはよりダイナミックなものになっています。歌われるメロディはよりメロディアスかつストレートなものへ。今作はCave In、Isisなどで知られる、ボストンのNew Alliance Studioでレコーディングされたということも関係しているのかサウンドプロダクション、アレンジ面でも明らかに前作から数段先のステージに到達したクオリティであり、ほのかにエクストリームなヘヴィミュージックの雰囲気も漂います。静と動が入り乱れるカオスでありながらもしっかりとドラマチックに涙腺を刺激する楽曲はこれが彼らのラスト作となったことを考えると尚更儚いものに聴こえます。
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WETNAP / /// (cassette)
¥900
SOLD OUT
東京のパンクバンドによるセルフリリース2025年3曲入りEP。ザラザラとした無骨な質感から作り出されるサウンドは鋭く、物悲しくも暖かい。メロディックやエモ、オルタナとして高揚するメロディをバシバシにおさえつつ、パンクだけではない多様なバックグラウンドが混じりあった独自のスタイルを感じさせてくれます。また、個人的に感じていたJAWBREAKER節やDISCHORD感に加えBuilt to SpillやArchers of Loafなどに通じる哀愁インディロックの旨みが激しさの中にあり、よりアーティスティックな艶が感じられる内容になっていると思いました。テープで聴くのがベストだと思うので是非。 ※セルフコピー仕様.DLコード無 https://wetnap-band.bandcamp.com/album/-
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Fennel×toddle / split (7")
¥1,980
SOLD OUT
LIKE A FOOL RECORDS より2025年リリースの東京のインディロックバンドFennelとtoddleがそれぞれ1曲ずつを収録したスプリット7"。tricotのベーシスト、ヒロミ・ヒロヒロによるソロプロジェクト”Fennel”。メランコリックなメロディとダイナミズムを感じさせるギターロックサウンド。楽曲の起承転結が明確に作られた構成はそれぞれの部分できちんと良いメロディ良いリフが散りばめられていて王道的とも言える1曲になっています。2002年から活動し続けるtoddleは、いつの時代でも変わらずあるような普遍的魅力のあるインディーロックサウンド。Aメロとサビがミニマルに繰り返される楽曲は聴けば聴くほど耳馴染む、軽快なキャッチーさと切なさがクリアに響く1曲を収録しています。町田千秋さんによるジャケのアートワークのコラージュと装丁もとても素敵です。
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DEATHRO / ガラパゴス -GALAPAGOS (CD)
¥2,200
神奈川県愛甲郡愛川町を拠点に活動するロックボーカリスト・シンガーソングライターの2025年5thアルバム。リリースはROYAL SHADOWより。全曲MTRによるセルフ録音された今作は音圧の対極にあるようなシンプルなサウンドプロダクション。ロウが故にソリッドなビートとメロディ、各楽器が奏でる力強さがダイレクトに届きながらもどこか懐かしくも愛おしい質感になっています。J ROCK/ビートロックの核はそのままにに装飾を取払い短くなった楽曲はよりパンクやハードコアに近いものになっているようにも思わされます。ラブソング、ローカル、パレスチナ、反差別、自身への葛藤と、歌われる歌詞は優しく反抗心を強く感じ、DEATHROがパンク・ハードコアシーンをはじめ様々な人たちの間でなぜ愛されているかが詰まっているように感じます。またアルバムジャケット&アートワークもスキャンするまで一切PCを使わず、写真家・小野由希子さんが撮影したフィルム写真を現像した銀塩プリントと本人がSHARPワープロ書院を駆使してデザイン。
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sniff / 4 song e.p. (cassette)
¥1,000
熊本のメロディックバンドの2025年4曲入りEP。リリースはKültti Kasettiから。ポップ&サッドなメロディのひとつひとつが切なく胸を打ってくる、蒼くエモーショナルなサウンド。キャッチーなんだけどどこか突き抜けないイナタさ、完成されないが故により熱く燃えるような、そんな魅力を感じます。前作から90'sやEarly 00'sインフルエンスを感じるサウンドへ徐々に時代を逆行するように変化していっている彼らですが、今作はよりメロディックな部分へと踏み込んできたのかなと思います。Two Line FillerやPainted ThinなどのカナディアンメロディックからSaves The Day(2nd、3rd )、The Promise Ringや初期The Get Up Kidsまでが脳裏に浮かぶようなメロディックとエモの淡い境界の質感がきちんと存在しているのがとても良い。懐古でありモダンな正統派"エモメロディック"と言える内容に仕上がっているのではないでしょうか。 https://kulttikasetti.bandcamp.com/album/4songs-e-p-sample
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unripe / Definition of Hope (CD)
¥2,000
沖縄の激情ハードコアバンドが2024年末にリリースした6曲入りEP。2000年より活動し、これまで2枚のスプリット音源をリリースしていた彼らの今作が初の単独作品となります。冷たくメランコリックな旋律のアルペジオとそこから暴力的かつ叙情的に繰り広げられるサウンド。静と動が激しくドラマチックに展開していく楽曲は、この手の音楽を好む者にどこか懐かしさを与えるオールドスクールな魅力があります。加えてポストロック的なアプローチをしつつ壮大さを感じさせる部分はenvyだったりのジャパニーズスタイルの激情ハードコアや近年のDeathwishのバンドにも似た質感を作り出しているなと思いました。暗くも激しく美しい6曲です。
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DRYACID / SHADOW IN THE RISING SUN ・ WASTING MINE (7")
¥1,540
SOLD OUT
福岡のパンクバンドが満を持しての7"がblackholeより2枚同時リリース。片面1曲ずつ収録、ジャケの色違いと見せかけて別々の内容です。修行のようなストイックさが伝わるバチバチにタイトなリズム隊、メロディアスかつサッドな切り裂くギター、熱くもインティジェンスを感じさせる華のあるボーカル。Blitz、Camera Silensから往年のJapanese Oi! Punkまで、リスペクトと普遍性を感じさせられる、パンクの魅力を高純度で詰め込みつつもスタイルはモダンであり現在進行形。Oi! Punkとそこからのポストパンクへのグラデーションを表現しながらも、あくまで良い音楽として作りこまれています。現行のブレストパンクからロンドン、モントリオール勢とも正面から打ち合えるようなサウンドとなっています。スタンス、スタイルともにワーキングクラスミュージックとして素晴らしい内容なので頭もリリックも噛み締めてください。 https://blackholekuroiana.bandcamp.com/album/shadow-in-the-rising-sun-wasting-mine
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DRYACID / SUBSTITUTE ・ POLICE CHECK (7")
¥1,540
SOLD OUT
福岡のパンクバンドが満を持しての7"がblackholeより2枚同時リリース。片面1曲ずつ収録、ジャケの色違いと見せかけて別々の内容です。修行のようなストイックさが伝わるバチバチにタイトなリズム隊、メロディアスかつサッドな切り裂くギター、熱くもインティジェンスを感じさせる華のあるボーカル。Blitz、Camera Silensから往年のJapanese Oi! Punkまで、リスペクトと普遍性を感じさせられる、パンクの魅力を高純度で詰め込みつつもスタイルはモダンであり現在進行形。Oi! Punkとそこからのポストパンクへのグラデーションを表現しながらも、あくまで良い音楽として作りこまれています。現行のブレストパンクからロンドン、モントリオール勢とも正面から打ち合えるようなサウンドとなっています。スタンス、スタイルともにワーキングクラスミュージックとして素晴らしい内容なので頭もリリックも噛み締めてください。 https://blackholekuroiana.bandcamp.com/album/substitute-police-check
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The Arrival Note / …Home Is So Far From Here (LP)
¥3,850
SOLD OUT
フロリダのエモバンドが2つのEPとスプリット7インチを経てリリースした2024年1stアルバム。これまでと同様にSunday Drive Recordsより。王道とも言えるようなメランコリックかつキャッチーで涙腺を刺激するようなエモーショナルなサウンド。全体としてビタっとした重心の低いバランスとほのかにリフの端々に漂うヘヴィネス、ハードコアから脈々と繋がる質感を内包している様はLate 90's~Early 00'sのElliottやTexas is The ReasonといったRevelation Emoの系譜を感じさせます。また、フロリダという土地に深く根付いているロック、メタルのパキっとしたパワフルさと哀愁がふんだんに出ていて、Further Seems ForeverやHot Water Music味もほんのりあります。あと個人的にフロリダじゃないですがエモに振り切ったPlanes Mistaken for Starsだなと思ったりもしました。純度100%の地下の音楽というよりはオーバーグラウンドに届きそうで届かないあの感じがしっかりあり味わい深いです。同郷のバンドGlazed、Postdromeのボーカルをフューチャリングした楽曲も複数収録されていて現行のフロリダシーンのハードコアとエモの距離感も包括したアルバムとなっています。
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Painful Choice&Sugar Coat,&The Arrival Note / split (7")
¥1,850
SOLD OUT
Sunday Drive Recordsが2023年にリリースしたハードコア、インディーロック、エモバンドによる3 way split ep。 アトランタのPainful Choiceは、Revlolution Summerの影響を色濃く感じさせるポストハードコアサウンド。鮮やかに燃えるようなメロディアスでパワフルなハードコアであり、オリジネイターに忠実というよりはPraiseやFiddlehead、Circlesのようにモダンにアップデートした楽曲になっています。フロリダのSugar Coatは気怠げでジャングリーなインディーロックサウンド。ラフな楽曲の今から平熱でグッドメロディが飛び出てくるのはBuilt to SpillやPavementのイズムを感じさせるものとなっています。フロリダのThe Arrival Noteはややヘヴィさを感じさせるダイナミックな楽曲と青くさいというよりは渋いエモーショナルなメロディで味付けされたエモ。ロックとしても聴ける塩梅はElliottやChamberlainのラインのサウンドとなっています。
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