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SYNDROME 81 / Béton Nostalgie (LP)
¥3,000
SOLD OUT
フランス・ブレストのパンクバンドがリリースしたデモ、Litovskとのスプリット、UVPRコンピレーション・ソング、Desert Urbain、BMABシングル・シリーズ、Urban Savageスプリットなどの18曲を収録した編集盤。2017年リリーズされたもののリプレス盤となります。2010年代初頭から彼らが先陣をきって作り上げてきたとも言えるポストパンクを再解釈したモダンOi!/PUNKのスタイルが詰め込まれています。All Cats Are Greyによる素晴らしいドローイング付き。
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LITOVSK / st (12")
¥2,600
Symphony Of DestructionとDestructure Records2023年にフランス・ブレストのパンクバンドによる5曲入りEP。前作の2ndアルバムに続きポストパンクやOi!/Punkの要素をハイブリッドさせたフランススタイルのモダンパンクナンバー"Cerises et Grenades"から幕を開けつつ、曲順が進む毎に彼らの今作の進化が体感できます。冷やりとする緊張感が全体に漂っていた前作からどこか柔らかさや温度が感じられる音像へと変化。ポストパンクの先の音やネオアコ的なサウンドへ接近したものとなったサウンドはThe SmithsやThe Stone Rosesが脳裏に浮かぶ普遍的なものとなっており、これまであまりなかったミドルテンポでしっかりと美しいメロディが奏でられています。ブレスト周りをはじめとしたモダンパンクの哀愁&ドラマチックな現行のパンク、そしてその先の光景が垣間見えたような作品に仕上がっています。
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TATXERS / ST
¥3,300
SOLD OUT
ITOIZ、ZARAMA、HERTZAINAKのようなバンドに大きな影響を受けたパンプローナ出身のパンク・パワーポップバンドの1stアルバム。バスク語で歌われる全11曲を収録。クリーンなギター・トーン、甘美なメロディー、耳馴染みの良いキャッチーなコーラスワーク。パンクのバックグラウンドをしっかりと感じさせるソリッドなニュアンスが随所に見られつつもどこか牧歌的な雰囲気も垣間見えたりして、それを全部グッドメロディでひっくるめて持っていくという憎いバランスになっています。各楽器のアンサンブルも絶妙なバランスでミニマムだけど力強い。2曲目の“Labanak”のもろなThe Clash節や全編を通してTeenage Fanclub感、カレッジロック的なニュアンスがあったりします。その上でしっかり1曲ごとにアップデートして現行の音楽として鳴らされている素敵な作品だと思います。
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CORIKY / st (LP)
¥2,600
Ian MacKaye (Minor Threat、Fugazi、The Evens)、 Amy Farina (The Warmers、The Evens)、Joe Lally (Fugazi、The Messthetics)というDischordの歴史そのものと言えるような3人が結成したD.Cのポストハードコアバンドの2020年にリリースした1stアルバム。Joe Lallyのベースが作り出す柔らかな不穏さとでも言うような薄くゆらゆらと漂う緊張感、Ianが影響を公言しているJimi HendrixやTed Nugentといったアーティストのネットリと張り付くようなブルースの質感、後期fugaziにあったようなムーディな不協和音、時折現れるThe Evensのような耳馴染みの良いメロディと、全てが繋がってしまう唯一無二のサウンド。ハードコア、ポストハードコア、彼らの様々な「これまで」を経てきたから今だからこそ到達できたスタイルだと思います。音数が減り空いた空間から染み出してくる練り上げられた乾いたエネルギーは円熟味、哀愁という言葉がピッタリながらも未だアイデアは尽きない、驚きと新しい発見のある一枚。
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Q and Not U / Different Damage (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが2002年にDischordよりリリースした2ndアルバム。プロデューサーにIan MacKayeとDon Zientaraを迎えInner Ear Recordsにて制作された。前作よりMatthew Borlikの脱退からトリオ編成になった今作。ドラムJohn Davisの複雑かつ軽快なリズムを土台とし、シンプルで彩り豊かなメロディが絡み合うことで生まれた異質なポップネス。前作では2本のギターの重なりで作られるカタルシスがありましたが、今作はギターが一本になり、その代わりに生まれた余白でクリアで繊細で、時に力強いアンサンブルが作り出されており、各楽器の音の広がりが増したものになっています。Dischordのポストハードコアの部分は残しながらもより多様なアイデアとアプローチがリズムでもフレーズでも曲構成でも随所に光っており今尚驚かされます。ダンサブルで実験的、ポストパンク、R&B、シカゴ音響派などを飲み込んだように思わせる、Dischordの中でも異質なサウンド。それはリズミカルという方向に振り切ったfugaziの別の未来であったようにも感じさせられます。
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UTOPIE / SECOND FIGURE (LP)
¥2,300
SOLD OUT
フランス・リールの3ピースポストパンクバンドが2022年にリリースした1stアルバム。Dans Le Vide、Symphony Of Destructionをはじめとする5レーベルによる共同リリース。一聴するとまずその冷たいビートとダークな世界観に一気にフランス郊外のアンダーグラウンドに引き摺り込まれるようなコールドなパンク。ヒットチャート入りするようなハイプなポストパンクとは違う泥臭さと荒々しさ、リアルなパンク通過後のサウンドとしか表現できないような特有のRawな質感です。日々の生活から溢れ出る怒りの感情を曲の端々から感じるんですよね。冷たさと重々しい雰囲気は同じフランスのOi Boysなどにも通じるなと思います。Short Daysのメンバーが2人在籍ということでこの音楽性の割にメロディが妙にとっつきやすい謎が解けました。寒々としたフランスの都市のダークサイドを是非体感してほしいです。
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KRONSTADT / KRONSTADT (LP)
¥2,400
SOLD OUT
フランス・リールのパンクバンドが2018年にリリースした1stアルバム。フランスのパンク・ハードコアレーベルDESTRUCTURE RECORDSをはじめ4レーベルの共同リリース。Oi!/PUNKがベースにありながらキレッキレのギターワークによって形作られるネクトレベルのパンクミュージック。男くささ全開のいぶし銀ボーカルと影のあるメロディアスな楽曲は熱さと哀愁が染み込み、私たちに拳を握らせシンガロングさせる。サッドで沸々と燃えるたぎる感じはOi!/PUNKのバンドのみならずManifest Jukeboxといったヨーロッパのメロディックバンドも彷彿とします。Oi!/PUNKファンのみならずメロディックファンの心も十分過ぎるほど射程にとらえる内容。ここ10年単位のモダンなパンクサウンドの中でも突出した作品だと思います。
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BLEAKNESS / LIFE AT A STANDSTILL (LP)
¥2,500
フランスのパンクバンドが2022年にDESTRUCTURE RECORDSからリリースした3rdアルバム。スリーピースのバンドとは思えないような分厚く、圧倒的世界観を見せつけるサウンド。1曲目の短い不穏なピアノの音が全てを語るようなゴシックを思わせる暗いエネルギー。それを留まらせることなくドライブさせていく彼らの楽曲はダークで重厚な空気感でありながらもシリアスになりすぎない破壊力があります。ダークパンクやゴスなど彼らのサウンドの呼び方はいくつかありそうですが、閉塞感に満ちた現在の世界を表し、それを打ち破ってくれるようなパワーを感じることができる作品です。
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LITOVSK / DISPOSSESSED (LP)
¥2,500
SOLD OUT
フランス・ブレストのパンク/ポストパンクバンドが2018年にリリースした2ndアルバム。Abfall Records、Symphony Of Destruction、Et Mon Cul C'est Du Tofu?の共同リリース。メランコリックな空気漂うエモーショナルモダンパンク。冷え冷えとした音色をまとい空間を切り裂くギター、飾らないいぶし銀のボーカル、ストイックにリズムとビートを刻むベースとドラムがダークでクールな世界観の温度を一気に上げていく。バンドサウンドとして聴くと個々の演奏単体では有りえなかった熱が存在しているこのバンドアンサンブルの絶妙さこそが彼らの持ち味ではないでしょうか。前作同様Oi!/Punkを下地としたパンクサウンドですが、1stから比べて特にギターワークがポストパンクの影響が強くなっており、時にTHE CUREを彷彿とさせるキラキラとした多幸感溢れるメロディを聴かせてくれていて引き出しの奥深さとセンスに驚かせられます。このメロディアスでツボを完璧に押さえたギターだけでも何度もアルバム通してをリピートする価値があります。かつてイギリスをはじめとする80年代初頭のパンクバンドはこぞってポストパンク化しましたが、その荒々しいインテリジェンスとでも言うような「パンクを通過したポストパンク」から時代と場所を変えて生まれ落ちたサウンドが彼らであり、今作であると思います。
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LITOVSK / LITOVSK (LP)
¥2,400
SOLD OUT
フランス・ブレストのパンク/ポストパンクバンドが2016年にリリースした1stアルバム。フランスのSYMPHONY OF DESTRUCTION他2レーベルの共同リリース。コーラスの効いた冷たく刺すようなギターとタイトなビート。BLITZなどが2ndでポストパンク化したようにOi!/PUNKの血が流れるポストパンク/ニューウェイヴサウンドを更に現代的にパンクの土俵で再解釈したとも思えるスタイル。影のあるサッドなメロディですがルーツがOi!/PUNKなのでグッドメロディ。加えてギターの切れ味も文句なしです。ダークでクールな世界観から逆説的に浮かび上がる、皮膚の下で燃えるような熱さが詰まった作品。
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RIKI / HOT CITY (12")
¥2,000
LAを拠点とするシンセサイザー奏者、R. Ladyzhynskyによるシンセポップ・プロジェクト。2018年にSymphony of Destructionからリリースされた3曲入り1st EP。一音目のシンセサイザーのメロディから非日常な空間へ連れていかれる異次元の扉を開くサウンド。ポストパンクの冷たさはありつつもムーディでディスコを思わせるポップさもあります。ドライブ感とストイックさを感じさせるリズムは甘くロマンチックであり私たちを本能のままダンスさせてくれる魅力に溢れた内容。
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KRONSTADT / Quai de l’Ouest (LP)
¥2,400
SOLD OUT
フランス・リールのパンクバンドが2021年にリリースした2ndアルバム。フレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)、DESTRUCTURE 、LADA、SENSELESS ACTS OF ANGERによる共同リリース。Oi!/PUNKがベースにありながらキレッキレのギターワークによって形作られるネクトレベルのパンクミュージック。男くささ全開のいぶし銀ボーカルと影のあるメロディアスな楽曲は熱さと哀愁がもろに伝わり、私たちに拳を握らせシンガロングさせる。Oi!/PUNKファンのみならずメロディックファンの心も掴む内容です。同じフランスのLITOVSKを強くさせられる無骨でありながら涙腺を刺激させるドラマチックな全12曲。2021年にCHUBBY AND THE GANGやTHE CHISELのリリースに先んじてこの作品がリリースされていたこともめちゃくちゃヤバいと思います。
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PROSPEXX / A Quiet World (LP)
¥2,400
SOLD OUT
シンガポールのニューウェーブ/シンセポップユニットが2021年末にリリースした1stアルバム。フランスのパンクレーベルSYMPHONY OF DESTRUCTIONからリリース。ダンサブルなリズムとドラマチックなシンセサイザー、しなやかで力強い女性ボーカルは美しく幻想である。きらびやかな音色の間を突き刺すようなバスドラムのビートはチルの為じゃない、生きたダンスミュージックだと感じさせてくれます。
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OI BOYS / Self-Titled (LP)
¥2,300
SOLD OUT
フランス・メッツのポストパンク/ニューウェーブデュオが2021年にLes Disques De La Face Cachéeからリリースした1stアルバム。無機質なビート、冷たいギター、チープなシンセサイザーとロマンチックさとは対極の無骨なボーカル。Oi!/Punkが根底にあるポストパンク、シンセポップサウンド。しかし、Blitzの2ndなどともまた少し違う殺風景な冷たさが彼らにはあり、コールドウェーブ的な側面もあるサウンドだなと思います。パンク通過後の荒々しく尖った部分とミニマルなリズムから作り出される楽曲はダークで悲哀のようなものを感じる世界観。彼らの住むメッツというフランス地方都市の生活のリアルに表現しているのではないかと想像してしまいます。チープでシンプル、華やかさやドリーミーから遥か遠くの地下から生み出されたソリッドで生々しい作品です。
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Sweeping Promises / Hunger For A Way Out (LP)
¥3,400
SOLD OUT
ボストンのポストパンクバンドの2020年にFeel It Recordsよりリリースされた1stアルバム。60'sあたりのガレージパンクの雰囲気すら漂う、ザラついたローファイポストパンク。音が詰まったティピカルなポストパンクの対極にあるような音と音の隙間があるサウンド。神秘性がありつつもグッドメロディのボーカルとミニマルで印象的な楽曲はロウなサウンドでありながらも全曲飽きさせない、センスに裏うちされたキャッチャーさを感じます。既に8thプレス位までいっているとのことで今尚世界的に注目されている作品だと思います。
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