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filature / st (cassette)
¥1,200
SOLD OUT
フランス・トゥールーズのパンクバンドが2022年にリリースした5曲入りEP。リリースはDans Le Vide、Seitan's Hell Bike Punksより。かき鳴らされる冒頭のギターで間違いないと確信させらてしまう、ヨーロッパの燻んだ寒空とその下で沸々と燃えているようなサッドで熱いモダンパンク。刺すような単音ギターとマイナー調のコード、タイトなリズム隊、コテコテのOi! Punkというよりはポストパンクの影響が大きく窺える近年のブレスト周辺のバンドと共鳴するモダンなパンク。メンバーなどの詳細は不明ながらも、現行のこの手の音楽性のバンドの中ではこのEP一本で抜きんでたものを感じていて、とにかく曲が良いと思います。曲調としても早くもSyndrome 81影響下のバンドなのではと勘繰ってしまいます。現行フランスに注目している人は必ずチェックして下さい。
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nohz / DEMO (cassette)
¥1,200
SOLD OUT
フランス・トゥールーズのパンクバンドが2022年にリリースした全7曲のデモテープ。Dans Le Vide、Dirty Slap Records、Urticaria Recordsからのリリース。ダークなエネルギー渦巻くraw&primitiveなパンク。耳をツンザクようなレイジングなボーカルのパッション全開の速いパートからのダーティな踊れる展開が来るのはハードコアとして極上です。HOAXをはじめとするCONDITIONやKLONNSなどにも通じる怒りの爆発として正しい形のアンダーグラウンドミュージックだと思います。
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ANGRY SILENCE / Les Privés d'amour, les boit sans soif (cassette )
¥1,200
SOLD OUT
フランスのパンクバンドが2021年にリリースした1st EP。メロディアスで哀愁深い、だけどシリアスになりすぎないポップネスを持ったメロディックパンク。2020年にファーストショウを行ったばかりという、(おそらく)フランスの新星です。メロディックといって良いサウンドながらも彼らのTHE JAMなどにも通じる甘く柔らかなメロディと楽曲。聴きやすくありつつも聴くほどに彼らの味を噛み締めることが普遍的魅力を持った内容です。
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UTOPIE / SECOND FIGURE (LP)
¥2,300
SOLD OUT
フランス・リールの3ピースポストパンクバンドが2022年にリリースした1stアルバム。Dans Le Vide、Symphony Of Destructionをはじめとする5レーベルによる共同リリース。一聴するとまずその冷たいビートとダークな世界観に一気にフランス郊外のアンダーグラウンドに引き摺り込まれるようなコールドなパンク。ヒットチャート入りするようなハイプなポストパンクとは違う泥臭さと荒々しさ、リアルなパンク通過後のサウンドとしか表現できないような特有のRawな質感です。日々の生活から溢れ出る怒りの感情を曲の端々から感じるんですよね。冷たさと重々しい雰囲気は同じフランスのOi Boysなどにも通じるなと思います。Short Daysのメンバーが2人在籍ということでこの音楽性の割にメロディが妙にとっつきやすい謎が解けました。寒々としたフランスの都市のダークサイドを是非体感してほしいです。
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ANGRY SILENCE / Strange Times Call for Strange Measures (LP)
¥2,400
SOLD OUT
フランスのパンクバンドが2022年4月にリリースした1stアルバム。Les Disques De La Face Cachéeをはじめ9レーベルによる共同リリース。2020年にリリースしたEP収録の6曲に新曲を加えた全12曲。メロディアスで哀愁深い、だけどシリアスになりすぎないポップネスを持ったメロディックパンク。フランスにこんなバンドがいたのかとかなりの衝撃でした。熱くありながらもどこか甘いメロディと柔らかなサウンドに爽快感とエモーショナルな普遍性を抱かせられます。UKメロディックの延長線上にあるサウンドだなと推測していますが("Our Place Called Future"は完全にLeatherface影響下の曲ですし)、THE JAMなどのmodからフランスの現行ポストパンク影響下のOi/Punkなど何層にも重なった音楽性のレイヤーを感じます。一撃必殺の作品というよりは聴くごとにその深みをより堪能できるような、アルバムを通して何周しても飽きさせない内容になっていると思います。 また、このアルバムはメンバーの一人の父親に捧げられている作品でもあります。その父親(ミッシェル)は、ペルーに旅行した際、現地の障害者の現状に憤慨し、80年代、本国で車椅子を集めてペルーに運ぶという活動を始めました。今作のジャケットの表で後ろから見ているのがミッシェルであり、裏ジャケットは、ペルーに到着して車椅子の入ったコンテナを開けているところです。パンクとは問題や社会との関わり方であり、それを打破する知性と行動だとジャケだけで教えてくれているようです。
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Woodwork / Age Of Concrete (LP)
¥2,000
SOLD OUT
フランス・トゥールーズのハードコアバンドが2021年にStonehenge Recordsよりリリースした2ndアルバム。不穏さとズンズンと刻むヘヴィなリフの重さをそのままに怒りを叩きつけてくるような90'sのニュースクールハードコアやメタリックハードコアの息吹を強く感じるサウンド。若干スタイリッシュになってはいますが現代版のCHOKEHOLDあたりのバンドを思考しているように思えます。メタリックでヘヴィな部分が目立ちますが"First Breath"などの曲の後半にさりげにあるエモーショナルパートがあり、よりドラマチックさを際立たせています。彼らの歌詞は政治や社会問題を扱っており、彼ら自身の言葉を借りれば、"人間、地球、動物の解放のための闘いを支持する "というものでやはり厳格にStonehengeリリースのバンドです。
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secteur pavé / Self-Titled (LP)
¥2,300
フランス・ブレストのパンクバンド2019年にリリースした1stアルバム。 No Glory Records、Dans le Vide、Entre Chien et Loup、Senseless Acts of Angerによる共同リリース。自転車競技の石畳区間から付けられたバンド名。熱くキャッチーであり無骨な哀愁がメロディの隙間から覗くパンクサウンド。Blitzなどの硬派な、そしてどこか洒落ているOi/Punkの流れを汲む、自然と声と拳を上げてしまう楽曲の数々。シンプルながらも切れ味鋭いギターと絶妙なところではいるマイナーなコード進行は一聴しただけでどれもセンス抜群です。個人的にですが特に“Travail bien fait"はジャンルの壁を超越した、ブリットポップに感じるようなアンセム感を感じています。ブレストのSyndrome 81やLitovskとメンバーも被っており両バンドとも共鳴する、ポストパンクを再構築した現行フランスのモダンOi!/Punkの流れをひしひしと感じます。本当にブレストとその辺りと関わりがあるバンドに外れはないです。
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chestnut road / LP2 (LP)
¥2,000
SOLD OUT
フランス・トゥールーズのメロディックバンドが2016年にリリースした2ndアルバム。Brassneck Records、Snuffy Smile、PopKid Recordsによる共同リリース。UKメロディックの湿ったサッドさとU.Sオルタエモの乾いた質感を共鳴させたサウンド。1stのUKメロディック直系と言えるサウンドから楽曲の構成やギターワークなどDAG NASTYや中期以降のJAWBOXなどのギターロックオルタナとしても捉えられるバンドの要素を強く感じるサウンドになっています。骨太でうねるギターと繊細なフレーズのコントラストがD.Cサウンド好きには堪らないはずですし、なんならHusker Duぽくすらもあるのかなという印象です。勿論broccoliやhooton 3 carよろしくなサッドなグッドメロディも健在でどの曲も泣きとオルタナの要素が非常に良いバランスでまとまっている作品に仕上がっています。
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Bitpart / Beyond What's Left (LP)
¥2,700
SOLD OUT
フランス・パリのメロディックバンドが2016年にリリースした2ndアルバム。U.SグッドメロディックレーベルRumbletowne Recordsとフランスのパンク・ハードコアレーベルDESTRUCTURE RECORDSよりリリース。 ザラついた荒々しさの中から生まれてくるグッドメロディがパワフルに響くメロディックパンク。前作までのメロディックとガレージ+ポップパンク的なサウンドからおそらく彼らが深く影響を受けているであろう80's〜90'sのハードコアやポストハードコアの要素が今作は大きくなっています。特に"Real And Close,Out Of Mind"などの曲は今作の後の3rdアルバムで見せるDischordライクなポストハードコアサウンドの片鱗が散りばめられています。スタイルの違うJulieとEricの2人が代わる代わるボーカルをとる男女混成のスタイルはキャッチーなフレッシュさから拳を握ってしまう熱さまで感じさせてくれる良いとこどり。MuffsからRVIVR、JAWBOX好きまで是非聴いて欲しい内容です。
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Bitpart / Where We Are (LP)
¥2,500
フランス・パリのメロディックバンドが2012年にリリースした1stアルバム。Corn Dog Records、Zone Onze Recordsをはじめ5レーベルによる共同リリース。 荒々しくも切ない男女混声ボーカルのラフメロディック。聴きやすさや分かりやすさに全振りしない、あくまでパンク、ハードコアを踏まえてのメロディックということを意識させられる音楽性。メロディの良さという意味だと2ndや3rdアルバム程は洗練されていませんが、今作にあるイナタさこそが他作品では無くなったピュアな魅力を持っていると思います。前身のバンドであるFat Beaverでオリンピアへのツアーを行っているようであり、その辺りからもRVIVRやRumbletowneリリースのバンドのようなオリンピアメロディックを志向していたのが伺えます。そして、それが完全に再現できていないという不完全さも今作の愛おしい魅力の一部分となっています。
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Bitpart & Ghost Trap (10")
¥2,500
SOLD OUT
フランス・パリのBitpartとアイルランドのGhost TrapによるメロディックスプリットEP。Corn Dog Records、Et Mon Cul C'est Du Tofu?をはじめ9レーベルによる共同リリース。 Bitpartはあくまでパンク、ハードコアを踏まえてのメロディックであり、荒々しくも切ない男女混成ボーカルスタイル。1stアルバムのRumbletowneのバンドのようなオリンピアメロディックを志向していた音楽性からノイジーで少しDischordのポストハードコアを意識させるような要素が増えてきています。楽曲や音のバランスも洗練されてきており、メロディの良さがより全面に出てきています。中でも"These Day"はUpsetやBlowoutのようなローカルメロディックの雰囲気全開かつキャッチーな楽曲でバンドの明確な進化が見える曲です。 Ghost Trapはサッドでダークなアルペジオから一気に燃えあがる哀愁メロディック。ボーカルのメロディも時折り入ってくるハードロック調のギターも熱苦しい熱気が伝わってきます。UKやヨーロッパのメロディックというよりはSAMIAM的なUSのサッドな泣きメロディックのフレーバー漂うサウンドとなっています。
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Joyride! & Bitpart / split (cassette)
¥1,700
サンフランシスコのJoyrideとパリのBitpartによるメロディックスプリット。Joyrideが8曲、Bitpartが1stアルバムの全9曲を収録したボリューミーな内容。リリースはCorn Dog Recordsから。 Joyrideはラフでキャッチーなメロディック。パンクのビートとギターのジャカジャカ・ドタバタ感にキャッチーな甘酸っぱい素晴らしいメロディにガツンとやられます。FastbacksやParasolのようなパンクとインディロックが混ざったバンドのニュアンスを感じつつ、Peach Kelli Popなんかのギターポップの要素まである音楽性だと思います。 Bitpartは荒々しくも切ない男女混成ボーカルのラフメロディック。聴きやすさや分かりやすさに全振りしない、あくまでパンク、ハードコアを踏まえてのメロディックサウンドということを意識させられる音楽性。前身のバンドであるFat Beaverでオリンピアへのツアーを行っているようであり、RVIVRやRumbletowneリリースのバンドのようなオリンピアメロディックを志向していたのが伺えます。そして、それが完全に再現できていないという不完全さも今作の愛おしい魅力の一部分となっています。
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control & shipyards / split (7")
¥1,500
2022年末に東京のimakinn recordsがリリースする、エモーショナルハードコアバンドcontrolとベストサッドメロディックshipyardsによるsplit 7"。 controlは過去から現在へハードコアの瑞々しい輝きを繋ぐエモーショナルハードコア。疾走しながらも暴力性とは真逆で、シンプルかつ王道的展開からはアイデアとインテリジェンスが垣間見えるポジティブなエネルギーに満ちたハードコア。80's後半から90's前半のレボリューションサマー、というかEmbrace、Rites Of Spring、One Last Wish直系といえるピュアなエネルギー溢れる音楽性は当時からそのまま時代を超えてきたかのように眩しいです。細かい部分だとギターのコードやフレーズの組み立てが秀逸でレボリューションサマーインフルエンスのサウンドを志向しているバンドはDag Nastyに寄ったフレーズになりがちですがそれをしない・感じさせない渋さとスタイリッシュさが個人的に特にグッときた部分です。 shipyardsは2015年のSplit 12"以来の音源とのことですがキャッチーでサッドで熱くさせてくれて、びっくりする位ずっと良い。イントロや歌い出しのワンフレーズで彼らの音楽に引き戻されます。日本・海外の括りなんか超越した、ただひたすらに良い極上のメロディはずっと続いています。shipyardsはどのバンドっぽいというのをあまり感じない、強いて言えばスナッフィースマイル以降のジャパニーズメロディックサウンドを独自のスタイルで突き詰めたバンドという風にとらえていたのですが、今作を聴いてMiles Apartぽさがかなりあるなと思いました。ギターの絡みだったりサッドな雰囲気は 90'sのUKメロディックやヨーロッパのメロディックバンドの影響が作曲の根幹にあるんだなと。ボーカル、楽器、トータルでのメロディという表現が限界を超えた2曲を収録です。 今作のアートワークを手がけたのは、両バンドとも親交があり、名古屋のハードコアパンクバンド”MILK”のギタリスト/漫画家としても活動するINA。両バンドをイメージして描かれたアートワークは曲中にあるうまく言語化出来ない部分を捉えたような、懐かしさや暖かさ、悲しさが描かれているように思います。是非細部までチェックしてみてください。
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Regulator Watts / The Aesthetics Of No-Drag (LP)
¥3,200
SOLD OUT
D.Cのポストハードコアバンドが1997年にSlowdime、Dischordからリリースした1stアルバムのBCoreによるリイシュー盤。 1994年にHooverの解散後、メンバーはThe Crownhate RuinやThe Sortsとそれぞれ別のバンドを結成する中でAlex Dunhamが結成したのがRegulator Watts。不協和音とグルーヴィさが入り混じるインテリジェンスが爆発したポストハードコア。アルバム序盤はShellacを彷彿とさせる"Mercurochrome"などヘヴィかつグルーヴィなベースを軸としたポストハードコアサウンドを展開しつつ、アルバムが進む毎に徐々にポストロック的展開を増やしていきます。この辺りにもHoover一派のD.C〜シカゴ音響派の流れが出ているのかなと思います。アルバム中盤から後半に差し掛かった時に現れる"Eleven"は気怠げなエモーショナルが詰まった大名曲であり、不穏なギターと悲痛ささへ感じる枯れたボーカルが降り積もっていき、最後の寂寥感の解放といえるクライマックスはエモとして捉えてもたまらないものがあります。Alexは2000年代に入るとAbileneというポストロック・ポストハードコアバンドをやっているのですが、後半の音の隙間がある部分なんかはそこにも繋がっていく予感も漂わせています。
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The Crownhate Ruin / Until The Eagle Grins (LP)
¥3,200
SOLD OUT
Hoover解散後にJoe McRedmondとFred Erskineを中心として結成・活動したポストハードコアバンドがDISCHORDからリリースした唯一のアルバムをBCoreがリイシュー。Hooverが1994年USツアーの後に解散し、The Crownhate Ruinを結成。解散2ヶ月後には初ライブを行い、ツアーとレコーディングを開始、3枚の7インチとKARATEとのスプリットを発表。1996年に本アルバムをリリースし、その年の終わりに解散というポストハードコアバンドとして美しすぎる活動形態。 Hooverの不穏なグルーヴを引き継ぎつつよりダークでな世界観が際立つ音楽性へ。終始何かが起こりそうなビリビリの緊張感にやや退廃的な印象を感じさせる気怠いエモーショナルさが出ており、LINCOLNやIndian Summer辺りのポストハードコア+初期エモのバンドと同じ雰囲気が出ているのかなと思います。In On The Kill Takerの時のFugaziに戻ったような曲やHot Snakes彷彿のサンディエゴポストハードコア感のある曲などにハッとさせられつつ、これがJune of 44までつながっていくというのはやはりめちゃくちゃ面白いです。Hooverを基点とするDISCHORD〜シカゴ音響派のファミリーツリーの中では図らずもエモに接近したサウンドとなっております。
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Aina / Bipartite (LP)
¥2,900
スペイン・バルセロナのポストハードコアバンドが2001年にJ.Robbinsプロデュースの下Inner Ear studiosで録音された3rdアルバム。2021年にBCoreがリプレス。JAWBOXの燃えるようなポストハードコア節とBluetipのようなカラッとしたドライビングギターに磨きをかけながらもメロディック的側面はややなりを潜め、オルタナティブロックやグランジに接近した、枯れているものにしか宿らないきらめきと力強さが全編にあるサウンド。一貫してAinaはギターのリフのセンスがDischordのバンドと比較しても飛び抜けて良いと思っているのですが、今作はよりリフにフォーカスを当てて曲が作られているように感じます。キャッチーでどこか土くさくもあるブルージーさが滲み出ていて、何よりギターの鳴りがいつ聴いても素晴らしいです。ボーカルのArturが後に結成するNueva Vulcansに繋がる布石のようにボーカルのメロディも柔らかくなっていてどこかSuperchunkなどのインディーギターロックからPixiesのオルタナティブロックを彷彿とするサウンドへ、これまでの音楽性を含みつつ見事に進化していったAinaとしての集大成的作品ではないでしょうか。
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The Sorts / Six Plus (LP)
¥3,000
SOLD OUT
1994年結成のD.Cのポストロックバンドが2002年にLuckyhorse Industriesよりリリースした4thアルバムをBCoreがリイシュー。滑らかなでサイケデリックな浮遊感にロマンチックを感じながらも、微かな不穏さが見え隠れする一筋縄ではいかないポストロック。ファンクやジャズ、フュージョンからダブまで多彩な音楽的影響が伺えるサウンドとなっています。リラックスしているようで張り詰めていて実験的、ハードコア畑とは違った音楽をミュージシャンシップを持って作り上げた、D.Cハードコア通過後の音楽をFugaziとは別ベクトルの形で提示したバンドの一つだと思います。Rain Like the Sound of Trainsやsevensのoshua LaRue、HooverのChristopher Farrall、The Crownhate RuinやAbilene、June of 44のFred Erskineというメンバーによって構成されていて、それらのバンドと同じくD.Cのハードコア・ポストハードコアの文脈からシカゴ音響派へと繋がるバンドです。サウンドとしてもLungfishとTortoiseあたりがドンピシャでフラッシュバックします。ハードコアやポストハードコアからは一聴すると離れた音楽性ですが、そこを通っていないと決して出せないなんとも言えない空気がしっかりと内包されています。奥深いアンサンブルが何層にも重なった、イマジネーション溢れる作品となっています。
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Nueva Vulcano / Principal Primera (LP)
¥3,100
Aina解散後にボーカル・ソングライターであったArtur Estradaが結成したオルタナティヴロック、ポストハードコアバンドが2004年にBCoreよりリリースした1stアルバム。2022年リイシュー盤です。シンプル故の味わい深さが沁み込んだ乾いた哀愁。カラッとしたディストーションギターと骨太に響くベース、爽快感を感じる抜けの良いドラムにArturの渋みのある声から作り出されるアンサンブルはAinaの時のレボリューションサマーの雰囲気は薄れ 、SebadohやSeamなどのハードコアやパンクを再構築していったU.Sの90'sオルタナティブロックに接近したものになっていると思います。ボーカルのメロディはサラッとしつつ、ここぞの時はギターのメロディでブーストさせてドラマチックに持っていくところなどはやはりその辺りが下地になっているのかなと。90'sのDeepElm周りのエモバンドが2000年代に入り、徐々にギターロック、インディーロックの要素が強くなっていったのと同じようにロックにその音楽性を回収されていきつつもそこにパンク・ハードコア・エモから燃え残った何かが確実にあり、そこを通らなかったバンドと明らかに一線を画す魅力を持っています。
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LOSS LEADER / SONGS ABOUT (LP)
¥2,800
SOLD OUT
スペイン・マドリードのエモ・ポストハードコアバンドが2020年にリリースした2ndアルバム。BCore、Strictly No Capital Lettersをはじめ7レーベルによる共同リリース。無駄な音を削ぎ落としたソリッドなエネルギーが燃えるエモ・ポストハードコアで、1stアルバムでは内省的な枯れたエモ的な部分が前面に出ていましたが今作はパンクやハードコアがバックボーンとしてしっかりあることを感じさせてくれるパワフルさに満ちたサウンドとなっています。性急なリズムとブリブリに唸るベースにギターがかき鳴らされる様はOne Last Wishなどのレボリューションサマーの影響が色濃く出ており、同じスペインのUlises Limaの存在も大きそうです(1stの頃はUlises Limaのメンバーもいたみたいですね)。また1stアルバムから変わらず一貫している、スポークンワードチックなボーカルと淡々としたアルペジオなどはThe Van PeltやKolya、arklessなどと近しいものがあり、音が詰まっていない、音と音の隙間にこそ想像力を掻き立てられます。そしてパワフルになろうとどこか頼りなさげなボーカルのメロディが最終的にエモへと帰結させてくれているというバランスがやはり絶妙な作品に仕上がっています。
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Daïtro & Raein / Split (12")
¥3,000
フランス・リヨンのDaitroとイタリアのRaeinが2004年に10"でリリースした激情ハードコアSplitを2022年にスペインのLa Agonía de Vivirが12"でリイシュー。両バンド3曲ずつ収録。伝説的と言っていい激情ハードコアバンドであるDaitroが作り出すのはギリギリまで張り詰めたような緊張感から枯れきったアルペジオに変わる不穏な寂寥感。個人的に彼らの音楽性が完成しきった思うアルバム"Y"よりも彼らの初期のアルバムにあるYageなどに通じるよりピュアな激情を体現していると思います。荒々しくジリジリと制圧していき、最後にはいい知れぬ悲しさが残るようなサウンド。不完全な部分が逆説的に完璧になっているのではないでしょうか。 こちらも00年代の激情シーンを代表するバンドの一つと言えるRaeinもDaitroと類似する音楽性ながらも尖ったスタイルを持った激情ハードコアを収録しています。焦燥感を覚える性急な展開とメランコリックなアルペジオのコントラスト。ユーロらしいメロディアスさを持ちながらクライマックスへと向かっていく楽曲はどれもドラマチックであり、自然とストーリー性を意識させられる気がします。激しさとメランコリックの中から浮き上がってくるメロディが儚くも美しいです。 ※自分の販売分は和訳はつきませんのでご注意ください
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Aina / st (LP)
¥2,900
スペイン・バルセロナのポストハードコアバンドが1999年にBCoreよりリリースした2ndアルバム。スペイン、ヨーロッパのポストハードコアを語る上で避けては通れないバンドであり、Deep Elemの名コンピであるEmo Diariesに収録されていたことで知る人も多いかと思います。ザラザラとした質感とカラッとした空気感を内包するサウンドは一聴するだけでもアメリカのポストハードコア、特にDischord周辺の影響が色濃く感じ取れます。基本的にミドルテンポのリズムに切れ味抜群のリフの数々、骨太のベースライン、難解なフレーズも時折挟み、緊張感をキープしつつもある種のキャッチーさを兼ね備えた楽曲は同時期に活動していたBluetipやRegulator Wattsなどのサウンドとの共通項を見出せます。加えるならJAWBOXにも通じるメロディックパンクを志向していたわけではないバンドが図らずもグッドメロディに到達してしまったことと同じように感じます。緊張、哀愁、爽快、ポストハードコアの魅力が余すところなく詰まった作品です。
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Ulises Lima & Shonen Bat / Split (LP)
¥2,200
SOLD OUT
スペイン・マドリードのUlises Limaとスペイン・マラガのShonen Batによるエモ・ポストハードコアスプリットLP。激しさと無機質さの間を揺れ動き、不穏にはならないギリギリの青漆さ、そしてその先に光が漏れてくるような印象を抱かせるポストハードコア。Revolution Summerを現代のユーロで別解釈したやや淡々とした、しかしその内側にマグマのような熱いエネルギーが感じられるUSにはない質感のサウンドだと思います。また、語り継がれるべきスパニッシュポストハードコアであるAinaの系譜でもあるのかなと想像させられます。Shonen Batは枯れる一歩手前のギターと飾らない淡々としたベース、軽快だがどこか冷たいドラムの上で繊細なボーカルがぽつりぽつりと呟くように歌う。決して沸点には到達しない圧倒的な内省さ。内に内に感情を押し込めて燻り燃えるようなエモ。淡々とした雰囲気はThe Van Peltあたりも彷彿とさせられたりQ AND NOT UあたりのDischordのバンドから色味を抜いてしまったようにも聴こえます。聴いているうちにいつの間にか悲しみが染み込んでくるような気がします。
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Ulises Lima / For All That Matters (LP)
¥2,400
SOLD OUT
スペイン・マドリードのエモ/ポストハードコアバンドが2015年にリリースした3rdアルバム。90‘sのエモともメロディックとも形容し難い90年代のあの空気感。一筋縄で行かない楽曲ではありますがその内側にマグマのような熱いエネルギーが流れるエモーショナルサウンドです。Revolution Summerの影響が強くうかがえる音楽性でメンバーが在籍するLoss Leaderをよりアグレッシヴにした印象も感じますが、個人的にはcar vs.driverやHellbenderといったジャンルが曖昧で新しいアイデアとエネルギーに溢れたバンド達と同じ匂いをまとっているなと思います。そしておそらくそれらのバンドと同様にオーバーグラウンドの対極で確実に後世に残り続ける力が宿った作品です。
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Half Foot Outside / New Ad Ideas (LP)
¥2,800
SOLD OUT
スペインのエモバンドが2001年にBCoreからリリースされた3rdアルバムの2021年リプレス盤。キャッチーな爽快感と拭えない湿っぽいサッドさが入り混じるエモサウンド。90年代後半のエモの影響が色濃く出ている今作ですが、ポストハードコアの様相が強かった前作までから楽曲やメロディラインが洗練されてより聴きやすくなった印象です。切ないメロディはThe Promise RingやBrandtson、暑苦しい疾走感があるところはStarmarketを感じたりしました。サウンド的にはあまり似ていませんがドイツのThree Minute Poetryのような90年代後半のアメリカをはじめとするエモのムーヴメントの影響がヨーロッパで表れた一つの形ではないでしょうか。今作はインディーロック的アプローチも見られるのですが、エモのインディーロック化とギターロック化という短命であることが多いエモやポストハードコアというジャンルにおいてこの流れは必然なのかなと思います。ただ、やはりメインストリームのバンドと比べるとパンチが2、3発足りない、欲しいものにどうしても手が届かない儚さが根底の部分でエモたらしめていますね。
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