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WELLSAID / LURKING (CD)
¥2,000
来日経験もある香港のエモ・ポストハードコアバンドが2022年にメンバーのレーベルであるAirehead Recordよりリリースした2ndアルバム。ひんやりとした質感とサッドなメロディを感情たっぷりにバーストさせる。サウンドとしてはトウィンクルに振りすぎないリフやアルペジオで構成されており、ポストロック、激情ハードコアとオルタナティブロックの影響もかなり受けていそうな塩梅。青さ全面推しでは決してなく、エモリヴァイバル文脈として捉えるとかなり渋いです。日本のオルタナティブロックとの親和性も高そうです。アルバムが進むごとにミッドウェストエモからゆっくりと音楽性のグラデーションが変化していき、中盤以降はDeSoto Recordsのバンドを彷彿とさせるポストハードコア・オルタナティブサウンドに。"Lights Out"実験性と緊張感、エモーショナルが詰め込まれた名曲です。Chinese FootballからThe Dismemberment Planまで共鳴する作品となっていると思います。
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FILMLETS / The Paths That Never Crossed Again (CD)
¥1,000
SOLD OUT
埼玉のエモバンドが2021年にリリースした2nd EP。メランコリックな美しいメロディが放出され、今尚私たちを離してくれないあの頃のエモへ連れて行かれる全5曲。90年代後半から2000年代前半のDeep Elmサウンド、“エモ日記”で言えばチャプター1からチャプター5にかけての質感を見事に現在に蘇らせているように感じます。1st EPと比べてメロディにより重きをおいている印象で、美麗なアルペジオ、重心を少し後ろに感じるギターのミュート、ジワジワとしたミドルテンポのリズム、伸びやかで艶のあるボーカルが強調されています。この手のエモで個人的にかなり大事な要素だと思っている、突き抜けすぎないキャッチーさ、オーバーグラウンド3歩手前に存在しているような美学があり、意図的にそれをやっているということに非常に痺れました。ギターロックからの引き算やどこか足りないという感覚が エモにとって重要だなと再確認させられます。CamberやBilly、The Appleseed Castなどといったバンドが想起させられる、やはりCRANK!ではなくDeep Elmなサウンドであり、これが今後どうなっていくのか非常に楽しみな作品となっています。
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BENTON FALLS / FIGHTING STARLIGHT (LP)
¥4,000
SOLD OUT
カリフォルニアのエモバンドが2001年にDeep ElmからCDでリリースしていた1stアルバムをThirty Something Recordsが2023年にレコードでリイシュー。2009年のCount Your Lucky Stars以来の2回目のリイシューとなります。 Deep Elmの名コンピ、エモ日記への収録やEthel MeserveのRyan Gerberがギタリストとして在籍していたということでも知る人は多いかと思います。不穏さと美しさが入り混じりつつ、独特のグルーヴが生み出す儚いエモーショナル。センスとしか言えないRyanのギターワークはサッドで幻想的で、彼らの楽曲の雰囲気を完全に決定づけていると感じさせます。また、特徴としてはエモというジャンルとしては珍しくもあるボーカルの高い歌唱力。個人的にBenton FallsかChamberlainのボーカルか位素晴らしいです。この力強く透明感のあるボーカルが他のエモバンドとまた一線を画しています。2000年以降のより美エモ的な要素が強くなっていくDeep Elmのバンドをはじめとするエモとそれまでの90'sエモの両方の要素を持っていて、その過渡期を象徴する内容になっているのではないでしょうか。Temporary Contemporary時のCross My Heartにも通じます。版権の問題かエモのリイシューもののジャケが完全に一新されるとあちゃーと思うことが個人的に多いのですが、このジャケはまだそんなに悪くないのではないでしょうか。間違いなくエモのヒストリーに名前を刻む一枚。
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POP UNKNOWN / IF ARSENIC FAILS, TRY ALGEBRA (LP)
¥3,500
1997年から2002年まで活動したテキサス・オースティンのエモバンドが1999年にDeep Elmからリリースしていた1stアルバムをドイツThirty Something Recordsがリイシュー。2022年リリース。物悲しさと美しさをあくまでキャッチーに消化したこれぞ90's Deep Elmなエモ。シンプルながらもサッドで艶やかさのあるアルペジオにジリジリと引き込まれ、クライマックスでドライブがかかる曲展開はドラマチックで神聖さすら感じさせられます。個人的に"Hanging on a Thread"はギターのフィードバックすら叙情的に響いて堪らないです。90'sのエモバンドの知名度としてはやや隠れ気味かもですが、楽曲の完成度もかなり高くテンション的にはオーバーグラウンドの2歩手前、Jimmy Eat Worldなどのバンドに続きえたクオリティだと思います。サウンドとしてはMineral、The Appleseed Castに近い印象で、同時代のこの辺りのバンドは全編を通してギターが全面に出ているのはエモとギターロックの親和性、というかハードコアやパンクサイドからのギターロックへの回答なんだと思わせてくれます。Mineral、Imbroco、Fourth Grade Nothingのメンバーが在籍していたというのもエモファンとしてはくすぐられるポイントとなっています。
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CAMBER / BEAUTIFUL CHARADE (LP)
¥3,700
SOLD OUT
ニューヨークのエモバンドが1997年にDeep ElmからCDでリリースしていた1stアルバムをドイツのThirty Something Recordsが2023年にレコードでリイシュー。やや重厚でダイナミズムを感じる楽曲に、胸を締めつけるという言葉がぴったりのボーカルのメロディが広がっていく。こうして作り出されるドラマチック性こそがエモだと再認識させてくれるお手本のようなサウンド。初っ端の"Hollowed-Out"から膝から崩れ落ちそうになるほどの衝撃です。Deep Elmの名コンピであるエモ日記の記念すべき第一弾に収録されていることで彼らのことを知っている人も多いかと思いますが、縦ノリのリズムとディストーションギター、ハードコアの影響を感じさせるピリピリした緊張感のある展開も見え隠れする音楽性はShiftやBy a ThreadなどのRevelationエモやFar Apartなんかにも近い印象です。勿論、ギターをかなり鳴かせつつ多彩なフレーズが散りばめられている部分とネチっこくも伸びやかなボーカルは"The Power of Failing"の時のMineralなどに通じていて、この時代のDeep Elmのバンドらしいなと思います。エモとしても、ポストハードコアからギターロックとしても聴ける極上の内容に仕上がっています。
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SUNDAY'S BEST / WHERE YOU ARE NOW (LP)
¥3,400
SOLD OUT
カリフォルニア・ロサンゼルスのエモバンドが1998年にCRANK!からCDでリリースしていた7曲入りEPをドイツThirty Something Recordsが2023年にレコードでリイシュー。流れ出る一つ一つのメロディがどこまでも甘く悲しいエモ。ゆったりとしたアルペジオが紡ぎ出すムーディでメランコリックな楽曲はエモというジャンルの中でも唯一無二なスタイルを作り上げていると思います。後にPolyvinylから出るアルバムはポップネスに振り切ったエモを聴かせてくれるのですが、この時期は良い意味で未完成でピッタリと詰まっていない余白の部分がエモの醍醐味に溢れたものになっています。CRANK!ということでChristie Front DriveとBoys Lifeのスプリットぽさもありつつも、そこはもう少しオーバーグラウンド寄りのサウンド。この優しいポップネスは彼らの絶対的な魅力であり、Death Cab For Cutieみたいな形になる未来もあったのかなと想像させるものが既に今作の根底に流れているのを感じる内容になっています。
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SUNDAY´S BEST / THE CALIFORNIAN (LP)
¥3,200
カリフォルニア・ロサンゼルスのエモバンドが2002年にPolyvinyl RecordよりCDでリリースしていた2ndアルバムをドイツThirty Something Recordsが2019年にレコードでリイシュー。成熟したエモのその先を垣間見せてくれるサウンド。1stアルバムで確立したポップでキャッチーなエモを更に洗練し、押し進めた内容になっています。派手な展開やフレーズは削ぎ落とし、やや落ち着きを見せつつもそこから溢れ出てくるメロディは彼らのポップセンスに裏打ちされた珠玉の数々。エモからよりインディーロックやギターポップに近づいたサウンドとなっており、より純粋に良いメロディが際立っているように感じます。オーバーグランド的サウンドへの接近は2000年代前半のエモバンドの全体の流れとしてあったように思えますが、その中でも群を抜いて垢抜けているというか洒落ているなと思います。この柔らかなムーディな雰囲気は唯一無二です。90'sのその後という意味でもThe Jealous SoundやLast Days of Aprilなどにも親和性を感じます。エモが元々の文脈から逸脱していく過程で産み落とされた名作と言えるのではないでしょうか。
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PRISONNIER DU TEMPS / COMME UN LION EN CAGE (LP)
¥3,000
SOLD OUT
Syndrome 81のベーシスト、Jacky Cardiouによるニューバンド。フランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)がその1stアルバムを2022年にリリース。パワフルなパンクロック、Oi!/Punkをベースとし、そこにメランコリックなメロディが絡むことにより熱い哀愁が滲み出すサウンドに仕上がっています。Syndrome 81のようにポストパンクの影響は大きくはなさそうで、骨太でパワフルでありながらもコテコテのOi!/Punkともまた違う質感です。Negative ApproachやBlitz、Wipersあたりのバンドが想起される泥臭いエネルギーとメロディアスさが融合した音楽性。"Sans espoir”は一瞬UKメロディックの世界に連れて行かれしまうようなめちゃくちゃキラーなメロディが入っていたりブレストの他のバンドと差別化しつつきちんと良いものを作り上げているなと感じます。現行フレンチパンクを追っているのであれば迷わず手に取って欲しい作品。
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CRAN / Natë (LP)
¥3,000
SOLD OUT
2020年のEPやParis On Oi!への参加で注目されていたフランス・パリのパンクバンドが2023年、満を持しての1stアルバムをリリース。EPやコンピと同じくフランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)より。伝統的なパンクやOi!をよりシリアスなメロディアスさで彩ったパンクであり、サッドかつキャッチーなフックを持った世界観を作り上げています。鋭くエッジの効いたギターと土台を支えながら奥行きのあるフレーズが飛び交うベース、突き刺すようなボーカルとシンプルにひたすらリズムを刻むドラムが作りだすビートはどこか寒々としていながらも、そこから始まる物語をドラマチックにイメージさせるよう響きます。時にダークに、時にパッション全開の彼らの楽曲はブレストのモダンパンクとはまた少し角度の違う泣きの燻銀と言えるサウンドになっています。
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TCHERNOBYL / FACE AU MUR (7")
¥1,500
フランス・パリのOi!/Punkバンドがリリースした2023年の2nd EP。フランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)より。クラシックな80'sのOi!/Punkスタイルのサウンドは屈強という言葉がピッタリで汗がスピーカーから飛んでくるように熱い、フレンチパンクの新世代。骨太な楽曲に独特のメランコリックなメロディを奏でるギターが合わさることにより彼ら独自のスタイルを作り上げており、全体として聴いた時のなんとも言えないサッドさが残るのが味わい深いです。タフなだけではないパンクスのBlood,Sweat and Tearがしっかり入っている1枚になっています。
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Fracture / Purgatoire (7")
¥1,500
フランス・パリのスリーピースパンクバンドの2023年の2nd EP。フランス・ナントのフレンチOi!レーベルUVPR(UNE VIE POUR RIEN)よりリリース。キレの良いギターと共に軽快にかっ飛ばしつつ、そのキャッチーさで全てを薙ぎ倒していくような痛快なパンクサウンド。例によらず伝統的なOi!/Punkの影響が大元の音楽性にありそうですがそれを軽々と彼らのスタイルに変換するフレッシュなエネルギーを感じます。R.A.Sのキャッチーでトラディショナルなスタイルと同じパリの現行パンクのRÉCIDIVEにも通じるような爽快感が溢れ出る全3曲。
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DAIEI SPRAY / Can't Truss It (7")
¥1,320
SOLD OUT
東京で長らく活動を続けるエモーショナルハードコアバンドが前作のアルバムをリリースしてから3年ぶりにリリースしたNew EP。リリースは前アルバムのリリースと同じ東京のDEBAUCH MOODから。タイトに沸々と燃えるようなエネルギーが凝縮されたエモーショナルなハードコア。より強靭でしなやかなパワフルさを手に入れたリズム隊とブライアンベイカーからボブ・モールドまでフラッシュバックする彩りある匠のギター、日本詩・英詞を独特に織り交ぜつつ熱く歌うボーカル。レボリューションサマー、ディスコードのバンド達がやっていたハードコアをエモーショナルな方向へと進化させるということに対する現代・彼らからの答えを表現しているように思えます。同時にPRAISEやREMISSION、SEGWEIなんかの10年代前後のリヴァイバルの流れもいまだにどこか感じるサウンドで全く古くならない音楽性だなと改めて思わされました。コーラスのクレジットにSEGWEIの方の名前もありぶち上がります。熱量は落とさずに円熟味もグッと増した到達点であり新境地と言える全4曲を収録です。
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I RECOVER / Until I Wake Again (LP)
¥3,500
SOLD OUT
ドイツ・ケルンにて元PUNCHのDanを中心に結成されたポストハードコアバンドが初の12インチの形態でリリースした7曲入りの音源。The Breathのメンバー運営によるHi Liberate Records、DAIEI SPRAYのメンバー運営のSakanade RecordsをはじめExtinction Burst、i.corrupt Recordsなど7レーベルによる共同リリースとなっています。ハードでアグレッシヴ、メロディアスでドラマチックな、紛れもなく80年代半ばからのレボリューションサマーの衝動とスタイルを持ったサウンド。One Last WishやEmbraceなども彷彿とさせる、レイジングな要素をボーカルも演奏もより叙情的に表現したエモーショナルなハードコアとなっています。その叙情性はある時はポジティヴなエネルギーを感じさせ、ある時は悲しくシリアスに響きます。また、ハードコア、エモ、メロディックを思わせる展開やフレーズが詰まった楽曲になっているので聴いていて1作品としての華やかさもあります。PRAISEやSEGWEIといったリヴァイバルバンドの遺伝子も感じ、当時のレボリューションサマーのムーヴメントのような爆発的なものではないですが、現代でなお力強く燃え続けるサウンドなんだなと思わされます。
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onsloow / st (LP)
¥2,500
SOLD OUT
ノルウェー・トロンハイムのインディロックバンドが2022年にリリースした1stアルバム。Friend Club Records、Annie Records、Slow Down Records、Rufen Publishingsによる共同リリース。90'sのオルタナティブロック、ギターポップ、パンク、エモをはじめとするノスタルジーの残像を全てを飲み込みながら20'sの現在フレッシュに鳴らされるパワーポップサウンド。キラキラとした眩しさが音から伝わってくるようなキャッチーなメロディは甘く、どこか切なく聴こえます。シンプルかつ骨太でパワフルな演奏はThe Bethsやweezerあたりの割とハイプなバンド達が想起させられると同時にモダンパワーポップ化したSargeだなとも思ったりしました。ちなみに今作のマスタリングはOrchidやAmpereのWill Killingsworthがやっているようです。とびきりのキャッチーさと儚さが入り混じる全8曲。
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DEATHRO / ときめき (7")
¥1,100
神奈川・県央ナンバーワンロックボーカリストDEATHROのNew Singleにして初の7"がROYAL SHADOWよりリリース。BOØWYや氷室京介をルーツとするようなジャパニーズスタイルのビートロックサウンドであり、タイトなリズムと歪みを抑えたギター、ノスタルジーを感じさせるキーボードが作り出す無駄な装飾なしのアンサンブルはどこか70'sパンクの雰囲気も漂います。ロマンチック&ナルシスティックなスタイルと、とびきりキャッチーなメロディで歌われるDEATHROの歌詞はシステムと支配への怒り、アンチシオニズム、そしてこれまで一貫して込められている愛するということについての言葉はどこまでもまっすぐ響きます。オールドスクールなアイドルの音源を思わせるジャケ写もDEATHROの美学と魅力が前面に出ていて7インチシングルという媒体として完璧。どうしようもなく漂う現在の閉塞感を打ち破ってくれるようなパワーをくれる作品。
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sik & mogro / Split (Flexi + ZINE)
¥2,200
2023年にBurn Myself Recordsよりリリースされたsikとmogro、タイプの違う静岡のスプリット。両バンド2曲ずつ収録のソノシート+ZINEという形態です。 sikは過去2作同様に地下で這い回るようなヘヴィさは健在ですが、今作はメロディが顕になってきたように思えますし、楽曲の組み立て方も歌を意識した作りになっていると思います。ストーナー色がこれまで強かったのですがかなりグランジ寄りになってきた印象でどこかスケールの大きさも垣間見えました。ハイプじゃないリアルな質感。 mogroは複雑かつ美麗な各楽器のフレーズが飛び交うインスドゥルメンタルサウンド。Topshelf系のポストロック影響下のエモを感じさせるフレーズは繊細かつ幻想的。キメや曲展開とかなり練られていることが伝わる楽曲であり、ギターにフュージョンを感じたりエモやマスロック以外のバックグラウンドの幅があるのも聴いていて飽きないです。 Burn Myself Magazine vol.2 ・Further Platonic 芹澤interviewレーベルの始まりと静岡のシーン ・Nobody Celebrates My Birthday札幌のシーンについて ・ミウラレオ機材紹介(Nobody Celebrates My Birthday) ・海外バンドの招致/リリースについてyOshi(killie,This Time We Will Not Promise And Forgive,envy,oto Records) ・地方vs東京について水谷暁人(3LA) ・LIVE TIME DRIVE 2005年6月12日(日) KLUB COUNTER ACTION 10周年記念ZEPP SAPPORO SPECIA‘L05 vol.1 by 颯爽 ・勝手にLive Report Keep and walk fest
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sik / #2 Burning (Flexi + ZINE)
¥2,000
静岡のヘヴィロックバンドがメンバーの立ち上げたBurn Myself Recordsより2022年にリリースした2nd EP。3曲入りソノシート+ZINEという形態です。前作に続く地を這うようなヘヴィロック。ストーナーを感じさせるダイナミックなリフから作り出されるヘヴィネスは健在ですが、楽曲全体として聴くと決して難解ではなくキャッチーな作りなんだと気付かされます。ストーナーやプログレからの激情やエモを経由してのロックへの接近、というような解釈を自分はしているのですが既存のどのバンドとも違う異質さを醸し出しています。リフの合間から漂う退廃的なエモーショナル具合はより強くなっており、Sunday Bloody Sundayなどが脳裏に思い浮かびました。ZINEはBurn Myself Recordsによる対談・インタビュー・ライブレポートなどを中心とした内容を収録。 https://burnmyselfrecords.bandcamp.com/album/2-burning?from=embed
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sik / #1 Revolting (Flexi + CD)
¥1,800
静岡のヘヴィロックバンドが2022年にリリースした初作品。1曲入りソノシート+3曲入りCDという形態です。リリースはメンバーが立ち上げたBurn Myself Recordsより。メランコリックなダークさ渦巻くサウンド。ヘヴィなリフと気だるげなストーナーをかなり意識させられる楽曲ですが、どこかエモにも通じるような淡さが漂います。Alice in Chainsあたりのヘヴィロック・グランジ群が脳裏によぎりますが、そことは明らかに違うある種のエモーショナルさがあって、メタルやプログレからのロックへ進む過程で激情ハードコアやエモを挟むことによってでしか手に入れられないものなのかなとも思います。 https://burnmyselfrecords.bandcamp.com/track/throw?from=embed
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litovsk & hinin / Split (7")
¥1,500
SOLD OUT
フランスのチュールのhininとブレストのlitovskがカヴァー含む2曲ずつを収録したスプリット。Dans le Vide、Donnez Moi Du Feuをはじめ7レーベルによる共同リリース。 litovskはポストパンクをかませた上でのモダンパンク。Oi!/Punkがバックグラウンドの渋く熱いパンクサウンド、そしてその先を聴かせてくれている内容。2ndアルバムで顕著になってきたJoy DivisionやThe Smithsといった音楽への歩み寄りはBlitzのSecond Empire Justiceをより堀り進めた音楽性と考えると必然だったように思えます。色彩豊かなキラキラとした、だけどメランコリックな雰囲気も端々に漂う楽曲と燻銀のボーカルの化学反応はバンドの次のステージへの進化を物語っています。80'sのフレンチパンクバンドBérurier Noirの"Baston"のカヴァーを収録。無骨な原曲を彼らの色たっぷりのエモーショナルな楽曲へと仕上げています。 hininもまたピュアなパンクが根底にありつつCureやJoy Divisionといったメランコリックなポストパンクを取り入れ昇華させたサウンド。疾走感たっぷりの楽曲でOi!/Punkルーツを感じさせるボーカルが作りだす質感はハイプなインディのバンドのそれとは一線を画します。カヴァー曲はThe Undertonesの"Reve adolescent(Teenage Kicks)"。フランス語で力強く、そして原曲に比べて遅いスピードでカヴァーされており、この曲の元々持つメロディの良さがより浮き彫りになったものとなっています。
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LITIGE / En eaux troubles (LP)
¥2,400
SOLD OUT
フランス・リオンのパンクバンドがDestructure Recordsより2020年にリリースした2ndアルバム。シンプルかつ芯を捉えるような間違いないメロディにより磨きがかかったサウンドとなっています。キャッチーな楽曲でありつつもコード進行や小手先一切なしのドラムなどあくまでバックグラウンドはピュアなパンクだと感じさせるパワフルさと緊張感。そのバランスはThe BombettesやMasshysteriなどのスウェディッシュパンクも想起させます。親しみやすい、等身大の人間が見えてくるような内容なんですが、その実かなり隙がない完成された作品に仕上がっていると思います。特にB面の始まりを告げる"Casual Tonight"のアンセム感はめちゃくちゃ最高です。
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LITIGE / Fuite en avant (LP)
¥2,400
SOLD OUT
フランス・リオンのパンクバンドがDestructure Recordsより2017年にリリースした1stアルバム。無駄な装飾品を一切排除したようなシンプルかつストレートなパンクサウンド。英語とフランス語で歌うボーカルはフレッシュでパワフル。洗練されきっていないイナたさを感じさせる演奏とメロディ、しかし時折とんでもない瞬間最大風速を出していて人間が演奏するというバンドの魅力が詰まったサウンドになっています。音楽性的にもキャッチーな質感はかなりありつつ、やっていることはしっかりパンクというのもカッコ良いです。2ndアルバムでよりキャッチーな方向に行くのですが今作はハードコアやってる時のDescendentsみたいなバランスを感じました。
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BETTER OFF DEAD / Taking Trains (LP)
¥2,000
フランス・アンジェのパンクロックバンドが2018年にDestructure Records、Donnez-Moi Du Feuよりリリースした1stアルバム。メランコリックなメロディでありつつもパワフルに、ジャキジャキ感と疾走感たっぷりに駆け抜ける。サウンド的には同じフランスのYouth Avoidersの圧倒的勢いを感じさせつつ、しっかりと歌い上げるボーカルにはアナーコパンクの要素も。アンジェの長年のパンクアクティヴィストをメンバーに含むこのバンドが歌うことは、宗教、男性的な行動、旅の必要性など様々なテーマを非常に個人的な角度から扱っています。現代のバンドでありながらサウンド・リリック共に普遍的なパンクのアルバムです。 https://betteroffdeadpunk.bandcamp.com/album/taking-trains
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SYNDROME 81 / PRISONS IMAGINAIRES (LP)
¥2,800
SOLD OUT
フランス・ブレストのパンクバンドが2022年6月にDESTRUCTURE RECORDS、SABOTAGE RECORDSからリリースした待望の1stアルバム。フランスのモダンパンクのオリジネイターかつ最先端。2010年代初頭から彼らが先陣をきって作り上げてきたとも言えるポストパンクを再解釈したモダンOi!/PUNK。その一つの到着点であると同時今作からさらに新たなスタート地点になるようなこの時代のパンクのマイルストーンとなる作品でしょう。メロディアスで哀愁漂う、UKメロディックなどにも通じるサッド感と無骨でありながらも声を上げずにはいられない熱いグッドメロディ。BLITZ"SECOND EMPIRE JUSTICE"の冷たさとCAMERA SILENSの汗が飛ぶ熱狂、そこにNegative Approachのハードコアの爆発力と攻撃性が加わり、彼らのダイナミックでドラマチックな唯一無二のサウンドを作り出しています。従来のパンクとは一線を画すほど彼らのサウンドは洗練されていてスタイリッシュ。そして、パンク、ポストパンク、パワーポップ、メロディック、ハードコア、似て非なるこれらの音楽の根源的な部分で類似する格好良さが今作には端々まで溢れていて、幅広い層の音楽ラヴァーを魅了する力を持った内容です。彼らが過去に作り出してきた楽曲は素晴らしく1枚のアルバムとしてそれを超えていくのは並大抵のことではないように思われましたが、彼らはそれを超えて現状考える限りでの最高の1枚を作り出したのではないでしょうか。
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SYNDROME 81 / prisons imaginaires inedits demos (LP)
¥2,800
SOLD OUT
1stアルバムのデモ、アウトテイク集。 フランス・ブレストのパンクバンドが2022年6月にDESTRUCTURE RECORDS、SABOTAGE RECORDSからリリースした待望の1stアルバム。フランスのモダンパンクのオリジネイターかつ最先端。2010年代初頭から彼らが先陣をきって作り上げてきたとも言えるポストパンクを再解釈したモダンOi!/PUNK。その一つの到着点であると同時今作からさらに新たなスタート地点になるようなこの時代のパンクのマイルストーンとなる作品でしょう。メロディアスで哀愁漂う、UKメロディックなどにも通じるサッド感と無骨でありながらも声を上げずにはいられない熱いグッドメロディ。BLITZ"SECOND EMPIRE JUSTICE"の冷たさとCAMERA SILENSの汗が飛ぶ熱狂、そこにNegative Approachのハードコアの爆発力と攻撃性が加わり、彼らのダイナミックでドラマチックな唯一無二のサウンドを作り出しています。従来のパンクとは一線を画すほど彼らのサウンドは洗練されていてスタイリッシュ。そして、パンク、ポストパンク、パワーポップ、メロディック、ハードコア、似て非なるこれらの音楽の根源的な部分で類似する格好良さが今作には端々まで溢れていて、幅広い層の音楽ラヴァーを魅了する力を持った内容です。彼らが過去に作り出してきた楽曲は素晴らしく1枚のアルバムとしてそれを超えていくのは並大抵のことではないように思われましたが、彼らはそれを超えて現状考える限りでの最高の1枚を作り出したのではないでしょうか。
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