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Native Nod / This Can't Exist (LP)
¥3,400
SOLD OUT
ニュージャージーのエモ・ポストハードコアバンドがGern Blandsten Recordsより1992年〜1995年の間にリリースした3枚の7"を収録した編集盤をNumero Groupが初のLPでリリース。ライナーノーツ、当時の写真やフライヤーなど掲載されたブックレット付き。ダークで実験的、時折一気に燃え上がるようなエモーショナルなサウンド。DischordやEbullitionのポストハードコアとはまた違ったアプローチを行っており、ダークな部分はIndian Summerなどのプロトタイプエモ・激情に近しい部分を感じます。また、ネチネチした部分はNew Ageのハードコアバンドからタフさを取り払ったような質感でエモーティヴハードコアにも通じるところも面白いところです。Native Nodは後にThe Van PeltをやるChris Leoがメンバーということでもフォーカスされますが、今作の楽曲の中にもThe Van Peltへと受け継がれたであろうクリーンな不穏さとでも言うような、独特のスタイルが既に随所散りばめられています。ハードコア、ポストハードコア、エモが地続きな時代が故に生まれ、各地に共鳴した、この時代のマイルストーン的作品となっています。
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INDIAN SUMMER / GIVING BIRTH TO THUNDER (LP)
¥3,400
SOLD OUT
2010年代に海外のエモ系ブログや掲示板で度々見かけた“リアルエモ“という言葉。リアルかフェイクかの論争は各々の見解に任せるとしてもIndian Summerは圧倒的にリアルなエモであることは間違いないように思えます。音を聴いた瞬間に崩れ落ちそうになる程の洗練されていない生々しいエネルギー、感情に訴えてくる怒りと悲しみに襲われます。そして、哀愁という言葉がチープに思えてくる程、渇き、枯れている。既存のハードコアからの脱却の過程で作り上げてしまった、ゆっくりとした展開からサッドなエネルギー溜め込んでいき暴力的なまでに放出する静と動のコントラストはそれまでにないものであり、エモのプロトタイプと言えます。初期衝動が故の限界値越えのエモーショナルに痺れあがります。1993年から1994年という僅かな活動期間を駆け抜け、数枚の7"やSplitをリリースした、活動形態すら美しい彼らの作品を網羅したディスコグラフィー。Numero Groupより。詳細なライナーノーツ、フライヤーを含む28ページのブックレット付き。この先も間違いなく必聴の一枚です。
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LINCOLN / Repair and Reward (LP)
¥3,400
SOLD OUT
1992年結成のウィスコンシン州モーガンタウンのポストハードコア/エモバンドのリリースした3枚の7インチに収録されていた7曲と未発表曲1曲を加えた全8曲の編集盤が2022年にTemporary Residence Limitedよりリリース。全曲J.Robbinsによるリマスタリングです。せまり寄ってくる不穏さと苛烈とも言えるエネルギーが飛散するハードコアでありエモ。ハードコアとエモの境界線が極めて曖昧であり、地続きであったIndian SummerやEmbassyなどのバンドと同じものを感じることができるリアルエモと呼ぶのに相応しいサウンドです。緊張と爆発を繰り返す楽曲に沸騰するような興奮を覚え、歌われる切なく生々しい叫びは胸をどうしようもなくうちます。レヴォリューションサマーから世界中に拡散されたエモーショナルの遺伝子が本流とは少し違った形で芽吹いたのが90年代前半、その一群の中でも歴史の隙間で消えない強さをどの曲にも感じることができます。またメロディや歌い回しは後々のYaphet Kottoや1000 Travels Of Jawaharlalなどへの橋渡しをしたようにも個人的に思っています。93年のHooverとのスプリットEPが有名かもしれませんが、一部マニアのカルト的な人気に終わるのは惜しすぎるバンドだと思うのでこの編集でより多くの人に聴かれるチャンスが訪れたのは個人的にも嬉しい限りです。
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The Hated / Best Piece of Shit (2LP)
¥4,000
SOLD OUT
メリーランド・アナポリスのハードコアバンドがリリースした音源・未発表曲をまとめた編集盤。1985年にテープでリリースされた1stアルバム"The Best Piece Of Shit Vol. 3"、No More We Cry EPにコンピ収録曲と未発表曲の14曲を加えてリマスタリングした全25曲2LP。GephardtとKen Shipleyによるバンドとシーンに関する長いエッセイと、バンドのアーカイブからの数十枚の写真も付属しています。Numero Groupによる再発・発掘プロジェクト全5回のうちの第1弾です。 アーリーエモやポストハードコアとしての印象が強い彼らですが今作に収録されている楽曲は80'sアメリカンハードコアの速い・軽い・キャッチーという要素を全面に出しながらも後のエモ・ポストハードコアとしての彼らの音楽性へと繋がる片鱗が散りばめられたサウンド。ちょっとタイプは違いますがバラエティの豊かさと奥深さという意味ではSCREAMが思い浮かびますが、とりあえずシンプルにめちゃくちゃカッコ良いです。初期のHusker Duのようなノイジーなギターから繰り出されるドラマチックなギターとレボリューションサマー前夜の知的なメロディラインのベース、軽快に歌うように叩くドラム、ボーカルは曲によってはかなりメロディックに近いアプローチをしていています。良いメロディを追求し、取り入れることでハードコアのエモーショナル性をより引き出そうとしたのは後のレボリューションサマーの流れに繋がってきますし、この時期のD.Cのバンドと比較しても抜群にメロディが良いです。奇しくも今作収録の1stアルバムとRites of Springの1stアルバムが同年に出ているのは運命的なものを感じます。
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Fiddlehead / Death Is Nothing To Us (LP)
¥3,700
Have Heart、Verse、Basement等の2000年代から2010年半ばまで活躍したハードコアバンド、エモバンドを中心としたメンバーにより結成された、ポストハードコア・インディーロックバンドの2023年リリースの3rdアルバム。Run For Cover Recordsより。百戦錬磨の5人のグルーヴから生み出される、“ハードコア通過後“としか形容できない独特のうねり。エネルギッシュでありつつ彼らの過ごしてきた時間も確かに感じさせる哀愁。革新的目新しさに溢れているサウンドではないはずなのに何故こんなに瑞々しく、またエモーショナルに響くのでしょうか。前作からの完全な延長線上でありつつ、より渋い方向へ向かった気がします。このバンドの心臓と言えるドラムShawnの入魂のスネアとフロアタムさばきに燃え上がり、深みのサッドギターに胸を締め付けられ、ボーカルPatの無骨ながらもメロディアスに歌い上げるパートに涙腺を刺激されます。Dischordのバンドを想起させるようなサウンドではありますが、Fiddleheadは根底にあるセンスがモダンなバンドで、現行のインディロックとも親和性が高いです。なのでRun For Coverからリリースしてきているのも凄く納得できます。もちろんハードコアへのリスペクトと愛は今なお深く、Angel Du$t、Trapped Under IceボーカルのJusticeを迎えた"True Hardcore(Ⅱ)"で、自分達のハードコアの意味と思いを歌っています。現代におけるエモとポストハードコアの形を追求する洗練された作品。
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Fiddlehead / Death Is Nothing To Us (CD)
¥2,200
※こちらは海外盤になります。 Have Heart、Verse、Basement等の2000年代から2010年半ばまで活躍したハードコアバンド、エモバンドを中心としたメンバーにより結成された、ポストハードコア・インディーロックバンドの2023年リリースの3rdアルバム。Run For Cover Recordsより。百戦錬磨の5人のグルーヴから生み出される、“ハードコア通過後“としか形容できない独特のうねり。エネルギッシュでありつつ彼らの過ごしてきた時間も確かに感じさせる哀愁。革新的目新しさに溢れているサウンドではないはずなのに何故こんなに瑞々しく、またエモーショナルに響くのでしょうか。前作からの完全な延長線上でありつつ、より渋い方向へ向かった気がします。このバンドの心臓と言えるドラムShawnの入魂のスネアとフロアタムさばきに燃え上がり、深みのサッドギターに胸を締め付けられ、ボーカルPatの無骨ながらもメロディアスに歌い上げるパートに涙腺を刺激されます。Dischordのバンドを想起させるようなサウンドではありますが、Fiddleheadは根底にあるセンスがモダンなバンドで、現行のインディロックとも親和性が高いです。なのでRun For Coverからリリースしてきているのも凄く納得できます。もちろんハードコアへのリスペクトと愛は今なお深く、Angel Du$t、Trapped Under IceボーカルのJusticeを迎えた"True Hardcore(Ⅱ)"で、自分達のハードコアの意味と思いを歌っています。現代におけるエモとポストハードコアの形を追求する洗練された作品。
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Militarie Gun / Life Under the Gun (LP)
¥4,000
SOLD OUT
Drug ChurchやRegional Justice Centerのメンバーにより結成されたLAのオルタナティヴバンドの2023年リリースの1stアルバム。リリースはLoma Vistaより。全体的に音数はシンプルになりつつも弱々しい印象は全く無い、洗練されたパワフルさと、何よりキャッチーさとポップネスが楽曲全面に出た、確実にこれまでから一つ先へ進化したサウンドとなっています。過去3作のEPで見せていた荒々しいポストハードコアからオルタナティヴ化していく流れを踏まえつつ、The Stone Rosesをどこか彷彿とするような清涼感のあるアプローチを上手く取り入れていたり、より奥深いバックグラウンドで磨き上げられています。ハードコアやパンクを通過してきたものにしか無い、なんとも言えないザラザラ感に刺激されつつ、やっていることは現行のUSメジャーのギターロック、オルタナティヴロック。これがめちゃくちゃ腑に落ちる塩梅で完成されています。これは個人的に現代においてのRival Schoolsなんじゃ無いかなと勝手に思っています。ハードコアを下地としながらもより多様でオーバーグラウンド化を恐れないアグレッシヴな姿勢は現行のTurnstyle、One Step Closerにも通じるところがあります。UKでいうとHigh Visがやっていることであり、このハードコアのオルタナ化の流れはめちゃくちゃ面白いと思います。現代のUSにおいてのエモの一つの形なのかも。
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Praise / All In a Dream (LP)
¥3,600
SOLD OUT
ボルチモアのメロディックハードコアバンドが2022年にリリースした3rdアルバム。 ハードコア通過後の音楽として個人的に頭に浮かぶのがGorilla BiscuitsのWalterが始めたRival Schools、前身が108のTexas is the Reason。2010年代に入ってからのそれは間違いなくPraiseだったように思えます。ハードコア、特にユースクルーの怒りやスポーティな熱さをメロディアスなサウンドに変換していて2016年リリースの2ndアルバム"Leave It All Behind"はハードコア通過後のサウンドとしては別格かつ完成系だと思います。もうやることはないと思っていた中での2022年まさかの新作でしたが期待を余裕で飛び越える傑作。強さや速さから解放されたような柔らかさと渋み、彩りに溢れたメロディは今こそがベストだと教えてくれているようです。特にギターのフレーズのアイデアと響き方は本当に究極的です。EmbraceやRites of Springの要素は多分に感じつつも80'sのD.Cのものとは違う、20年代最新にしてぶっちぎりのレボリューションサマー。ボーカルNortonが大きな影響を公言している7secondsにも通じるポジティブなエネルギーと優しさに満ち満ちたサウンドとリリック。ハードコアから感じとったことをあらためてどう表現するか、という彼らの回答が詰まった作品です。
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Orchid / ST (LP)
¥3,600
SOLD OUT
マサチューセッツ・アマーストの激情ハードコアバンドの2001年にEbullition Recordsよりリリースしていた彼らの3rdアルバムにしてラスト作のリイシュー盤。ゲートフォールドジャケ、カラー盤。カオスとエモーショナルの暴力と言えるような90年代の激情ハードコアを包括しつつも最先端のサウンド。圧倒的な勢いで目まぐるしく変わる曲展開と不意に涙腺を刺激してくるようなサッドすぎるギターのメロディ、マッチョさとは対極の凶暴で悲痛な叫びが作り出すダークな世界観。終始カオティックなようで計算された繊細さ、そこから作り出される狂気的な暴力性はエモバイオレンスと言う名がまさに相応しいと思います。mohinderやreversal of manをより多様なアプローチとアイデアで再構築したような、ラスト作にして完全に激情ハードコアのスタイルを物凄いレベルで確立した作品になっています。
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JAWBREAKER / BIVOUAC (LP)
¥3,400
1992年にリリースされていた2ndアルバムをBlackball Recordsがオリジナル盤リリースの20周年記念盤としてリリース。1992年に最初にリリースされたこのレコードは、John Goldenによって元のテープからリマスターされ、サンプリングレートの増加により、ボトムエンドとミッドレンジの一部がブーストされています。 全体を通して前作の1stアルバムで見せていたイーストベイポップパンクのキャッチーさはややなりを潜め、荒々しさとヘビーさを追求したJAWBREAKER流のグランジといえるサウンドをつくりあげています。とっつきにくい部分もありますが(逆にそこがクセになるのですが)、この作品がリリースされた年代のトレンドだったNirvanaやPearl Jamなどのグランジのバンドにも全く負けない重さとグルーヴは素直にかっこいいの一言です。もちろん要所要所でグッドメロディをエモーショナルに歌い上げるBLAKEの歌声は掛け値なしに素晴らしいですし、彼らの屈指の名曲"chesterfield king"も収録されています。パンク、グランジ、ポップスそれぞれどのジャンルでも通用するクオリティのサウンドになっていて、やはり彼らのソングライティング力は驚異的ですね。4枚目のアルバムDear Youへも繋がる彼らの転換機となる重要な作品です。
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JAWBREAKER / UNFUN (LP)
¥3,500
SOLD OUT
1990年にリリースされた彼らの1stアルバムの20周年記念盤。彼らの音楽的異形の始まりの一枚。この時期の彼らは原点ともいえるEast Bayに根ざしたパンク・メロディックサウンドです。荒々しい勢いはありつつもDear Youまで続くは歌ごころと普遍性はこの作品の根底にも一貫してあるのを感じます。激しくも軽快に表情豊かなAdamドラムとメロディアスで歌うようなChrisのベースライン、ノイジーで全てを包むBlakeのボーカル。彼らのキャラクター同様しっかりと音楽性としても各々のスタイルが出ているのは彼らの魅力であり今作はそれがかなり顕著だと思います(後期になればなるほどBlakeの色が強くなるので)。若さ溢れる瑞々しい魅力とそれだけでは到底片付けられないセンスが詰まった作品です。 ダウンロード版にはボーナストラックとして3曲入りの「Whack & Blamp; Blite」EPと「Busy」の7インチミックスが収録されています。このリイシューでは、オリジナルのアートワークを復元し、レコーディング時のバンド写真も追加収録しています。LPには、アルバム全曲とボーナス・トラックのMP3ダウンロードが無料で付いています。
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RESONANCE / 1st EP (CD)
¥500
SOLD OUT
突如現れた仙台の新星メロディックバンドによる初音源、3曲入りEP。Blew、International Jet Set、Lovemenといった在りし日のSnuffy Smileの幻影がフラッシュバックする、サッドで青さと熱さ全開のメロディックパンク。激しさや荒さの中にある切ないグッドメロディをギリギリで歌うこの感じ、20数年は時代を間違えてしまったようなサウンドを2023年の現在にこんなにフレッシュな感覚で聴けるとは思ってもいませんでした。色々とバックグラウンドを思わず考察したくなるような音楽性ですが、往年のSnuffy SmileのバンドにあったModの影響やモロなUKメロディックの影響はそんなに感じず、どこまで意識しているかは分かりませんが、演奏自体はジャパニーズメロディックに加えてJAWBREAKERやSAMIAMあたりのアメリカのイーストベイメロディックぽさが出てるんじゃないかなとも思いました。細々とバンドを挙げて書いてしまいましたが、曲がりくねりながらも結果的にストレートに感情に訴えかけてくる、ピュアなグッドメロディックなので是非聴いてみてください。
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CORIKY / st (LP)
¥2,600
Ian MacKaye (Minor Threat、Fugazi、The Evens)、 Amy Farina (The Warmers、The Evens)、Joe Lally (Fugazi、The Messthetics)というDischordの歴史そのものと言えるような3人が結成したD.Cのポストハードコアバンドの2020年にリリースした1stアルバム。Joe Lallyのベースが作り出す柔らかな不穏さとでも言うような薄くゆらゆらと漂う緊張感、Ianが影響を公言しているJimi HendrixやTed Nugentといったアーティストのネットリと張り付くようなブルースの質感、後期fugaziにあったようなムーディな不協和音、時折現れるThe Evensのような耳馴染みの良いメロディと、全てが繋がってしまう唯一無二のサウンド。ハードコア、ポストハードコア、彼らの様々な「これまで」を経てきたから今だからこそ到達できたスタイルだと思います。音数が減り空いた空間から染み出してくる練り上げられた乾いたエネルギーは円熟味、哀愁という言葉がピッタリながらも未だアイデアは尽きない、驚きと新しい発見のある一枚。
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fugazi / In on the Kill Taker (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが1993年にDischordよりリリースした3rdアルバムの2009年Silver Sonyaによるリマスター盤。Ted NiceleyとDon Zientaraによるプロデュースのもと、Inner Ear Studiosにてレコーディングという磐石の布陣で製作された今作。全編に渡りどこか殺伐としていて、鋭く切り付けられるような攻撃性を覚える作品。それぞれの楽器の一音一音、歌われる言葉とメロディの一つ一つがあまりに生々しくエネルギーに満ち溢れ躍動しています。 アルバムの幕を開ける"Facet Squared"のビリビリに張り詰めた緊張感、そこから一気に“Public Witness Program”へ雪崩こみ燃え上がる爽快感、"Smallpox Champion"の狂った不穏さからの一気に視界が開けていく恍惚感、 "Sweet and Low"の乾いたムーディさ、ポストハードコアという言葉をはみだし、書き換えていくアイデアと実験性が1曲毎に詰め込まれています。ロラパルーザ、MTV、オルタナ・グランジブーム、広義のパンクという音楽が商業主義に飲み込まれていく90年代の中で提示された、リアルでオルタナティヴなパンクミュージックと言えるのではないでしょうか。
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Q AND NOT U / NO KILL NO BEEP BEEP (LP)
¥2,700
SOLD OUT
D.Cのポストハードコアバンドが2000年にDISCHORDよりリリースした1stアルバム。FUGAZIでもなし得なかった新たなサウンド、2000年代のディスコードの新たな一歩を踏み出した作品。FUGAZIの緊張感と先進性を持ちながらも、彼らは「踊れる」という部分を突き抜けさせた。ポストハードコアの枠組みの中で存在しながらもその中で変幻自在に変化し、目の覚めるようなリフの数々とリズムで新たな発見をくれる彼らの音楽性はThe Dismemberment PlanなどにはじまるDeSotoリリースの革新性の高いバンドとも共鳴していたように感じます。アメリカンハードコアがポストパンク、ハードロック、シカゴ音響などを飲み込んできた中でR&B的と言えるダンサブルさを明確に押し出した、ポストハードコアをネクストステージに持っていた内容。
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Q and Not U / Different Damage (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが2002年にDischordよりリリースした2ndアルバム。プロデューサーにIan MacKayeとDon Zientaraを迎えInner Ear Recordsにて制作された。前作よりMatthew Borlikの脱退からトリオ編成になった今作。ドラムJohn Davisの複雑かつ軽快なリズムを土台とし、シンプルで彩り豊かなメロディが絡み合うことで生まれた異質なポップネス。前作では2本のギターの重なりで作られるカタルシスがありましたが、今作はギターが一本になり、その代わりに生まれた余白でクリアで繊細で、時に力強いアンサンブルが作り出されており、各楽器の音の広がりが増したものになっています。Dischordのポストハードコアの部分は残しながらもより多様なアイデアとアプローチがリズムでもフレーズでも曲構成でも随所に光っており今尚驚かされます。ダンサブルで実験的、ポストパンク、R&B、シカゴ音響派などを飲み込んだように思わせる、Dischordの中でも異質なサウンド。それはリズミカルという方向に振り切ったfugaziの別の未来であったようにも感じさせられます。
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JAWBOX / For Your Own Special Sweetheart (LP)
¥2,700
D.Cのポストハードコアバンドが1994年にAtlantic Recordsよりリリースした3rdアルバムのDesotoとDischordによるリイシュー盤。ヒリヒリとした緊張感と実験性を内包し、圧倒的なダイナミズムでそれを放出したサウンド。J.ROBBINS節に磨きをかけつつDISCHORDの先を見据えた作品であり、 複雑さ、難解さを持ちながらも圧倒的に聴きやすいというロック、グランジ、ギターロック、エモと、どのジャンルへでもリーチできるように作り上げられた凄まじい作品となっています。ポップミュージックには決して収まらない音楽性でありつつも、アンダーグラウンドで構築してきたサウンドをこれまでにないスケールで表現している遊びとしてのメジャー。今作よりドラムを叩くZacharyのタイトでエネルギッシュなリズムとボトムを這うようなKimのベースが合わさり、抜けが良いクリアなサウンドでありながら、どこか湿り気のあるへばり付くような質感。その上で不穏にメロディアスに絡み合う2本のギターが作りだす巨大なウネリ、それががもたらす高揚感に酔いしれてしまいます。当時シングルでリリースされた"Savory"に収録されていたBig Boysのカヴァー“Sound On Sound“を含む3曲をボーナストラックとして収録しています。
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JAWBOX / Novelty (LP)
¥2,700
SOLD OUT
名匠J.Robbins率いるD.Cポストハードコアバンドが1992年にリリースした2ndアルバムを2014年にリイシュー。アメリカンハードコアを通過し、実験性とグルーヴ、ヒリつく緊張感と美しいメロディが爆発的なエモーショナルを生み出す。リリースから30年近くたった今聴き直しても全く色褪せないとがりまくったカッコ良さです。大枠としてのロックという音楽性で捉えた時に当時のメジャーシーンでも十分通用するクオリティであり、彼等はハードコアを通してロックを再構築したのかなとも思います。後進のバンドへの影響は計り知れない"ポストハードコア"の歴史に残り続ける作品。
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Faith / Subject to Change plus First Demo (LP)
¥2,500
D.Cのハードコアバンドが1983年にDischordよりリリースした8曲入りの2nd EPに1st Demoの11曲を加えた編集盤。1981年、Minor Threat、The Untouchablesなどが立て続けに活動を終えたD.Cの初めの休眠期間とも言える頃に、元The UntouchabelsのAlec MacKayeをボーカルに元The Untouchables、元S.O.Aのメンバーを中心に結成されました。 Ian MacKayeプロデュースで制作された2nd EPはDemoやVoidとのスプリットの時と比べ、セカンドギタリストとして元The UntouchablesのEddie Janneyが加わったことで、よりメロディアスな表現を獲得したものとなっています。パワフルな従来のハードコアのリズムとキャッチーなコード進行、ところどころに添えられる彩のあるメロディがこれまで以上にハードコアをエモーショナルに響かせるサウンドであり、Alecのボーカルはただ怒り叫ぶだけではなく叙情的かつ明瞭であり、私たちに突き刺さります。Faithの音楽はしばしば怒りに勝る。One Last WishやRites of Springへの布石となるレヴォリューションサマー前夜。VoidとのスプリットアルバムにおいてしばしばVoid側ばかりがフューチャーされますが、Faithはずっと最高であり続けていることを証明してるように思います。
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EMBRACE / st (LP)
¥2,800
イアンマッケイがMINOR THREAT解散後に始めたポストハードコアバンドが1987年にリリースした唯一のアルバム。 従来のアメリカンハードコアのスピードやパワーをエモーショナルという形に変換したサウンド。たった1年間の活動期間にも関わらず、 実験性と革新性に溢れた、まさに新しいハードコアの形を作り上げました。コード進行や感情を表現したフレーズ、イアンのMINOR THREATの時とはまた違ったボーカルはエネルギッシュさとどこか哀愁のようなものも感じます。 RITES OF SPRING、DAG NASTY等と共にレボリューションサマーをつくりあげていった宝石のような全14曲。
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DAG NASTY / Wig Out At Denkos (LP)
¥2,700
元MINOR THREATのブライアンベイカーを中心としたDCハードコアバンドによる1987年リリースの2ndアルバム。ボーカルは1stのDave SmalleyからPeter Cortnerへ交代。アメリカンハードコアをエモーショナルなものへと昇華させた彼ら。ハードロック影響下と思われるブライアンのギターはメロディアスでありどこか哀愁が滲む。ピーターのボーカルもエネルギッシュに歌いあげており、ギター・ボーカルともにメロディアスな部分とサッドな部分がより強調されています。後続のバンドへの影響も計り知れない、ハードコアのエネルギーとロックの色彩が絶妙に混じり合った作品。
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DAG NASTY / Can I Say (LP)
¥2,800
SOLD OUT
MINOR THREATのブライアンベイカーが結成したハードコアバンドが1986年にリリースした1stアルバム。プロデュースはイアンマッケイ。 アメリカンハードコアからD.Cのバンドがよりエモーショナルを追求していく中でMINOR THREATがSalada Daysで見せていたハードコアをよりエモーショナルに聴かせるアプローチの片鱗がこのバンドによって完全に花開いたように思えます。彼ら・ブライアンベイカーが持ち込んだのはハードロックの要素であり、多彩なアプローチのギターとボーカルDave(DYS、ALL)のメロディアスさは従来のハードコアになかった領域での感情表現を可能にしています。レボリューションサマーの流れを決定付けた作品であり、後続のディスコードサウンドから現代に続くメロディックの系譜まで与えた影響はあまりに大きいと言えます。
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Three / Dark Days Coming (CD)
¥1,800
SOLD OUT
元Gray Matterのメンバーと元Minor ThreatのJeff Nelsonにより結成されたパンクバンドが1989年、彼らの解散後にDischordよりリリースした1stアルバムであり唯一の音源。LP未収録のデモ・トラック10曲がボーナス収録された全20曲入りとなっています。ハードコア通過後のエモーショナルなハードコア、それをもっと極端にメロディアスな方向に推し進めた結果、レボリューションサマーを突き抜けてメロディックと言えるサウンドへ。歌ごころたっぷりのボーカルGeoff Turnerの歌はパンクの影響を感じさせる荒々しさとポジティブさに溢れていながらもどこか悲しく切ない。それが堪らなく私達の心を揺さぶる極上のメロディとなっています。楽曲のアレンジセンスも抜群でカントリーやブルースのニュアンスをいち早く取り込んでいるように思えます。永遠の名曲"Swann Street"をはじめ、このアルバムのトータルの最大瞬間風速でHusker Duをも凌駕してしまった偉大な一枚。
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nui / 本性,Dance Studio (7")
¥1,650
ミミレミミ、I WANT CITY、雨雪、ミワサチコトリオ、tepPohseenなどに参加するメンバーを擁する福岡アンダーグラウンドミュージックから湧き出てきた、福岡を拠点に活動するインストゥルメンタルバンドの初の7“。リリースは福岡のHAIBOKU RECORDSより。妖しくムーディでありながらもチルには決してならない不意打ちのように現れるわずかな不穏さ、パンク・ハードコアを通過したメンバーだからこそ作り出されるオルタナティヴなサウンド。今作はラッパーを客演に迎え、呂布カルマ、PRIMAL from MSCが参加。
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