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JOSHUA / NASCENT (LP)
¥4,300
SOLD OUT
ニューヨークのエモバンドの1996年にImmigrant Sun RecordsからCDでリリースされたデビューEPが、活動再開に際してリマスターされ初めてレコード化。本作「Nascent」は、1995年のデモ「Today We Flew Our Balloons」からの未発表曲と、1999年にDoghouse Recordsからリリースされたデビュー・アルバム「A Whole New Theory」からの2曲を再レコーディングした内容となっています。DLコード付き。メランコリックで繊細なメロディとハードコアからの影響を感じさせるダイナミックな展開とリフが結びついている90's Emo。徐々にインディ色が強くなっていった印象だったのですが、今作収録曲は時代的なものなのかかなりニュースクールハードコアの要素を感じるサウンドで、ヘヴィでネチネチした質感はShiftやBy a Threadなどといったバンドが思い浮かびます。伸びやかなボーカルは蒼さとサッドさ、キャッチーさを兼ね備えていて楽曲とのバランスは90'sという時期のエモの魅力を余すことなく出しているものとなっています。
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HAMMERED HULLS / CAREENING (LP)
¥3,300
昨年の素晴らしかったジャパンツアーの記憶も新しい、Faith、Make-Up、Ted Leo、Wild Flagなどなど書ききれないD.C、Dischordの歴史とも言えるメンバーにより結成されたポストハードコアバンドの2022年にリリースした1stアルバム。Ian MacKayeプロデュースの元、Inner Ear Studioでレコーディング・ミックスされ、Dischordよりリリースという鉄壁の布陣。年齢を重ねたからこそ出せるハードコアのエモーショナルな要素が凝縮されたような音楽性。10代の速さではないが、パワフルでアグレッシブな楽曲にボーカルがのった瞬間に一気に燃えたぎる熱量もパンパンに感じます。そして、同時にFUGAZIやHooverといったバンドの溜めて溜めてのヒリヒリ感もあり、めちゃくちゃ痺れる。ハードコア一辺倒の音楽性では決してなく、ポストハードコア、パンク、ガレージ、ポストロック、アートロックなどメンバーそれぞれのバックグランドや興味によって作られているように思えます。革新的な意欲とは違う、D.Cの音楽とそこから連なっていった音楽をあくまで自然に昇華している部分に懐古ではない瑞々しさがあって、だからこそ何度も聴いてしまう。速さとグルーヴ、緊張と弛緩、実験性と王道が全て詰まった名盤です。
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ONE LAST WISH / 1986 (LP)
¥3,300
SOLD OUT
レボリューションサマーの到達点にして原点。D.Cの若者達による蒼くきらめく永遠のマスターピース。RITES OF SPRINGとEMBRACEのメンバーによって1986年に半年間だけ活動したエモーショナルハードコアバンドが残した唯一の単独音源。プロデュースしたイアンマッケイとメンバーそれぞれが経験したバンドから蓄積されたハードコアをいかにエモーショナルに進化させるか、ということが完全に結実した内容です。メロディアスなギターとベース(ベースラインは"Loss Like a Seed"、"Shadow"など聴くと特に重要な役割を果たしていると思います)、多彩なドラム展開。DAGNASTYがハードロック要素を大きく取り入れたのに対して、彼らはポストパンクを始めより様々な音楽的バックグラウンドを持ってこのサウンドを作り上げているように思えます。メランコリックな「エモ」ではない熱いエモーショナルがほとばしる
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Short Days / st (LP)
¥3,000
SOLD OUT
フランス・リーズ出身のパンクバンドが2017年にリリースされた彼らの1stアルバムの3rdプレス。リリースはもちろん信頼のフレンチパンクレーベルDestructure Recordsより。翳りと怒りがタイトなビートによって発散されるパンクサウンド。ヨーロッパの影のあるメランコリックなメロディとパンクの持つ根源的なメロディの良さが存分に詰まっています。ジャキジキに疾走していく質感は同郷のYoth AvoidersやOi!/Punkからの色濃い影響とそこからの広がりはThe Observersなどを彷彿とさせられます。サッド&グッドなメロディはUKメロディックのバンドもフラッシュバック。今作はライプツィヒのRoy-de-Ratsスタジオでレコーディングされ、マスタリングはノース・ロンドンのBomb FactoryのDaniel Husaynが行っています。
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Shut Your Mouth & Forbear / Split (CT)
¥1,650
SOLD OUT
東京のハードコアバンドShut Your Mouthとインディ・シューゲイザーバンドForbearによるスプリットテープ。ルーツやシーンが近しいバンド同士によるジャンル異種格闘技戦スプリット。DLコード付き。 Shut Your Mouthはブルータルさとリズミカルなグルーヴが絶妙にミックスされた90'sスタイルのニュースクールハードコア。モッシーでダンサブルでさえある、練り込まれたリフが飛び交う。欲しいところに美味しい展開とリフが来てくれる、EarthmoverからChokeholdまで思い起こされるサウンド。いくらでも極悪になり得る楽曲ですが、アンガーだけどどこか爽快感漂うボーカルとのバランスも気持ち良い。 Forbearはそこはかとない無骨さとダイナミズムを感じさせるリズムと分厚くも冷ややかギターに男女混声のボーカルが淡く響くサウンド。ハードコアをルーツに持ちながら、そこからエモのエッセンスを取り入れつつオルタナティブロック/シューゲイザーへ帰着するのはRun For Coverのバンドなんかが10年代に作り上げていった質感と同じものを感じます。現行だとNarrow HeadやSunday Driveのバンドと同じように、ジャンルをシームレスに横断しつつ着実にアップデートし続けています。
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Two layers of paint / Willing to roll (LP)
¥3,300
北海道のギター&ドラム編成のパンクデュオの2024年リリース4thアルバム。DLコード付き。デュオ編成では初のリリースとなります。リリースはI HATE SMOKE RECORDSより。子気味良いリズムに渇いたギターが踊りまくるメロディックパンク。カントリー、フォーク、ブルース、ジャズ、何層にも重なった普遍的なルーツミュージックの蓄積から生み出される、名フレーズの数々と鮮やかにテンションを変えるコード進行。大枠でのパンクと呼ばれるジャンルではなかなか出会えない独創的な彩りに溢れていながら、F.Y.P由来のラフさとグッドメロディでそれを仕上げている、あくまでパンクのサウンド。Recess RecordsをはじめPlan It X Recordsなどからリリースしたバンドに通じるような、パンクに実験的な独創性とカントリー・フォークミュージックが深いところで混じり合っていて、パンクを真似てパンクをやっていないソングライティングの奥深さがうかがえます。Good Luckとかも個人的に彷彿としました。激しくキャッチーに歌われるメロディ、ドラムとギターのサウンドの質感に日本の湿度感とは違った渇きがあり、そこから醸し出される哀愁と暖かさが熱く沁み込んでくるアルバムトータルで素晴らしい全10曲。
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Two layers of paint / Duo 2023 (CD)
¥900
北海道のメロディックパンクデュオによる2023年リリース5曲入りデモ。デュオ編成として初の音源となります。
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Two layers of paint / Depression turns into pleasure (CD)
¥1,800
北海道のメロディックパンクバンドの2020年リリースの3rdアルバム。3ピース編成最後の音源となります。 https://tlopdxfxb.bandcamp.com/track/sunday-girl
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Short Days / Direction Nowhere (LP)
¥3,000
SOLD OUT
フランス・リールのパンクバンド2024年リリースの2ndアルバム。前作に続きフランスパンクのベストレーベルDestrcture Recordsより。前作より約7年ぶり待望2ndアルバムは無駄なものをいっさい排除し、ドライビングしていく楽曲は燃えたぎっている。メランコリックなメロディはヨーロッパのくすんだ雰囲気を感じさせ、サッドな怒りをドラマチックに昇華。Oi!/Punkからの影響を深く感じさせながらも、高速のビートやそこからのリズムチェンジ、コーラスワークどモダンなパンクとしての引き出しの奥深さを聴かせてくれています。サッドなアルペジオとそこからのクサ目の泣きのギターのコントラストも素晴らしい。昨今のフランスのSyndrome 81、litovskといったパンクをはじめUKやヨーロッパのメロディックパンクに琴線を震わせられる人にも是非聴いて欲しいサウンドです。アートワークはバンドのドラマーである素晴らしい仕上がりとなっている。ミックスとマスタリングも前作に続きDaniel Husaynが担当。
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SYNDROME 81 / Béton Nostalgie (LP)
¥3,000
SOLD OUT
フランス・ブレストのパンクバンドがリリースしたデモ、Litovskとのスプリット、UVPRコンピレーション・ソング、Desert Urbain、BMABシングル・シリーズ、Urban Savageスプリットなどの18曲を収録した編集盤。2017年リリーズされたもののリプレス盤となります。2010年代初頭から彼らが先陣をきって作り上げてきたとも言えるポストパンクを再解釈したモダンOi!/PUNKのスタイルが詰め込まれています。All Cats Are Greyによる素晴らしいドローイング付き。
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LITOVSK / st (12")
¥2,600
Symphony Of DestructionとDestructure Records2023年にフランス・ブレストのパンクバンドによる5曲入りEP。前作の2ndアルバムに続きポストパンクやOi!/Punkの要素をハイブリッドさせたフランススタイルのモダンパンクナンバー"Cerises et Grenades"から幕を開けつつ、曲順が進む毎に彼らの今作の進化が体感できます。冷やりとする緊張感が全体に漂っていた前作からどこか柔らかさや温度が感じられる音像へと変化。ポストパンクの先の音やネオアコ的なサウンドへ接近したものとなったサウンドはThe SmithsやThe Stone Rosesが脳裏に浮かぶ普遍的なものとなっており、これまであまりなかったミドルテンポでしっかりと美しいメロディが奏でられています。ブレスト周りをはじめとしたモダンパンクの哀愁&ドラマチックな現行のパンク、そしてその先の光景が垣間見えたような作品に仕上がっています。
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Mt.Oriander & Engagements / Post Marked Stamps #7 (CD)
¥1,100
活動を再開したSoul Ameria Recordsのスプリットシリーズの第7段。アメリカのMt.Orianderと札幌のEngagementsのスプリット。 Empire!Empier!のKeithのソロプロジェクトMt.Oriander。切なさがじっくりと染み込んでくるような、楽曲トータルの重なりが素晴らしいメロディを響かせています。粘り気のあるボーカルは青くも暖かく、エモやパンクに触れてきた人しか出せないどこか牧歌的なインディの質感がたしかにあります。2ndからの円熟したEmpire!Empier!であり、Maritrme、The Weakerthansのよう。エクストリームな方向へ加速してしまった現行からは距離をとったようなゆったりとした美しさがどこまで心地よく流れています。 Engagementsはメランコリックなメロディと硬いビート、オルタナティブなギターロックの要素が入り混じるサウンド。ヒヤリとする冷たさからジリジリとバーストしていく楽曲は日本のエモやポストハードコアからの影響を感じます。オーソドックスなエモを狙っているというよりも、オルタナティブな表現の一つとしてエモの要素があるという印象でバラエティに富むアプローチの楽曲が面白いです。
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TONE DEAF / st (7")
¥1,100
大阪のハードコアバンドの2020年リリース、4曲入り7"。軽く、速く、短く、キャッチー。軽快なコーラスワーク、ストップ&ゴー、愛に溢れた80'sアメリカンハードコアマナー全開のサウンド。メロディアスなコード進行とベースラインがつくりあげるエモーショナルさはSalad Days時のMinor ThreatやUniform Choiceといったバンドが脳裏に浮かぶ、へヴィさやマッチョさの対局にあるまっすぐなエネルギーが放出されています。ギターの開放弦やオクターブフレーズといった、端々にあるレボリューションサマーへのリスペクトをあくまでハードコアとして昇華。ストイックなまでの拘りが感じられる現代ではなかなか出会えないピュアなハードコア。 https://losertonedeaf.bandcamp.com/album/s-t-ep-td-004
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Arcadian Starship / No Feelings (7")
¥1,430
関西を拠点に活動するPunk/Power Popバンドの初となる3曲入り7"。リリースはアルバムから続きDEBAUCH MOOD。70's〜80'sPunk/Power Pop直系のキラキラとしたポップネスが眩しく響く極上のサウンド。ModernettesやThe Jam、The Whiffs、そして1曲目"No Feeling"に如実に表れているMega City Fourがどうしても思い浮かんでしまう甘くも切ないメロディライン。The Sleeping Aides And Razorbladesの白浜氏のソロプロジェクトとして始動したArcadian Starshipですが、アルバムのニューウェーブ・ポストパンク的なアプローチから、よりパンクやロックンロールの要素が強くなった印象。バンド編成での活動が詰まった今作は、メンバーそれぞれの音楽的バックグラウンドとプレイが生き生きとした躍動感をもたらしています。脱帽のソングライティングセンス含め、本当に聴いていて心地よく、高揚させられる極上のパワーポップだと思います。 https://debauchmood.bandcamp.com/album/arcadian-starship-no-feelings-7
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KLONNS / HEAVEN (LP)
¥3,300
NEW WAVE OF JAPANESE HARDCOREを標榜する東京のハードコアバンドの1stアルバム。東京のBLACK HOLEとシアトルのIRON LUNG RECORDSによる共同リリース。情念と怒りを叩きつけるボーカル、キラー過ぎるギターリフ、おどろおどろしくうねるベース、タイトなビートと暴力的にまでダンサブルなドラム。それらのアンサンブルが作りだす彼らのダークでカルトな世界観。ジャパニーズハードコアからの影響をビンビンに感じさせるレイジングなコード進行の疾走感に加えて、踊るということに特にフォーカスした楽曲は徹頭徹尾タフでありグルーヴィな要素に溢れています。原始的なダンスへの渇望を否が応でも呼び起こさるサウンドは10年代のRAW HARDCOREからRIVAL MOBなどのLOCKIN' OUT系、現行ならTHE FLEXも思い浮かぶ、ハードコアでありしっかりダンスミュージックです。パンク/ハードコアシーンだけでなく、テクノ、実験音楽、インダストリアル/ノイズ、ヒップホップなど、多様なシーンからのアーティストがゲスト参加しており、KLONNSのこれまでの活動が凝縮された内容となっています。
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FILMLETS / the right things (CD)
¥2,000
SOLD OUT
埼玉のエモバンドが2024年にリリースした1stアルバム。美しさと悲しさ入り混じる旋律により沸々とエモーショナルが込み上げてくるサウンド。過去にリリースしていたEP・シングルに連なる音楽性であり、今アルバムも全曲彼らのやりたいサウンドのコンセプトを明確に感じる内容です。エモ日記のチャプター5あたりにさらっと入っているオブスキュアなバンドでも違和感ないなという印象で90年代後半から00年代初頭のエモ、Deep Elmのバンドを強烈に感じさせてくれます。伸びやかでありつつやや淡々としたボーカルのメロディ、2本のギターのメランコリックなアルペジオ、ポストハードコアの残り香が漂うエモの縦ノリのリズムと後のノリの刻み、ここぞの時のバーストなどトータルのバンドアンサンブルでエモーショナルが表現されています。大袈裟なメロディや展開じゃなくてリフで泣かせにきているのがめちゃくちゃ渋い。演奏面に関しては特にBenton Fallsを、他には Cross My Heart辺りを彷彿とさせられました。分かりやすさやトレンドとは違う視点で、憧れと懐古へしっかり向き合って作られた作品だと思います。
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Iron Chic / Not Like This (LP)
¥3,600
ロングアイランドのメロディックパンクバンドが2010年にリリースした記念すべき1stアルバム。リリースはベースであるMike Brunoが運営するグッドDIYレーベルDead Broke Rekerdsからの10thプレス盤。10年代における東海岸系のメロディックパンクの方向性を確固たるものにしたまさにクラシックと言える作品。思わず拳をあげ大声で歌ってしまうようなシンガロング&エモーショナルなグッドメロディ。各楽器のアンサンブルはタイトで分厚く、切なくも熱量のあるボーカルはLattermanの遺伝子を確実に受け継ぎながらもその音楽性により深みを持たせています。パッション剥き出しというよりは一周した人たちの円熟味と哀愁系。元LattermanであるPhil Douglasの繊細で胸に染み込んでくるようなフレーズはエモの要素を感じさせつつもそれを暖かなサウンドとして表現しているさすがの技だなと思います。残念ながら今作リリース時には既に脱退していた同じく元 LattermanのBrian Crozier在籍時の曲"In One Ear"や"Timecop"も収録されています。アルバム全体のバランスとしても緩やかに、しっかりと起伏に富んだ間違いない内容となっています。
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Chilton / st (LP)
¥3,700
SOLD OUT
ニューヨークのパンクバンドが2024年にDead Broke Rekerdsよりリリースした2ndアルバム。数多くの作品に携わってきたJason Livermoreと共にブラスティング・ルームで録音。 前作はギターで参加していたBill Stevensonに代わりwretch like me でボーカルをしていたAbe Brennanが参加しています(Jason Livermoreのバンドでもあります)。暑苦しいハードロックの要素と複雑でストレンジなマスの要素を高い純度でキャッチーにまとめあげたポップパンク。I FARMのJosh Carothersを中心に結成されたバンドということで痛快なスケートパンクのノリも端々に見え隠れしつつ、研ぎ澄まされた演奏からプログレッシブなフレーズの数々は圧巻。どこがAメロでどこがサビでどう着地するのかグラグラと揺さぶられる曲展開だけど一貫してポップネスに溢れる楽曲にはDescendentsやAllをやはり感じさせてくれます。個人的には特に"Arcturning"、"Me in Motion"のメロディにはハッとさせられました。迷子になりそうでもここぞでグッドメロディでキメてくれる、決して飽きさせない内容となっています。
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Fifteen / The Choice of a New Generation (LP)
¥3,700
サンフランシスコ・バークレーのパンクバンドが1992年にLookout!よりリリースした2ndアルバムをDead Broke Rekerdsがリイシュー。数多くのマスタリングを行ってきたCarl Saffのによりオリジナルのオープンリールマスターテープから見事に修復&リマスタリング。Hugo Fitzgeraldによるアートワークの修復によりLucky Dogのオリジナルのコラージュ・アートを忠実にカラーで再現しています。Crimpshrine解散後に結成された彼ら。1曲目の一発で口づさめるようなベースラインとそれを十分に活かす立体的な展開の"Petroleum Distillation"からCrimpshrine由来のグッドメロディと疾走感全開の"The End of the Summer"への流れは何度聴いても色褪せない見事な流れだと思います。メロディがLookout!のバンドに共通するポップパンクのメロディの甘さがしっかりと出ていて、荒々しい中でも甘く切なく響きます。3~5分の長めの曲が割とあってアイディアが詰め込まれたもっさりとした質感も愛おしいです。名盤ひしめくイーストベイメロディックの中でも残り続ける作品の一つ。
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SPRAYNARD / Cut & Paste (LP)
¥3,000
SOLD OUT
ペンシルバニアのメロディックパンクバンドが2010年にRunner Up Recordsからリリースしていた1stアルバムをDead Broke RekerdsとSquare of Opposition Recordsがリイシュー。Dead Broke関連作品でもお馴染みCarl Saffによるリマスタリングが施されています。キャッチーなメロディの中にあるメランコリックな質感が胸を打つメロディックパンクサウンド。ミドルに張り付くような綺麗でタイトなベース、ハードでアグレッシブなドラム、見事なサウンドプロダクションから奏でられるエモーショナルなギター、情熱的で時に泣き叫ぶよう歌い上げるボーカルが作り出す3ピースのパワフルな魅力が溢れています。Lattemanの影響が色濃い楽曲だと思いますがよりシンプルかつキャッチーに仕上がっている印象です。どこかThe Promise Ringなどのキャッチーなエモの要素も感じさせてくれます。東海岸メロディックファンは必聴の1枚です。
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Circles / Still. (LP)
¥3,400
SOLD OUT
フランス・ナントのエモーティヴハードコアバンドがShield RecordingsとExtinction Burstよりリリースした1stアルバム。2017年から活動を始め、これまで3枚のEPをリリースしてきた彼らの満を持しての12曲入りフルアルバムとなります。メロディアスでディスコーダントなコード進行、Minor Threatを思い浮かべる爽快なかっ飛ばしパート、メロディアスさをより追求したエモーショナルなギター。Dag NastyやEmbraceなどといったバンドの影響下のサウンドであるのは明白ですが、ストップ&ゴーやブレイクパート、ギリギリ歌い上げないラインのボーカル("Lung"では最後にド級のメロディを歌いげてますが)はUniform Choiceぽかったりして、その辺り要素をモダンに昇華させたポストレボリューションサマーと言える質感に仕上がっています。近年で一番近いものを感じたバンドはPraise。速い曲も素晴らしいけどミドルテンポの“Waves”でのアンサンブルとポップネスははち切れんばかりに良かった。ハードコアなんだけどその枠でたくさんのアプローチがされていて、聴いていて熱くなると同時にこのアルバムのジャケットのような鮮やかなイメージがそのまま湧いてくるポジティヴなエネルギーに満ちた作品となっています。
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Circles / Coruscation (7")
¥1,500
SOLD OUT
フランス・ナントのエモーティヴハードコアバンドが2021年にリリースした2曲入りEP。レボリューションサマーの持っていたエモーショナルな要素をモダンな感性でより深いものにしていくようなサウンド。今作収録の2曲はミドルテンポでギターはメロディアスで印象的なフレーズの数々を奏でています。サッドさとポップネスが絶妙に入り混じる質感はOne Last Wish辺りのバンド、そしてSuperchunkをかなり意識しているんじゃないかなという楽曲です。懐かしさを感じさせつつ懐古一辺倒ではない自身のスタイルをつくりだしています。
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Celebration Summer / Patience In Presence (LP)
¥3,300
ワシントンD.Cのメロディックパンクバンドが2022年にリリースした1stアルバム。オランダのShield Recordingsからの入荷分となります。汗がスピーカー越しに飛んできそうな熱気、疾走する哀愁、思わず口ずさみたくなるグッドメロディの数々。あり日しのイーストベイからゲインズビルまでが蘇るようなメロディックマナーに忠実であり、愛を感じる楽曲はサッド過ぎずあくまでラフなキャッチーさで全編まとまった絶妙なバランス。10年代半ば位を境に急速に失速してしまった印象のU.Sのメロディックですが、久々にこんなクオリティでどストライクなバンド聴いたなと個人的にめちゃくちゃ嬉しいです。バンド名の由来はHusker Duの "Celebrated Summer "と、80年代のDCのムーヴメント "Revolution Summer "を組み合わせたものとのこと。熱苦しさとサッドなメロディはSamiamを彷彿とさせられますが、骨太なパンクロックをやっている曲なんかはHot Water Musicぽかったり。今作ラストに収録のTiltwheelのカバーしているのにも表れていますがラフメロディックのラフさをきちんとサウンドを以って体現しています。往年のメロディックファンも必ず唸らせる素晴らしいメロディックパンクだと思います。
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Celebration Summer / Against The Gun (12")
¥2,800
ワシントンD.Cのメロディックパンクバンドが2020年にオランダのShield RecordingsよりリリースしたデビューEP。4曲入り片面カッティング、もう片面は痺れるピクチャーが刷られています。しゃがれた哀愁ボーカルとジリジリと燃えていくような楽曲はメロディアスでラフで聴く私たちの感情を熱く高揚させます。2019年にベースのGreg Raelsonを中心に結成され、Husker Duの "Celebrated Summer "と、80年代のDCのムーヴメント "Revolution Summer"からバンド名を冠したというニヤニヤせずにはいられないエピソードがありつつ、サウンドとしては90年代初期から〜2000年代初期辺りのメロディックの質感が色濃いものとなっています。自身で影響を公言しているSamiam、LeatherfaceからGumollなどのメロディックのマスターピースをしっかりと彷彿とさせられるメロディックファン必聴の内容だと思います。
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